2022年3月29日火曜日

オリエンテーションガイダンスがスタート

 

28日(月)から令和4年度のオリエンテーションガイダンスが始まりました。3月いっぱいは、新2年生~新4年生に向けたものになっています。

実際の授業は4月11日(月)からスタートします。



 新入生向けのイベント 

詳しくは、大学ホームページの「新入生のみなさまへ」をご覧下さい。

新入生でブログを良くチェックしてくれている方は少ないかもしれませんが…一応、情報発信しておきます。

 

  • 1日(金) 学生総合ガイダンス(森口記念館)  まずコレですね。同じ日に「基礎学力テスト」なるものがありますが、皆さんの状況を把握し、授業のクラスを分けるために使われます。特に難しいものではないはずですので、ビクビクしなくて大丈夫です。

写真左端の建物が森口記念館で、2階から入れます
 

  • 4日(月) 入学式  体育館で実施。ライブ配信もあります。
  • 5日(火) 健康診断、パソコンガイダンス  大学では、各学生にメールアドレスが与えられます。「インキャンパス」という教育支援のシステム(お知らせが来たり、授業のファイルがアップされたりするもの)をずっと使うことにもなります。
  • 6日(水) 資格ガイダンス、教務ガイダンス、学科別ガイダンス  「教務」とは、授業関係の事務的なことを指します。学科別ガイダンスでは、簡単な教員紹介と学生の自己紹介をしてもらう予定です。
  • 7日(木) 学科別ガイダンス、教職課程ガイダンス、語学ガイダンス  新入生にとっての最初の難関は、やはり時間割作り。大変ですが、そこが大学の良いところでもあります。学科別ガイダンスでは先輩方が助っ人にやってきます!時間割のこと以外にも何でも相談してみて下さい。三角池調査班 も宣伝にやってくるようです。
  • 8日(金) 友達作りワーク  「フレッシュマンセミナーA」という科目でも、学科内で友達作りワークの企画があります。5月から6月にかけて実習も行われますので、そういったときにも仲良くなる機会はあると思います。
  • 11日(月)授業スタート!  1年生は月曜の1限に必修の基礎生物学があります(必修は取らないと卒業できないという意味)。


「社会に対する報恩奉仕」を教育の基本としています。

 

令和4年(2022)年度の新入生は生物科学科10期生で、「新」生物科学科としての1期生という区切りの良い学年となります。

ガイダンスで不安を解消して、良いスタートを切りましょう。困ったときは、周りの先生や事務の方に遠慮なく聞いてみて下さい。



【関連ブログ記事】


2022年3月24日木曜日

3年次プレゼン大会を実施 & 就職に向けてのエントリーシート作成(渡辺研)

 

2月の上旬に、渡辺研究室所属の3年生でプレゼン大会を実施しました。

渡辺研では、4年次での研究に向けて感染症の数理モデルの基礎を勉強してきました。 その内容を用いての、サイエンスコミュニケーション実践演習といったところです。

 

発表した学生の声

鈴木雅士さん(仙台向山高校出身)

難しい内容を中学生にでも理解できるような発表をするという目標を立て、パワーポイントは図やグラフを見やすく、台本は要点を押さえて簡潔に作成しました。

その結果、先生や先輩方にスライド資料が見やすい、プレゼン内容が分かりやすいなどの評価を頂くことができました。

この経験を、卒業研究発表や就職後の活動に生かしていきたいと思います。

 

 

 

それでは、今回は、プレゼン大会の内容とそのあとに続けて行っている就職に向けた取り組みについて少しだけ紹介します(渡辺)。 



 プレゼン大会 

プレゼン大会は、就職活動や社会人になってからのことも見据えて毎年行っているものです。来年の卒業研究発表の練習にもなっています(卒研発表と同じ場所、同じ発表時間で行い、A4一枚にまとめた要旨も同じ形式で作成)。

 

約1ヶ月間かけて、スライドの構成や話し方などを全員で検討しました。研究内容(特に数学)を専門外の人に分かってもらうのは簡単ではありませんので、

 「聞く人のことを第一に考える」

ということを常に意識してもらいました。これができれば、だいたいの発表はうまくいきます。

どんな人を想定して、何を伝えたいのか?聞く人の予備知識は?などを考えることが大切。ワガママにスライドに詰め込むと、せっかくの内容が伝わりませんね。一番うしろの席から見えるかチェックすることなどは当然でしょうか。

関連して、聞く人に「地図」を渡す工夫をしてもらいました。

道順を聞くとき、言葉だけでは分かりにくいものが地図を見れば一瞬で分かったりします。プレゼンも同じく、話の構成を理解してもらうことが大切です。目次やタイトルを工夫したり、「最初に、次に、最後に」などを使って話すのは有効です。

 

他にも、結論を先に言うことも大切ですね。結論は意識しないと後回しになりがちです。常にハッキリと言い切り、思い切って短い言葉を使うことを意識してもらいました。

細かいことを挙げればキリがありませんが、最初は特にキャッチーな内容にする、原稿を読まず話し方に抑揚を付ける、具体例を挙げて話す、などなど、試行錯誤しながら練習してもらいました。

 

 

プレゼン大会はやって終わりではなく、自己評価・相互評価もしてもらいました。

  • プレゼンの分かりやすさ
  • プレゼン内容のおもしろさ
  • スライドの評価
  • 要旨の評価
  • 総合評価

についてと、自由記述コメントです。 プレゼン大会には4年生も顔を出してもらい、コメントしてもらいました。

プレゼン力向上を目指して、全員がんばって取り組んでくれました。最後は3年生だけで集まって練習も行っていました。とても良い発表になっていたと思います!


 

 就職に向けて 

プレゼン大会が終わってからの2月、3月中は、就職活動を一緒に考えて行っています。

大学生だからそのくらいは自分で…という考え方もありますが、重い腰は上がりにくいもの。モチベの維持も兼ねて実施しています。

 

まずは汎用性の高い次の質問を全員で考えて、内容を吟味しました。

  • 学業、研究室などで取り組んだ内容
  • 自己PR
  • 学生時代に力をいれたこと(いわゆるガクチカ)

プレゼン大会の取り組みをうまく書いてみたり、自分の強み弱みをうまく企業と絡めて書いてみたり、試行錯誤しています。

 

次に、これらの推敲を重ねつつ、そのあとは各自がエントリーする企業について

  • 入社したらどんな仕事がしたいですか?企業選びの軸と、自身の強みを関連付けて教えて下さい。

という問いについて検討しました。面接での想定問答なども入れながら、試行錯誤しながらやっています。なかなか企業研究が大変ですが、教員側も学ぶことは多いです。

今後は、場馴れの意味も込めて、面接練習もやってみる予定です。


 

今回は渡辺研での活動紹介でしたが、卒業研究は研究室によって、やり方、考え方が大きく異なります(※ 他の研究室で同じことを行っている訳ではありません)。

別の機会に、他の研究室の個性的な取り組みが紹介できればと思います。

 

 

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2022年3月22日火曜日

コロナに負けず、めでたく卒業!


3月20日(日)、令和3年度の卒業式(学位記授与式)が行われました。皆さん、おめでとうございます!

合わせて、教員免許状、学芸員資格、食品衛生管理者・食品衛生監視員(任用資格)の証明書なども交付されました。

 

午前の部、午後の部で分かれて

ライブ配信も


式のあとは、学科ごとに分かれて集まります。

本学の教育に関するアンケートに協力してもらいました。今後に生かしていきます。

学科主任の宮嵜教授より、ひとりひとりに学位記が手渡されました。

学士(理学)の学位が授与されます。




退官される松谷教授には、花束と・・・

似てる!!



あちこちで記念撮影

看板の前で撮影する姿も見られました。

 

コロナ禍での授業、卒業研究、そして就職活動と、苦労はとても多かったと思います。卒業生、ご家族の皆さま、本当におめでとうございます。

式辞の中でもありましたが、いつでも大学にやって来て下さいね。

 

ご活躍を期待しています!


【関連リンク】



2022年3月18日金曜日

石巻専修大学研究紀要の第33号が発行されました


皆さん、地震は大丈夫でしたでしょうか。

大学の建物はかなり頑丈なようで、ブログ筆者の研究室では本が数冊落ちていた程度で、施設に問題はありませんでした。あの震災のときも、本棚は倒れておらず逆にびっくりしたことを思い出します。



さて、研究紀要は こちら(図書館のホームページ) で公開されています。


学生と教員との共同研究がもとになった論文もあります。学科教員関連の論文は以下の通りです。

 

  • シャーベット海水氷による採捕直後の冷やし込みがイカナゴの鮮度に及ぼす影響(角田出・高瀬清美・三浦雄介)
  • オゾンファインバブル処理によるマガキの生理活性および品質の向上(角田出・高瀬清美)
  • カラス類の行動の地域差―宮城県仙台市と石巻市の比較―(辻大和・花立磨美)
  • 食パン断面内の粘弾性分布(前田敏輝・渡邉真優子)
  • ケカビ亜門ヒゲカビの胞子発芽における温度感受性と活性酸素種(宮嵜厚・千葉千尋・星友莉恵・佐藤海名子)
  • 冷蔵貯蔵中の深海魚の鮮度変化(鈴木英勝)

 





 

卒業式情報

地震による影響もなく、20日(日)には卒業式(学位記授与式)が行われます。

詳しくはこちら(大学ホームページへ) 

 

YouTubeでライブ配信されます。

令和3年度 石巻専修大学 学位記授与式(午前の部:理工学部、人間学部、理工学研究科)

 

 

2022年3月16日水曜日

鈴木准教授がテレビに出演します。未利用魚の食べ方をお笑い芸人のカミナリに伝授?!


【深海魚紹介シリーズ】

卵巣に毒をもった深海魚、ナガツカ

長い柄(つか) に見えるからナガツカ。体は細長く、ウナギ体形で、粘液で覆われているため、掴むのにコツがいります(頭を持ちます)。

水深300メートルよりも浅い砂泥地、北海道全沿岸、北海道~千葉県銚子の太平洋沿岸、北海道~島根県隠岐の日本海側に生息。産卵期の冬から春にかけて浅場に入り、ソフトボール級の卵塊を生みます。

肉は白身で固く締まっており、かまぼこの原料の一部として利用されているほか、干物などに加工されています。


日本人は魚の卵(卵巣)をよく食べますが、このナガツカの卵巣には毒成分「ジノグネリン」が含まれています。卵巣(黄色っぽい色)を食べると、嘔吐・腹痛・下痢などの胃腸障害を起こします。卵巣にしか含まれていないので除去すれば身・皮の方は安心です。

 

仙台うみの杜水族館の深海魚コーナーでは、生きた状態で展示飼育されています(深海魚コーナーは本学の卒業生が担当しています)。

深海の「なぜ?」を考える研究室「深海ラボ」(仙台うみの杜水族館のホームページへ)


石巻の料亭、飛翔閣で未利用魚の試食会がありました。中華風にアレンジされたナガツカです。ウナギやアナゴに似た味でした。皮や身の化学成分分析の結果、コラーゲンがたくさん含まれていました(鈴木)。

 

 

 テレビ出演情報 

今週土曜日のお昼、khb東日本放送の番組に鈴木准教授が出演します。

3月19日(土)12:55~13:50

「カミナリが行く!宮城㊙グルメドライブ7」 

(khbのホームページへ)

放送の一部で、鈴木准教授が未利用魚(ナガツカの他に、カナガシラ、ケツブ)について、美味しい食べ方、食べるときの注意点、食文化等を紹介します。 ぜひご覧下さい!


【ニュース専修】3月28日追記

3月号 でテレビ出演について取り上げられています。


【深海魚紹介シリーズ】 #深海魚の紹介


2022年3月14日月曜日

3月27日(日)、春のオープンキャンパスを開催します

夏のオープンキャンパスのときの様子
 

3月27日(、対面でのオープンキャンパスが実施されます。

 

詳細やご予約はこちら 

(大学ホームページへ)

 

生物科学科ではコースのリニューアルについて詳しく説明します。リクエストに応じて、卒業研究ポスター、標本展示室、屋外水槽施設の見学ガイドも行う予定です。

この機会に、気になることは何でも自由にご質問下さい。

 

 【関連ブログ記事】

 

 

オープンキャンパス自体は、オーダーメイドで?自由にご覧いただけます。たとえば、次のようなスケジュールはいかがでしょうか。

  • 10:00から まるわかり説明会(30分)
  • 10:40から 学科の紹介(40分) その後、リクエストに応じて、卒業研究ポスターの閲覧 & 施設見学
  • 14:00までの合間に、他の気になる学科の模擬授業を聞いてみたり、キャンパスツアー個別相談などに参加

 

皆さまのご来場、お待ちしております!



 

 1年次の臨海実習 

 1年次には、海洋系動物系植物系の実習を実施します

 動画内タイトルの「生物科学実習I」は旧カリキュラムで、来年度からは「野外生物実習」という名称になります。実習科目のまとめ記事はこちら

 

 

 YouTubeピックアップ 

 

 過去の大学紹介テレビCMYouTubeへ

 

 タレントの渡辺花さんが出演

 

学生寮の紹介YouTubeへ

朝夕2食付きで65,000円 カフェも併設


【生活関連ブログ記事】

 

 

 図書館の紹介YouTubeへ

 

【図書館関連ブログ記事】

 


 

【過去のオープンキャンパスまとめ】 

第1回  第2回  第3回  第4回

夏のオープンキャンパスの様子を、写真や動画でお伝えしています。

 


 

2022年3月11日金曜日

「むこうのここには・・・」

この写真を見て、すぐに何か分かった方はいるでしょうか。

 

これは、本館正面入り口にある祈念モニュメントから覗いて撮った写真です。このモニュメントは彫刻家の久保健史さんによるもので

un nuage carré むこうのここには・・・

と言うそうです。un nuage carré はフランス語で「四角い雲」です。

 

当時、津波は大学までやって来ず、大学の施設は避難所・ボランティアセンター・自衛隊の宿営地など、震災拠点として活躍しました。震災関連イベントも数多く開催されてきました。

東日本大震災 石巻専修大学報告書(大学ホームページへ)

 

学生の明るい未来を見守っているようですね。

 


【関連リンク】

  • 命守れる児童育てたい(河北新報オンラインニュース) 3月3日の河北新報の一面に、人間学部4年の阿部さんが大きく取り上げられていました。震災のときの担任の先生の振る舞いから、教職を目指すように。教員採用試験に合格し、4月からは小学校の教壇に立ちます。

 

 

2022年3月8日火曜日

力作揃い!卒業研究ポスターが貼り出されました

大型プリンタで印刷中…
 

先日、コース別に卒業研究発表会が行われました(海洋生物動物植物)。

生物科学科では、この口頭発表とは別に、保護者の方や一般の方に向けた卒業研究ポスター発表会を行っています。昨年度に引き続き、対面での発表会は中止となりましたが、学生はポスターを制作。

できあがりをチェック!

研究室単位で、協力しての貼り出し作業

1号館の1階と3階の廊下に貼ってありますので、ぜひご覧になって下さい。

 


 

 

【関連ブログ記事】

過去の様子です
 


2022年3月7日月曜日

必見! 辻研究室に密着取材したテレビ番組がYouTubeにアップされました

 

辻研(動物生態学)がミヤギテレビに密着取材されました。

10月に『ミヤギ news every.』内の【情熱Labo】というコーナーで放送され、今回は、その番組が日テレのYouTubeチャンネルにアップされました。

 

研究室の学生2名のコメントや、なんと辻先生の赤ちゃんのときの秘蔵写真?も出てきます。皆さん、必見です!

 

動画が表示されていない場合はこちら

(YouTubeへ)




最近、辻先生は学生と一緒に金華山へ調査に出かけました。そのときの様子は近日ブログにて公開予定です。乞うご期待!
 
 
金華山での調査の様子をチラ見せ!



 
 
 
 
【関連ブログ記事】

 

 

2022年3月3日木曜日

おとなしいようで積極的、4年次の福沢さんへのインタビュー

 

生物科学科4年次の福沢さんへのインタビュー記事が、大学ホームページに載っています。ご覧になったでしょうか?事務の広報担当の方が丁寧に聞き取りを行って下さいました。

 

インタビュー記事はこちら


  • 入学したきっかけ(定時制高校からの入学)
  • 4年間で特に力を入れて頑張ったこと(授業、アルバイト)
  • 就職活動について(植物園などを経営し、幅広く植物を扱う企業へ)
  • 卒業研究について(ニホンジカの研究)

などなど、とても内容の濃いインタビュー記事となっています。

大学ホームページより
 

生物に関する様々な知識を吸収できたことはもちろん、4年間で積極性が身に付いた様子です。新卒採用の情報がない企業に自ら問い合わせをすることで、希望の生物関係の企業への内定に結びついたとのこと!

インタビュー記事には、指導教員の奈良先生からのメッセージもあります。


本学に入学して大きく成長したと感じる学生のひとりです。ぜひ読んでみて下さい。


 

【関連ブログ記事】 大学HP記事の紹介です。