2021年6月30日水曜日

6月の記事まとめ

 

 

【動画】生物科学科のCM風動画とポスターを作ってみました!

  

生物科学科紹介動画(1分20秒)

 

生物科学科ポスター


ブログ宣伝用のポスターも作ってみました(学内に掲示)


 

 

生物科学科は新たに4コース体制に生まれ変わります。
 
分子レベルでの生命のしくみ、生物と環境との関わり、環境の保全と生物資源の利用を学び、それを発信・教育する人材の輩出を目指します。
 
 
【旧】       【新体制】
 
入学定員 55名   入学定員 91名
教員   12名   教員   20名
 
海洋生物コース     海洋生物・環境コース 
動物コース       動物・植物コース 
植物コース       微生物・生命分子コース 
            自然科学コース  
 
※1年次からコースに所属(2年進級時にコース変更可)
 
各コースが学科のように独自性を持ちますが、柔軟に融合できるような教育を行っていきます。
 
 
 

2021年6月29日火曜日

オープンキャンパスの予約受付中です!

 

7月25日(に第2回オープンキャンパスが開催されます。

生物科学科では、コースリニューアルの説明研究室紹介を行います。

 


大学全体の企画としては、学生スタッフとの相談会(おしゃべり)や、大学寮も見学できるキャンパスツアーなどが用意されています。

皆さまのご来場を学生スタッフ・教員一同、お待ちしております。

 

予約受付はこちら(大学ホームページへ)

 




 「新」生物科学科の紹介 

新しい生物科学科での学び、新たに設置される4つのコースについて詳しく説明します。

生物科学科はコースをリニューアルし、分子レベルでの生命のしくみ、生物と環境との関わり、環境の保全と生物資源の利用を学び、それらを発信・教育する人材育成を目指す新たな学科に生まれ変わります。

  • 海洋生物・環境コース
  • 動物・植物コース
  • 微生物・生命分子コース
  • 自然科学コース 

学科説明会の様子

 

 

 生物科学科オープンラボ  7月25日(日)の内容

興味のある研究室を自由にご覧いただけます。 



ミズクラゲの生態をしらべる

海洋浮遊生物研究室

水槽のミズクラゲはいやし系、でも、海では時に厄介者。ミズクラゲの発生時期や規模を予測にはクラゲの生態研究が不可欠。実際に行っているフィールド調査や飼育実験の様子を、動画や顕微鏡観察を交えて紹介します。

            

魚の隠れた力にググッと接近!

魚類生理生態学研究室

魚は種々の能力を持っています。水上を駆ける、水の内外を同時にみる、姿を消す能力。病気に対する守備力もすごい。でも,環境の悪化は魚を病気にします。魚の隠れた力の探索と病気に打ち勝つ力を高める仕事をしています。

水中映像の世界

海洋生態学研究室

水中に生息する様々な生物を観察するために、以前は人が潜って見たり撮影していました。今は、水中カメラや、水中ビデオ、また水中ドローンが活躍します。

北上川に接続する学内遊水池をモデルとした養殖システム開発

水質環境生態工学研究室

石巻専修大学の北上川と繋がる「ワンド=学内遊水池」と、その中の生き物と生き物を支える自然システム、川とワンドで連続する交流/生産/増殖/浄化システムとも言えるような、学内にある「自然界のゼロエミッション型水域生産システム」の紹介です。さらに、それを生かす方向の学びから生まれそうな「次世代型の養殖システム」の概念を紹介します。

自然環境を守る仕事をしませんか?

沿岸環境生態工学研究室

東北の私立大学で唯一の海に潜って、自然の保全と再生を研究しています。キーワードは、海と川、海の森、絶滅危惧種の保護、自然環境の保全と再生、環境汚染です。三陸の豊かな海で、自然を守る仕事をしてみませんか?

身の回りに潜む海産寄生虫 

地域水産資源利用研究室

日本人は魚介類が大好きな民族です。しかし大半の魚介類には寄生虫が感染しています。 どんな動きをするか?どうやって感染したのか?食べても大丈夫か?検出・駆除方法は?不思議な生活などを紹介します。


植物系統分類学の世 

植物系統分類学研究室

植物系統分類学では、フィールドワークによる種の探索、標本の作製、解析試料の収集に始まり、実験室での形や組織の比較観察、遺伝子解析に至る一連の研究活動を行っています。ラボの最近の研究事例を紹介します。

 


野生動物の交通事故『ロードキル』について学ぼう 

動物生態学研究室

日本では毎年、多くの野生動物が交通事故で命を落としています。私たちの研究では、この問題を解決すべく、実態調査を進めています。今回のオープンラボでは、昨年度の調査で明らかになった、石巻市内の野生動物の交通事故の現状を、標本や写真を交えて解説します。この機会に、私たちが野生動物といかにつきあっていくべきか、考えてみませんか?

千変万化-えっ? これが同じ植物なの? 

植物発生遺伝学研究室

シロイヌナズナはモデル生物として世界中で研究材料として使われているアブラナ科植物です。同じ植物でもほんの少しだけ遺伝子や環境が変わるだけで、大きく形が変化するさまを実際に見てみましょう。

動物の組織、見せます!

動物機能組織学研究室

形あるところに機能あり!動物の組織標本の顕微鏡による観察を体験してもらいます。さらに培養細胞も準備しています。筋肉細胞と白血球の形の違いを実際に観てみませんか?


細胞性粘菌を見てみよう

分子発生学研究室

細胞性粘菌は、主に土壌中に生息する小さなアメーバですが、餌となる細菌が足りなくなると、アメーバ同士が集まって多細胞体となり、ひとつの個体として行動します。この生物を顕微鏡で見てみましょう。 

野菜からDNAを取り出そう 

ゲノム構造解析研究室

あなたはDNAを見たことがありますか? 今回の実験では、野菜であるブロッコリーのから細くて長いDNAを取り出してみましょう。

あなたの知らないかび”ヒゲカビ”を紹介します! 

菌類発生生態学研究室

私たちの身近には、目には見えない程小さな生き物—植物の花粉や微生物の胞子が存在します。これらは適する場所にたどり着くと発芽して成長を始めます。顕微鏡でしか見えないヒゲカビの胞子が発芽・成長した姿とは?研究への活用例も紹介します。



ソフトマターを科学する — 物理と生物のはざまで — 

ソフトマター物理学研究室

ソフトマターとはやわらかい物質のこと。生き物のカラダはまさに、ゲルやコロイドなどのソフトマターでできています。寒天、豆腐、スポンジなど身近なソフトマターを材料に、物理の視点から「やわらかさ」の謎と不思議を解説します。

化学の力でバイオエタノールを有効活用 

触媒化学研究室

バイオエタノールは石油に代わる資源として注目されていますが、その利用のためには解決が必要な課題があります。私たちは、化学の力を使ってバイオエタノールを役に立つ物質に変換するための研究を進めています。

「におい」の分子認識 

分子認識化学研究室

鼻にある嗅細胞の受容体は、多種多様な形や大きさをもつ分子を識別することができ、それが異なる「におい」として感知されます。香料のサンプルを嗅いで、分子のほんのわずかな違いを識別できる高精度な生体機能を体験してみて下さい。


教員採用試験(理科)に3名が現役合格!その秘密に迫ります

数理生物学研究室

昨年度の教員採用試験(理科)において、3名が現役合格を果たしました。学生と協力して行った自主ゼミの様子を紹介し、その秘密に迫ります。理科教育教材としての透明骨格標本や、大学の授業ノート・卒業論文なども展示します。




アジサイが見頃です

大学構内のアジサイが綺麗に咲いています。


写真奥に見えるのはサポートバス

北上・一関方面(岩手県)、築館・登米方面、古川方面から本学直通の学生専用バスが出ています。利用料金は100円~500円と格安になっています。




 

【関連ブログ記事】

 石巻専修大学は、実はあじさいの名所?!


骨格標本が完成しました!

6/28に、シカの全身骨格標本の組み立て作業を行いました。今日が作業の最終工程です。 

前回までに作成した前後肢を、パイプと針金で本体に取り付けます。


足の部分を補強するため、足先から出た針金を台座に固定します。ドリルで慎重に穴を開けます。歯で怪我しないように気をつけて…

やった、完成しました!!製作期間は約1カ月。
有志で協力して仕上げることができました。


今後、学生の実習・実験や広報イベントで活躍してもらおうと思っています。
大きな骨は、立っているだけで迫力がありますね。

こいつ…動くぞ!

さっそく第2号の骨格標本の制作に取りかかる学生たち。次回作はより大きなオスジカの成獣です。第1号は普通に立っているポーズでしたが、オスジカはもっとダイナミックなポーズにしようと画策中。



こんな作業に興味がある学生さんがいましたら、ぜひご参加ください。毎週月曜日の4限以降に1号館S4でやってます。

2021年6月27日日曜日

【フォトギャラリー&動画】オープンキャンパスへのご来場ありがとうございました!

 

6月27日(日)に、今年度初となる対面でのオープンキャンパスが行われました。生物科学科では、コースリニューアルについての学科説明会と、自由に参加できる研究室紹介を行いました。

 


以下、フォトギャラリーです(少しだけ動画もあります)。


 海 洋 生 物・環 境 

 

 ぴょこぴょこ動く様子はかわいいですね。ぜひ実際に見に来て下さい!

「ミズクラゲの生態をしらべる」

「自然環境を守る仕事をしませんか?」

学生実験では500匹のアニサキスが見れるそうです。

「身の回りに潜む海産寄生虫」

「水中映像の世界」

 

  動 物・植 物 

 

有志で作成しているシカの全身骨格標本(下顎が動きます!)

「野生動物の交通事故『ロードキル』について学ぼう」
 

「動物の組織、見せます!」

 

「植物系統分類学の世界」
 

「千変万化-えっ? これが同じ植物なの?」
 

 

 微 生 物・生 命 分 子 

 

「あなたの知らないかび”ヒゲカビ”を紹介します!」
 

「野菜からDNAを取り出そう」


  自 然 科 学 

 

「においの分子認識」

「化学の力でバイオエタノールを有効活用」


「ピカチュウの寿命?!~数理生物学入門~」 授業ノートや卒業論文の展示も行いました


透明骨格標本(理科教育教材)の展示 「生物科学科標本チーム」の紹介はこちら

 

 

 

在学生との相談コーナーでは、生物科学科の学生がスタッフとして参加していました

 

 

次回は7月25日(に行われます。皆さまのご来場をスタッフ・教員一同、お待ちしております。

予約受付はこちら(大学ホームページへ)




2021年6月26日土曜日

外来寄生植物ヤセウツボの襲来!

5月下旬、南門の近傍を見渡すと、ぐんと伸びた茶褐色の植物が目につきます。紫色の唇形花を着ける外来寄生植物のヤセウツボです。無葉緑でニョキニョキと生える様は異様な感じさえ与えます。マメ科やキク科に寄生することが知られていますが、ここでは主にアカツメクサに寄生しているように思わわれます。[ウィキペディアを参考](AM)

       


 

2021年6月25日金曜日

「現実の生態ピラミッドに入って触れ調べる」授業が大学ホームページで紹介されました

 

3年次の水質環境工学(高崎みつる教授)の時間で、学内の池を使った生態系の調査が行われました。座学だけではなく、フィールド調査も行う実践的な授業となっています。

その様子が大学ホームページで紹介されました。

 

紹介記事はこちら


 
胴長を着ての調査。楽しそうですね。 
 

写真左の水位調整池は北上川とつながっています。そのため、海水と淡水の性質を併せ持つ「ワンド」(湾処)と呼ばれる特殊な水域となっており、本学の貴重な研究資源です。

 

【大学ホームページ関連記事】 

 

 

2021年6月22日火曜日

卒業生が大学に遊びに来てくれました

 

遊びに来てくれたのは菅原大暉さん(令和2年度卒業)。

昨年度、現役で教員採用試験に合格し、卒業したばかりです。石巻市内の中学校で理科を教えていて、今回は陸上部の指導のあとに大学にやってきてくれました。

ちょうど、同級生だった渡邊琳さん(修士1年、生命科学専攻)もいて、話が弾みました。彼女も教員採用試験に合格していて、学部時代に切磋琢磨した仲間です。

菅原さんからは、新任の大変さや、普段は聞けないような中学校での様子をいろいろ聞くことができました。先輩の先生方を見習いながら、授業や生徒との交流などで毎日充実している様子です。

学生時代もしっかりしていましたが、働きはじめてさらに頼もしくなった印象を受けました。


学校では、ちょうど動物についての授業をしているようで、生物科学科の学生有志で作成している透明骨格標本を教材として使用してくれたとのこと。「反応良かったですよ!」と教えてくれました。(生物科学科標本チームの紹介はこちら

辻研究室の骨格標本も合わせて、教材として使用してくれたようです。


実際の生徒さんの感想(菅原さんからアンケート結果を頂きました)

  • いつもは見えないところが簡単に見れて「標本ってすごいな」と思いました。違う動物でもつくりが同じところが見つかりました。 
  • カエルの骨があんなに複雑だとは思わなかった。ほかの生物の骨はどうなっているのか気になった。
  • ネットでみるよりも実際に見るほうが体の構造を理解しやすかった。



【新人教員研修で、菅原さんが取材されました】

大川小学校での研修のときに取材を受けたようです。各メディアに載っていることを教えてもらいました。

旧大川小の現場知って教え子守って 初の新任教職員研修(朝日新聞デジタル)

石巻市立山下中の菅原大暉教諭(22)は「生徒たちとも情報共有しながら、防災教育を進めたい。何よりもまず、自分で自分の身を守るという意識の大切さを伝えていきたい」と話した。

リンク内より

石巻市立山下中の菅原大暉教諭(22)は「生徒たちとも情報共有しながら、防災教育を進めたい。何よりもまず、自分で自分の身を守るという意識の大切さを伝えていきたい」と話した。

石巻市立山下中の菅原大暉教諭(22)は「生徒たちとも情報共有しながら、防災教育を進めたい。何よりもまず、自分で自分の身を守るという意識の大切さを伝えていきたい」と話した。

大川小学校で新人教職員対象の防災研修会(NHK NEWS WEB)

リンク内の動画の1:40頃から菅原さんがコメントしています。

(残念ながらページが削除されてしまいました…)


 

【関連ブログ記事】



※ 来年度(令和4年度)から、新コースとして「自然科学コース」がスタート!

自然科学コースの詳細はこちら

自然科学コースでは、教員免許が取得しやすいカリキュラム構成となっています。物理・化学・生物・地学を基礎から学ぶことができ、「教職セミナー」によって教職への道をサポートしていきます。

さらに、学生の興味に応じて、海洋生物・動物・植物・微生物などについての専門科目を履修できることも魅力のひとつです。

 

 

骨格標本づくりの進捗

6/21(月)にシカの全身骨格の組み立て作業の続きを行いました。

先週までに、背骨と肋骨の結合が終わっています。今回は、次の工程に進みます。

バラバラの状態の足の骨たち。ドリルで針金を通すための穴を開けます。

針金を穴に通し、骨同士をつないでいきます。彼女は前脚の肩甲骨と上腕骨を結合中。

脚の骨が、一本につながりました。写真の中央にみえる、小さな骨が固まっている部分は、人間でいう手首・足首の部分です(5-6個の骨で構成されています)。
こうして眺めると、シカの手足は指の部分がとても長いことが分かりますね。
走ることに特化した結果、草食獣の足は長くなり、指の数は減りました(シカの場合、親指が消失し、人差し指と小指は小型化)。

ディスプレイ用の台座にニスを塗ります。

台座に据え付けてみた(手足は仮組みの状態)。

下顎もつけてみたぞ(なんと、可動式です!)


来週はいよいよ手足を取り付けます。