2026年10月4日、石巻市の離島、金華山島で恒例の「シカの角切り行事」がありました。
動物生態学研究室(辻大和教授)では、2023年からこの行事のお手伝いをしています。今年は骨格標本愛好会、昆虫行動学研究室(藤原愛弓講師)、助手の成田さんを加えた混成メンバー11名で参加しました。
角切行事は、島の一角にある施設で行われます。イベントの前日に、施設にシカを収容しておきます。シカの角はオスにしかないので、メスは作業中にリリースします。
一部のシカを角切場に追い出し、勢子(せこ)が列を作って進路をコントロールします。逃げた先に捕り手が十字をもって待ち構え、角めがけて投げつけます。
コントロールに失敗すると、シカが逆走してくるので危ない!気を付けて。
シカの角にロープが引っ掛かったら、施設の中央にある大きな柱を使ってシカ引き寄せ、タイミングをみて捕り手がタックルしてシカを押し倒します。会場は大歓声です。
シカが倒れこんだら数名で体を押さえて固定し、神社の方が専用のノコギリで角を切ります。
角切が終わったシカは、施設の外に運んでリリースします。今年は全部で8頭の角を切りました。作業が終わって集合写真を撮りました。お誘いいただいた鹿友華角会のみなさん、黄金山神社のみなさん、ありがとうございました!
参加学生のコメント
これまでシカを遠い場所からでしか見てこなかったが、シカを抑える際に力強い生命力を感じた。勢子の方々も何年と活動しているが、それでも一頭捕まえるのにも骨が折れることを知った。シカと間近で対峙し、自然の力強さを身をもって体験できた、とても良い機会だった。
日本で2ヶ所でしかやられてない内の1つに、このように参加でき大変貴重な体験でした。鹿がすごい速度ですぐ隣を駆け抜けるため怖かったところもありましたが、角切行事中に自分にできる事はたくさんやれたのかなと思っております。鹿や哺乳類に興味がある人は間近で迫力のある鹿を体験できるため是非行ってみてほしいです。金華山には卒研の調査で何度も訪れたことがありますが、角切行事は今回初めて参加しました。いつも遠目に見ていたシカたちが、駆けたり跳ねたりする様子を間近で見ることができました。捕り手の方の中には、ロープを使わずに素手で角に掴みかかろうとする方もいて、まるで格闘技さながら!その迫力に圧倒され通しの1日でした。
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