2024年1月31日水曜日

1月の記事まとめ

石巻では珍しく雪が積もりました
(1月24日撮影)
 


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2024年1月24日水曜日

学びの集大成! 卒業研究発表会とポスター発表会が行われます

 

各研究室で取り組んできた研究成果を発表する「卒業研究発表会」および「卒業研究ポスター発表会」が2月に行われます。参加は自由です。

 

  卒業研究発表会

口頭発表と質疑応答(ひとり15分)。学内向けで、場所は5301教室です。

  • 2月5日(月) 動物コース
  •   6日(火) 海洋生物コース
  •   7日(水) 植物コース 

 

令和4年度から食環境学科と統合
4コース体制に生まれ変わりました

海洋生物・環境コース
動物・植物コース
微生物・生命分子コース
自然科学コース

 

昨年度の様子と発表タイトル

海洋生物コース 動物コース 植物コース

4年間の学びの集大成です



  卒業研究ポスター発表会

4年ぶりに対面での実施! ポスターを前に研究内容を説明します。

一般の方向けで、気軽に話を聞くことができます。使用後のポスターは学内に掲示。オープンキャンパスなどで活用されます。

  • 2月24日(土) 学生ホール(開会式・閉会式は5301)


研究成果を1枚のポスターにまとめて
一般の方にも分かりやすく説明

卒業生や保護者の方も参加(過去の様子)



  食環境学科

  • 2月 7日(水) 卒業研究発表会(2201)
    午前は海洋系・生命分子系 / 午後は化学系・物理系
  • 2月17日(土) 卒業研究ポスター発表会(学生ホール)

 




学生は積極的に参加しましょう!

3年生は、来年の自分のために卒研発表がどんなものか知る機会に、また、どんな研究をしたいかを考える機会になると思います。運営のお手伝いもあります。


 1、2年生にとっては、研究室選びの参考として、勉強へのモチベーションアップとして良い機会になると思います。2年生は授業として参加することになります(コース別の基礎演習)。

先輩方の研究内容とプレゼン方法について、良いところを吸収していって下さい。


2024年1月17日水曜日

水族館は何をするところか? 仙台うみの杜水族館の飼育員、大谷氏による講演

 

本学の卒業生である大谷氏による特別授業を実施しました。実際に水族館で活躍されている方の話を聞く貴重な機会となりました。

2年次の「海洋生物・環境基礎演習」という科目の一環ではありますが(12月13日)、他の学年の学生の参加は自由。水族館志望の学生が多く参加していました。


  • 「私的水族館学概論 ~飼育員が考える、水族館は何をするところか?」 
  • 大谷明範氏(仙台うみの杜水族館、飼育員)

 

水族館の役割や異常時における生物の飼育管理のお話から、「世界一美しいサメ」と呼ばれるヨシキリザメをはじめとした他の水族館にはない展示・企画などのお話まで、分かりやすく説明していただきました。

『仙台うみの杜水族館の「オオタニサン」は、ヨシキリザメの長期飼育、深海生物を食べて深海魚の謎を追い求める二刀流』とのこと(仙台うみの杜水族館公式Xより引用)。

ヨシキリザメ
仙台うみの杜水族館公式Xより
 

大谷氏は本学の卒業生。本学との関わりとして、深海魚研究や石巻における未利用魚・低利用魚の活用への取り組みなども紹介していただきました。

過去には、イルカやペンギンについての卒業研究で、水族館の施設を利用させていただいたりしています。

過去のコラボ例

 

そのほか、マンボウのエサやりや新種のアンコウの発見話など、盛りだくさんの内容でした。

最後に、水族館への就職を希望する学生への貴重なアドバイスも頂きました。実際の飼育員の方からのメッセージに、学生たちは思いを新たにしているようでした。


 



2年次の基礎演習は各コースで工夫を凝らして実施

コース別の基礎演習では、学生によるプレゼンテーション演習をメインに行っています。たとえば、自然科学コースでは模擬授業を実施。

海洋生物・環境コース独自の基礎演習では、興味のある生き物を題材にプレゼンの演習を行っています。学生相互に添削するなどの工夫も。

外部講師による講演のほか、統計処理(有意差の検定)など、今後研究を行う上で基礎となる内容を実践的に学んでいます。

ダイオウグソクムシ
大谷氏より貴重な標本をお借りしました
 


  水族館で活躍する卒業生の皆さん

ナマケモノと鈴木さん

オオサンショウウオと吉岡さん


各水族館のホームページ

仙台うみの杜水族館

加茂水族館


2024年1月10日水曜日

【日本分子生物学会】動物機能組織学研究室(奈良教授)の2名が発表

 

12月6、7、8日に神戸ポートアイランドで開催された第46回日本分子生物学会に参加しました。

今年度の公式発表はまだされていませんが、昨年度は一般発表演題2500以上、参加者数6000名以上でした。一般演題数は間違いなく昨年を上回る数で、生物学の中でも最大規模の学会です。


今回は、大学院生命科学専攻の相原友子さん(令和3年度 動物コース卒:現在の動物・植物コースに相当)と、研究アシスタントの今まりなさん(令和4年度 動物コース卒)の2名がポスター発表を行いました。

 

 

 

  相原友子 さん

Influense of Sika deer velet antler extracts on anti-tumor effects

石巻市の牡鹿半島で狩猟により採取されたニホンジカの幼角(ロクジョウという漢方の原料)を使った研究成果を発表しました。

ニホンジカの幼角から特殊な方法で成分を抽出すると抗腫瘍効果がある可能性を見出しました。


 

  今まりな さん

Dose-dependent effects of H2O2 treatment on ROS-adaptive response of C2C12 myoblasts

運動は体に良いですが、老化と関係する活性酸素種(Reactive Oxygen Species, ROS)も産生されてしまいます。

しかし、そのROSがむしろ抗酸化を抑制する分子の発現を誘導するということを細胞培養系のモデルで証明しました。




学会に参加しての感想

  相原友子 さん

初めての学会参加かつ初日に発表だったのでとても緊張しましたが、実際に発表をすると、1時間の発表時間もあっという間に過ぎ、色々な方が発表を聞いてくれました。

学会は怖いところというイメージがありましたが、皆親切に今後研究を行う上で参考になることを教えて頂きました。

私は派遣型の技術職・研究開発職に内定が決まっているので今回の経験を活かし、これからやっていきたいと思います。

奈良先生のご指導のおかげで無事発表することが出来ました。このような機会を与えてくださったことをこの場を借りて深く感謝申し上げます。


  今まりな さん

私のポスター発表は学会2日目だったので、初日は主に企業の展示ブースや他の方のポスター発表を聞き回りました。

学生、研究者などの発表を聞くうちに、自分も周りの方のようにスムーズにプレゼンテーションをできるか不安になり、発表当日は緊張感が増していました。

自分の研究内容を短時間でわかりやすく説明するのは難しかったですが、質問の対応もでき、研究の役に立つご意見を頂きました。

この学会に参加することで、様々な分野の研究や新しい実験方法を学んだだけでなく、他の研究者と意見交換する貴重な機会となりました。
 
 

 

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#動物機能組織学研究室 #動物・植物コース

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