生物科学科には、生物の勉強・研究だけではなく、サークルや趣味などでも活躍している学生が多くいます。
2年生の翁長寧々さんは、自分の中にあるものを表現する手段として「詩」を作っています。
今回、月刊雑誌『ココア共和国』8月号において、編集部が選ぶ「今月の傑作」に選ばれました。傑作は24篇のみ。翁長さんの作品はそのひとつとして掲載されました。なお、佳作は67篇で、電子版のみの掲載です。
本人の許可を得て、全文掲載します。ぜひお楽しみください。翁長さんからのコメントもお届けします。
ねいねい「2026.3/28 手記」
部屋の中から、外の優しい光を見てた。
それが春なのか分からずに。
心臓はゆっくり動いてる。
手足の先は少し冷たい。
子供の頃に祖父母の古家で、従姉妹や兄弟達と過ごした時間を思い出す。
一番温かい場所だった。
宝の地図を描いて探しに行ったり。
石をひっくり返して変な虫を見つけたり。
葉っぱ笛を吹いたり。
そんな遊びばかりして、一日が終わる。
充分満たされた子供時代だったと思う。
あの古家は私が小学五年生の時解体されてしまった。
どうしてもそこに行きたくて、むず痒くなる時もある。
だけど今見てる光は、あの頃と同じくらい信じられる。
消えたものに恋をして、新しいものに凛とする。
もう春なのかもしれない。
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| 傑作は24篇のみ |
編集部からは「言葉の運び方にセンスがあり採った」「最後から2行めのフレーズがすべてだと思うが、すこしばかり気恥ずかしい結論が春を隠してくれている」と評価されています。
今回、自分の作った作品が本の一部として形に残ることを嬉しく思っています。
子供時代はこの詩の通り、従姉妹や兄弟達と近所の山や川や空き地を毎日のように探検していました。
その思い出は、今の私にとって宝ものです。
生物科学科に所属していますが、生物や科学に対しての親しみや思い等はその頃に養われたのではないかと思っています。
文章を書く時、難しい言葉は使わずに簡単な言葉を組み合わせて表現するのが好きです。
例えると、複雑な難しい公式を覚えて解く数学より、単純で簡単な線分図をこねくり回して解く算数の方が好きという感じです。
これは数学と算数に対する私の勝手なイメージかもしれないのですが。
そして、これからはもっと色々な言葉を覚えて使いこなせるようになりたいとも思っています。
私は高校2年生の時に中退を経験しています。
中学3年生と高校1年生の2年間は全力で勉強を頑張っていたのですが、その後体調を崩して思うように動けない期間がありました。
それを乗り越えて大学に入学しました。
石巻専修大学での学生生活はとても楽しく、この4年間もかけがえのない思い出になるんだろうと思ってます。
今後も体調に気を付けつつ、詩などの創作や大学の勉強や研究を楽しみたいと思っています。
読んで下さりありがとうございました。
翁長寧々
翁長さんが詩を始めたのは比較的最近ですが、氷見現代詩大賞2024に入選した経験もあります。今後の創作活動に期待しています。
【リンク】
- サークル紹介(大学ホームページ) 体育系19、文化系22のサークル
本学には、サークルで意欲的に頑張っている学生が多くいます。掛け持ちでサークルに入る学生も多く、学部間での交流や上下のつながりも。
人数が集まればサークルの立ち上げも可能で、今年は新たに生物科学科の1年生が主体となり、「スポーツ・陸上競技愛好会」が結成されました。
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