2021年9月30日木曜日

2021年9月28日火曜日

巨大水槽搬入!(閉鎖循環型の養殖設備)

1号館の南側(駐車場側)に巨大水槽が搬入されました。

朝、クレーンで搬入されていました。このあとはビニールハウスも設置。

ギンザケの稚魚2000匹が放流される予定とのこと。

 

角田教授による受託研究(石巻市:再生可能エネルギーを活用した低コスト陸上養殖実証調査)

魚類生理生態学研究室のホームページはこちら


2021年9月27日月曜日

【卒業研究】3年生の研究室配属が決定

8月、9月にかけて、研究室配属が行われました。教員との面談を経て、成績を加味して決定されました。


3年生のみなさん、

論文の読み込みやデータの収集・解析などで苦労することも多いと思いますが、卒業研究は好きなことに打ち込める最高の機会です。

就職活動ともバランスを取りながら、今まで学んできた知識を駆使して、ぜひ悪戦苦闘して下さい。(結果はどうであれ)その努力が卒業後に活きてくるはずです。

研究室の教員・先輩・同期と協力しながら、卒業研究発表会に向けて頑張っていきましょう!

 

 主な卒業研究テーマ(新生物科学科) 

  • ミズクラゲのストロビレーションを誘引する環境要因
  • 生薬類の経口投与による魚類の寄生虫感染症の予防と治療
  • クリオネは海中の溶存有機物を吸収するか?
  • 宮城県産活締め・野締めギンザケの肉質経時変化
  • 内水面養殖での餌のコストの削減:草はシジミの餌になるのか
  • 撹乱条件下に造成された人工干潟の発達過程について
  • マメ科コマツナギにおける在来・外来集団の遺伝子と花形態による識別
  • ゾウリムシの核分化に関わる抗原について
  • 大学演習林のヤブツバキ林における実生集団の季節変化
  • ニホンザルの食性の性差・年齢差について
  • 低温処理によるミヤマオダマキの開花時期と草丈の制御について
  • 筋分化過程におけるマイオカインの産生とマクロファージへの影響
  • 土壌生物の体表および糞からの細胞性粘菌株の単離
  • 制限酵素切断を用いた転写因子NF-κBのDNA結合活性の測定
  • ヒゲカビの重力屈性に関わるタンパク質性クリスタルの解析
  • 金属電極によるチトクロム類の直接電子移動反応
  • 寒天ゲルの圧縮破壊特性
  • バイオエタノールからアセトアルデヒドを効率よく合成する触媒の開発
  • 生体機能を模倣した立体的不斉認識場を有する新規キラルホストの開発
  • まちぶせるクモの数理モデル:円網の非対称性と頭の向きの最適化

  

研究室一覧(写真を開いて拡大)

 

【関連ブログ記事】


2021年9月24日金曜日

後期の授業が「原則対面」でスタート!

 

後期の授業が始まり、大学がにぎやかに。

休み時間に学内を歩いていると、久しぶりに会う友達と楽しそうに会話している様子があちこちで見られました。

生物学実験のガイダンス(2年生)
 

前期に引き続き、後期も「原則対面授業」で行われます(大学が出している「授業運営について」はこちら)。

本学では、ワクチン接種を希望した学生・教職員に対しては、8月中に2回の接種を完了しています。

キッチンカーが出店していました(10月は2日に1回くらいのペースで出店するようです)


【関連ブログ記事】


【新聞掲載】ロードキル、オリーブ銀鮭など、地域課題解決に向けた研究プロジェクトの成果を発表


共創研究センターの研究成果報告会が行われました。詳細はこちら(チラシ)

当日の様子が「石巻かほく」に掲載。辻先生によるロードキル(野生動物の路上死)の研究に関する内容が詳しく載っています。


動物の路上死や魚食減少、地域課題解決へ 石巻専修大で成果発表(河北新報オンラインニュース)



高崎 みつる 教授
「植物原料の高品質餌料開発」
 
栁 明 教授
「石巻地域原生生物の有用遺伝子探索に向けたPCR解析」
 
辻 大和 准教授
「石巻圏内における野生生物のロードキル現状調査」
 
鈴木 英勝 准教授
「金華山沖合の底引き網で漁獲される低利用魚の鮮魚利用」
 
角田 出 教授
「地域特産オリーブを活用したオリーブ銀鮭の開発」

 

 共創研究センターの3つの目的 

  • 地域の持続的発展
  • 本学の研究活動の強化
  • 学際的教育研究分野の開拓

石巻専修大学 共創研究センターのページ



【関連ブログ記事】

 

2021年9月22日水曜日

テレビ番組に資料提供しました!

 

突然ですが、皆さんはこの動物の名前を知っていますか?

…正解はマレーヒヨケザル(Galeopterus variegatus)。「サル」という名前こそついていますが、霊長目(Primates)ではなく、皮翼目(Dermoptera)という独立したグループです。東南アジアにしか分布していないんですよ。

 動物生態学研究室の辻准教授は、インドネシアでこのヒヨケザルをはじめとする野生動物の研究もしています。コロナの影響で昨年、今年と調査に行けていないのですが、皆さんもチャンスがあれば先生の海外調査に同行できるかも?

 

テレビ朝日系「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」から情報提供の依頼があり、ヒヨケザルの写真を何枚か提供しました(9/18放送)。動物の進化に興味のある子供が、東京大学博物館を見学するという内容でした。

さて、このヒヨケザルについては、昨年度に「ほとんど0円大学」というネットニュースで取材を受けましたので、興味のある人はこちらをご覧ください。このサイトの連載記事「珍獣図鑑」はおすすめですよ。

 

未知の動物の謎に挑むのも、研究の楽しみのひとつ。4年生の皆さん、卒業研究に思い切り打ち込んでくださいね。

 

 

2021年9月21日火曜日

3年生の実習の様子が新聞に掲載されました(教員・学生の声も)

 

3年生の実習で実施した海洋環境調査の様子が「石巻かほく」と「ニュース専修」に掲載されました。

太田先生と4名の学生の声も載っています。ぜひ読んでみて下さい。

 

  ※ 追波湾は「おっぱわん」と読みます。

 

【学生の声:栗田奈緒さん】

 「海水の濁度やプランクトン量を調べることで水深や地形との関係が分かり、興味深かった」(ニュース専修より)

ブログ記事【動画】3年次の海洋生物学実習の動画ができました! 


2021年9月17日金曜日

中学・高校で先生をしている卒業生が協力!(教員採用試験の2次対策)


教員採用試験の2次に向けて、後輩のために卒業生が集結してくれました。

同窓会のような雰囲気で、わきあいあいと楽しみながら集団討議の練習を行いました。

卒業生の参加者は、

  • 中学校の先生が3名(柴田さん、菅原さん、古川さん)
  • 高校の先生が2名(小野寺さん、武田さん)
  • 大学院生が1名(渡邊さん)

の計6名! 在学生からは4名で(4年生1名、3年生1名、1年生2名)、合計10名での練習会となりました。


練習では、「いじめ対応」「学校行事の役割」「大人のゲーム依存症」といったテーマについて、本番形式で討議を行いました。

練習のあとは「もう少し話し合うポイントを絞った方が良かったかも?」「こういった視点があると良かった?」など、みんなで反省会。

卒業生からは、実際に先生として働いている視点から、とても有意義なアドバイスをもらいました。



休憩時間には、頂いたお菓子も食べながら座談会。

「デジタル教科書は実験動画が見れてとても便利!」「特別支援のクラスや体育の授業も担当しています」といった学校でのお話を聞くことができました。

皆さん大変ながらも、充実した教員生活を送っているようです。

 

今年受験した卒業生からは、「ここで練習した模擬授業のテーマがそのまま出ました!」といった報告もありました。 練習した様子はこちら 

 

教員側もとても勉強になる一日でした。

卒業生の活躍の様子も分かり、楽しく過ごすことができました。普段の業務も忙しい中、参加してくれた卒業生の皆さん、ありがとうございました!

 

後期も毎週「教職セミナー」を行います(現在日程調整中)。

教職関連のブログ記事は #教員採用試験 をご覧下さい。

 

 

来年度(令和4年度)から  自然科学コース  がスタート!

自然科学コースの詳細はこちら

自然科学コースでは、教員免許が取得しやすいカリキュラム構成となっています。物理・化学・生物・地学を基礎から学ぶことができ、「教職セミナー」によって教職への道をサポートしていきます。

数学、物理、化学、生物といったサイエンスを幅広く学び、【生物 × 数学】【生物 × 物理】のような融合分野の研究をすることも可能です。

関連ブログ記事【生物 × 数学】コロナウイルスの数理モデル

さらに、学生の興味に応じて、海洋生物・動物・植物・微生物などについての専門科目を履修できることも魅力のひとつです。

 

2021年9月16日木曜日

本日9月16日は創立記念日です


本学は平成元年(1989年)に開学。

2023年で創立34年を迎えます。

 

生物科学科は、平成25年(2013)に設置された学科です。

来年度の令和4年(2022)の新入生は10期生で、「新」生物科学科としての1期生となります。

石巻専修大学のあゆみ(大学ホームページへ)

 

 

学生の皆さん、後期の準備はできているでしょうか。大学からの連絡をよく確認しておきましょう。

  • 21、22日はオリエンテーション(23日は秋分の日でお休み)
  • 24日(金)から授業がスタート!「原則、対面授業」です。

 

 

【おまけ】夜の1号館でカニが歩いていました。


2021年9月15日水曜日

【学科教員の著書を紹介!】与えるサルと食べるシカ:つながりの生態学

 

 動物生態学研究室の辻准教授が、2020年7月に『与えるサルと食べるシカ-つながりの生態学』という本を出しました。金華山でのニホンザル研究の20年の成果を紹介した、先生にとって初めての単著です。出版社のサイトはこちら

 従来のサル関係の研究が社会・発達といった行動面に重きを置いていたのに対し、辻先生は、タイトルにもなっているサルとシカの種間関係や、サルによる種子散布など、生態学的な側面にフォーカスした研究を続けています。この本は先生の研究内容の紹介が主ですが、後半では、福島原発事故の影響や外来種との交雑など、サルにまつわる最新の話題も紹介しています。

 サルに限らず、野生動物相手の野外研究は成果が出るまでに時間がかかり、成果主義の昨今では敬遠されがちです。研究職のポスト不足もあり、研究者・大学院進学希望者は減少しています。この本は、野外調査を積み重ねた若手研究者の成長物語であり、またコツコツと続けていれば自ずと道は開けると、研究者の卵たちを勇気づけるエールにもなっています。

生物科学科1年生の「生物学」、そして3年生の「野生動物保護論」と関連する内容も含まれていますので、参考書にいかがですか? 大学図書館にも置いてありますので、ぜひ手に取ってくださいね。


2021年9月14日火曜日

【深海魚紹介シリーズ:イトヒキダラ】見たことはないが、たぶん食べたことがある?

地域水産資源利用研究室の冷凍庫に眠っている深海のお宝?を紹介します。

イトヒキダラ

【いきなりですが、クイズです】 イトヒキダラは分類的に何に近いでしょうか? (正解は下部)

1.スケトウダラ  2.マダラ  3.エゾイソアイナメ(ドンコ)  4.ジンベイザメ


成魚は北海道から東北地方の太平洋岸沖の水深300~1500mの深海に生息しています。体長40cmになるのに7年ほどかかります。

沖合底引き網漁業で漁獲され、現在は石巻港にも水揚げされています(現在は禁漁時期)。

腹鰭が長いのが特徴で、名前の由来にもなっています。体色はやや暗い赤で、魚市場では「アカヒゲ」と呼ばれています。


カマボコの材料としてはスケトウダラが有名ですが、イトヒキダラも同じくカマボコの材料として利用されています。

解剖してみると…肝臓が内蔵の大半を占めていることが分かります。

実はここにたくさんの脂肪が存在しており、地域水産資源利用研究室ではこの脂の組成を解析し、人間の健康を増進させる有用魚油の探索をしています。


【クイズの正解】 正解はエゾイソアイナメ(ドンコ)

イトヒキダラは分類学的にはタラの仲間に属しますが、エゾイソアイナメ(北日本ではドンコと呼ばれる)に近いチゴタラ科の魚です。


【関連ブログ記事】


ココノホシギンザメ

アカドンコ


2021年9月13日月曜日

大学院の入学試験が行われました

大学院理工学研究科の生命科学専攻(修士)の入学試験が行われ、2名が合格しました。

学内推薦の第Ⅱ期と、筆記試験と面接がある第Ⅰ期でそれぞれ1名が合格(学内推薦の第Ⅰ期についてはこちら)。

動物機能組織学研究室(奈良准教授)と水質環境生態工学研究室(高崎教授)に所属している2名です。

2月には、第Ⅱ期の試験が行われます。


 

 

 生命科学専攻の紹介 

 大学院学生募集要項 [PDF]

大学院理工学研究科 生命科学専攻(修士)(大学のホームページへ)

生命科学専攻は、次の4つの研究指導系に分かれています。

  • 細胞・分子生物学系
  • 生理・生体情報系
  • 海洋生物学系
  • 環境・生態学系 

 

【大学院の奨学金制度の紹介】

修士課程新入生特別奨学生に選ばれると、年間、22万円が給付されます。

 

【修了後の進路】

武蔵野、スターゼン、小川工業、日新製薬、日本ミクニヤ、江東微生物研究所、環境研究センター、東北緑化環境保全、宮城県漁業協同組合連合会、WDBエウレカ、アイ・ケー・エス、日本遺伝子研究所 など

石巻専修大学大学院博士後期課程進学、(一財)山形県理化学分析センター、(独)海洋研究開発機構(JAMSTEC)、(独)水産総合研究センター、国立研究開発法人土木研究所、宮城県(農林水産行政職)、宮城県公立学校教員、石巻専修大学 理工学部 助手


2021年9月10日金曜日

【設備紹介】遺伝情報を解読する「DNAシーケンサー」

すべての生物は遺伝暗号としてDNAをもっています。DNAの配列を観察できる顕微鏡のようなものがDNAシーケンサー(DNA塩基配列決定装置)です。

「微生物・生命分子コース」「動物・植物コース」の実験や卒業研究などで使用されます。

 

お値段なんと約2000万円!

 

DNAの模型(有志の学生と一緒に作成したものです)

 

2021年9月8日水曜日

細胞性粘菌の培養、RNAの抽出、シカの骨格の組み立て

9/1と9/2に、3年生を対象とした動物学実習を行いました。動物学に関連する、ミクロからマクロ分野までカバーした内容でした。


 1日目 

A. 細胞性粘菌の観察(担当:阿部先生)

説明する阿部先生。これまでに、大学構内には3種の細胞性粘菌が確認されているそうです。

8月の実習で2年生が採取した土壌を培養したシャーレ。今回はこの中に細胞性粘菌がいるか顕微鏡で確認します。

あっ、小さなつぶつぶがたくさん見える!

集中!

写っているのは土壌粒子と、線虫、それに、せん毛虫。土壌中には生物がいろいろ見つかります。

この作業と並行して、学内の土壌を採取して培地にまきました。月末に確認する予定です。


B. マウスのマクロファージからのRNA抽出(担当:奈良先生)

マクロファージが培養されているプレート。ピンク色の液体は培養液です。

えーと、次の作業は何だっけ…

サイエンティストっぽい?

RNAの抽出に成功しました。チューブの液の中に白い小さなものが浮かんでいます。見えますか?



 2日目 

C. シカの全身骨格の組み立て(担当:辻)

実験台に、骨の山が置いてあります。さあ、組み立て開始。

頭はすぐにわかるんだけどなぁ。。

お手本として、有志でつくった骨格1号登場!彼女、大活躍です。

ん、これって前脚じゃなくて後脚?

やった、できた!!


コロナ禍でできる内容に制限がありますが、充実した二日間になりました。
 
 
 
【関連ブログ記事】
 
 
 

2021年9月7日火曜日

【地域 × 大学】共創研究センターの研究成果報告会が行われます

「地域 × 大学」の一環として、本学では多様な研究プロジェクトが実施されています。

その成果が9月17日(金)に報告されます。 詳細はこちら(チラシ)

2020年度の活動報告パンフレット [PDF]

 

高崎 みつる 教授
「植物原料の高品質餌料開発」
 
栁 明 教授
「石巻地域原生生物の有用遺伝子探索に向けたPCR解析」
 
辻 大和 准教授
「石巻圏内における野生生物のロードキル現状調査」
 
鈴木 英勝 准教授
「金華山沖合の底引き網で漁獲される低利用魚の鮮魚利用」
 
角田 出 教授
「地域特産オリーブを活用したオリーブ銀鮭の開発」

 

 共創研究センターの3つの目的 

  • 地域の持続的発展
  • 本学の研究活動の強化
  • 学際的教育研究分野の開拓

石巻専修大学 共創研究センターのページ


2021年9月5日日曜日

【フォトギャラリー&動画】オープンキャンパスまとめ

9月5日(日)に第4回オープンキャンパスが行われました。

ご来場ありがとうございました!

 

ちょうど生物科学科の学生3人が並んで受付をしていました

 


 

アカドンコ  真ん中イトヒキダラ  ココノホシギンザメ


透明骨格標本(生物科学科標本チームの紹介はこちら


 

【フォトギャラリー&動画】

 

 

今後は、本学で行う受験相談会や、山形・福島・岩手・青森に伺って行う進学相談会が予定されています。

 

受験相談会は10月3日(日)、11月7日(日)、12月12日(日)に実施。

スタッフと個別にじっくり相談ができる「個別相談」や、学生による「キャンパスツアー」などが企画されています。個別相談はオンライン形式も選択が可能です!

事前予約制となっていますので、ご予約はお早めに!