2026年10月30日金曜日

10月の生物科学科|3年次フィールド実習・教員採用試験合格者の声・イトヨのゲノム追跡

 

生物科学科ブログでは、学生・教員の様子から授業・研究の内容まで、学部と大学院の日常風景をお伝えしています。ブックマークよろしくお願いします。 

10月は、3年次のフィールド実習や教員採用試験の合格者の声などをアップしました。

 

 

藤原愛弓講師がテレビに出演予定
11月1日(日)「ザ!鉄腕!DASH!!」 

新宿DASH

体長約1cm!ミツバチの世界に大潜入!
松島&篠塚が寿命1か月の働きバチに迫るが一体何のために働くの!?
驚きの生態や神秘の味覚ハチミツの不思議を知り、新宿の屋上産ハチミツを堪能!
働きの結晶はどんな味?(鉄腕ダッシュのホームページより抜粋)

大学構内での養蜂の様子

 

 










   記事をまとめたページはこちら(タグごと、月ごとで記事をピックアップしています。月ごとの一覧は #記事まとめ) 



石巻かほく



「科学のたね」教室を開催 

10月から、本学で小中学生向けの科学イベントを開催しています(人間教育学科、齊隆特任教授)。 ご参加、お待ちしています! 

  • 第1回 10月11日(日)石巻の地質を知ろう(齊隆)
  • 第2回 10月25日(日)ヒゲカビの生活を見てみよう(宮嵜厚)
  • 第3回 11月29日(日)ぐにゃぐにゃ算数・ぐにゃぐにゃ数学(渡辺正芳)


ぐにゃぐにゃ算数・ぐにゃぐにゃ数学

学校の授業では、数の計算をしたり、三角形の面積を求めたりします。少し計算を間違えると、答えが合わなくなってしまうこともありますね。そんな「かっちり」したイメージのある算数・数学ですが、細かいことは気にしない、とても「やわらかい」数学の世界があるのを知っていますか?トポロジー(位相幾何学)と言います。

トポロジーの世界では、なんと三角形と丸が「同じ仲間」として扱われます。「え!?一緒なの?」そう思った人も多いかもしれませんが、実は私たちの身近なところにトポロジーの考え方は隠れています。たとえば、駅にある路線図。駅と駅がどのようにつながっているかが大切で、実際の距離や形はあまり気にしていませんよね。これもトポロジーの考え方です。

「科学のたね」教室では、一筆書きのヒミツや、ゲーム・医療・ファッションに隠された数学など、さまざまなテーマを取り上げる予定です。実際に体験しながら、ぐにゃぐにゃ「やわらかい世界」に飛び込んでみましょう!勉強が苦手でも大丈夫。むしろ歓迎です!計算はしませんので、奮ってご参加ください。

 

 












大学ホームページ記事からのピックアップ






学生関連

伊豆沼・内沼はラムサール条約湿地

「ホネからみる石巻の動物」

「多様性からみるベントス(底生生物)の世界」

 

 

 

研究室・教員関連

女王蜂フェロモンを取り付けたドローンを
懸命に追いかける雄バチたち
 

共通する地域資源である「ワカメ」に着目し、
地域課題の解決と日韓交流を結びつける取り組みを紹介

 

「ちぃたん☆」と記念撮影!
秋葉原観光推進協会公式キャラクター
(コツメカワウソの妖精)

算数トライアスロン(10月11日)
 


 

番外編(近隣イベント)

10月4日(日)、航空自衛隊松島基地で「航空祭」が行われ、迫力満点のブルーインパルスの曲技飛行などが行われました(石巻市のお隣、東松島市にて)。

平日に訓練を行っていて、石巻市上空でも日頃から音が響かせています。ホームページで訓練の時間を公開していますので、お好きな方はぜひ。



2026年10月28日水曜日

金華山島の「シカの角切り」に11名が参加! 迫力の伝統行事を間近で体験

2026年10月4日、石巻市の離島、金華山島で恒例の「シカの角切り行事」がありました。

動物生態学研究室(辻大和教授)では、2023年からこの行事のお手伝いをしています。今年は骨格標本愛好会、昆虫行動学研究室(藤原愛弓講師)、助手の成田さんを加えた混成メンバー11名で参加しました。

 

角切行事は、島の一角にある施設で行われます。イベントの前日に、施設にシカを収容しておきます。シカの角はオスにしかないので、メスは作業中にリリースします。

一部のシカを角切場に追い出し、勢子(せこ)が列を作って進路をコントロールします。逃げた先に捕り手が十字をもって待ち構え、角めがけて投げつけます。

コントロールに失敗すると、シカが逆走してくるので危ない!気を付けて。

 


シカの角にロープが引っ掛かったら、施設の中央にある大きな柱を使ってシカ引き寄せ、タイミングをみて捕り手がタックルしてシカを押し倒します。会場は大歓声です。

シカが倒れこんだら数名で体を押さえて固定し、神社の方が専用のノコギリで角を切ります。

角切が終わったシカは、施設の外に運んでリリースします。今年は全部で8頭の角を切りました。


作業が終わって集合写真を撮りました。お誘いいただいた鹿友華角会のみなさん、黄金山神社のみなさん、ありがとうございました!



参加学生のコメント

これまでシカを遠い場所からでしか見てこなかったが、シカを抑える際に力強い生命力を感じた。勢子の方々も何年と活動しているが、それでも一頭捕まえるのにも骨が折れることを知った。シカと間近で対峙し、自然の力強さを身をもって体験できた、とても良い機会だった。

日本で2ヶ所でしかやられてない内の1つに、このように参加でき大変貴重な体験でした。鹿がすごい速度ですぐ隣を駆け抜けるため怖かったところもありましたが、角切行事中に自分にできる事はたくさんやれたのかなと思っております。鹿や哺乳類に興味がある人は間近で迫力のある鹿を体験できるため是非行ってみてほしいです。

 

金華山には卒研の調査で何度も訪れたことがありますが、角切行事は今回初めて参加しました。いつも遠目に見ていたシカたちが、駆けたり跳ねたりする様子を間近で見ることができました。捕り手の方の中には、ロープを使わずに素手で角に掴みかかろうとする方もいて、まるで格闘技さながら!その迫力に圧倒され通しの1日でした。


 

 

生物科学科をもっと知る

  • 骨格標本愛好会 Instagram 骨格標本愛好会は、令和7年度石巻専修大学学生表彰において最優秀団体賞(文化部門)を受賞  

 

 

【関連ブログ記事】

#学生の声 #地域×大学 #動物生態学研究室 

#動物・植物コース #生物資源コース

生物科学科は、教育・研究内容を地域に還元する取り組みを積極的に行っています。 

 

 

2026年10月23日金曜日

色麻学園で中学生の自主学習をサポート 「分からない」は恥ずかしくない!

9月9日(水)、生物科学科4名・人間教育学科7名の学生が、色麻学園で学習支援を行いました。色麻学園は、小学校と中学校の9年間を一貫して学ぶ「義務教育学校」です。

今回は、中学生にあたる7~9年生を対象に、放課後の時間を活用した学習をサポート。生徒一人ひとりの理解度に合わせて一緒に問題を考えたり、学習の悩みに答えたりしました。


「皆さん、よろしくお願いします!」

生物科学科からは4名が参加
4年生の加藤さん、3年生の伊藤さん、小林さん、武藤さん


「分からない」は恥ずかしくない!

今回の学習支援は、授業ではなく、生徒がバスを待つ時間に設けられた「放課後学習教室」で行われました。

教室には「放課後学習教室」の4つの約束が掲示されており、その中には「分からない」は恥ずかしくない!というメッセージも。生徒が安心して取り組める環境づくりがされていました。

 

参加学生の声 

参加した学生からは、次のような声が寄せられました(※ 写真とコメントは対応していません)。

一人ひとりに合った教え方をする経験ができた

前回のオンラインでの学習支援に参加できなかったので、
今回対面で参加して、生徒の顔を見ることができて良かった

「分かりやすく教える」ことを日頃から意識していきたい

自分から積極的に声をかけることができず
もっと自主的に動き、行動できるようにしていきたい 

この日は、多くの生徒が数学の問題に取り組んでいました。英語や理科に取り組む姿も見られました。

学生からは「AIに頼りすぎている様子も見られたので、学習の中でAIを適切に活用できるよう、指導する側も注意する必要があると感じた」との声も。適切なICT教育について考える機会にもなりました。




色麻学園 × 石巻専修大学

学生にとっては、直接学校現場を見る機会に。

色麻学園(義務教育学校)では、小学校と中学校の教員が相互に授業を担当する乗り入れ授業も行われています。教員同士の情報交換がしやすく、異学年交流も活発に行われているようです。

とても綺麗な建物でした!

  

今回の取り組みは、色麻町教育委員会と石巻専修大学との連携事業です。中学生の学習支援でもあり、大学生の教育実践の場にもなっています。

 

また、教員も学部・学科の垣根を越えて参加しており、大学内の交流にもつながっています。

今回は、人間学部から奥山勉特任教授(算数教育)、横江信一特任教授(学級経営)、小玉幸助准教授(医療保育)、経営学部から若林雅子特任講師(ビジネスと情報)、生物科学科から渡辺正芳(数理生物学、科学教育)が参加しました。 

専門性を生かしながら、大学全体で地域の子どもたちの学びを支えています。

「本日はありがとうございました!」

 

石巻専修大学と色麻学園は約40 km離れているため、普段はオンラインでの学習支援を行っています。

大学ホームページ関連記事:【保育士・教員養成センター】色麻学園とオンライン放課後学習支援を実施 

次回は、レクリエーションや体験授業、そして理科の授業の見学などが計画されています。


 

【リンク】 

 

 

【関連ブログ記事】

#地域×大学 #学生の声

#教員採用試験 #自然科学コース

生物科学科では、理科の専門分野を学ぶだけでなく、教員を目指す学生が経験を積めるさまざまな機会を用意しています。

  • 色麻学園での学習支援
  • 仙台市科学館の見学
  • 震災遺構門脇小学校の見学
  • 大学祭での地域交流(わくわくサイエンス探検、算数トライアスロン)
  • 在学生を対象とした学習支援(寺子屋)
  • 教員採用試験に向けた独自の勉強会

 

 


2026年10月20日火曜日

【3年次・植物学実習】蔵王山は花の宝庫

 

6月20日(土)、21日(日)に3年次の植物学実習が行われました。

動物・植物コースだけでなく、自然科学コースや微生物・生命分子コースの学生も参加し、14名での実施となりました。

 

残念ながら2日目の日曜日は大雨で二口渓谷での実習は中止になってしまいましたが、1日目の蔵王山はお釜付近だけでなく御田の神湿原も刈田嶺神社の参道も駒草平も、近年稀に見る満開の花々で大変充実した植物観察実習にみんな大満足でした。


蔵王山の御田の神湿原
生態系を守るため木道の上を歩きます

鈴のようなサラサドウダン
(Enkianthus campanulatus)

萼がピンピンと目立つガクウラジロヨウラク
ウラジロヨウラクの変種です

携帯顕微鏡を使って
小さな小さな地衣類を観察
見えますか?



コバイケイソウ(Veratrum stamineum)が
こんなきれいに咲いているのは
この10年で初めてでした

チングルマの花(右)と雌しべが伸びた綿毛(左上)
名前の由来はこの綿毛から


オオシラビソ(Abies mariesii)には
大きな松ぼっくり(球果)が
クリスマスツリーのオーナメントに使われることも
オオシラビソはハイマツと並んで蔵王山の代表的な樹です


マイヅルソウ (Maianthemum dilatatum)

ベニバナイチヤクソウ
(Pyrola asarifolia subsp. incarnata)
これもツツジ科です

ズダヤクシュ (Tiarella polyphylla)
漢字では喘息薬種
ズダは喘息の方言で
喘息の薬として使われていました


砂礫の中で咲き誇る
コマクサ(Dicentra peregrina)


駒草平はコマクサの保全区域となっています



学生の感想

  • 蔵王という厳しい環境で生き抜くために様々に形質を変え、適応していき、それを目で見て感じることが出来た。
  • 場所が少し変わるだけで生育する植物の種類がこんなにも変わることに驚いた。
  • 実際に高山植物が生えている生育環境の中で観察できて、なぜその特徴を持つようになったのか考える良い経験になった。
  • 風が強いところの植物がどれも背が低く地を這うようだったのに対し、風が穏やかな湿原は比較的背が高い植物が多かった。植物が環境に合わせて形を変えていっているのを感じた。

 

  • とても寒冷な環境下で単独ではなく、様々な種と群落を作り生息しており、この厳しい環境で生き抜くためにお互いに協力し相互作用しながら生息しているのではないか。
  • 調べてみたら絶滅危惧種だった種が思っていた以上に多く、あの辺り一帯が保護区になっていることに納得した。
  • 普段あまり観察することのできない植物の自生地での姿を観察することができて興味深かった。
  • 野生のモウセンゴケを見れてすごく驚いた。 

  • 見た目がよく似ているウラジロヨウラクとガクウラジロヨウラクとヨウラクツツジのDNAの塩基配列にはどのような違いがあるのか研究してみたい。
  • ツツジ科の花がいっぱいあったが、種の判別が難しかった。

 
 
 

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