2026年11月4日水曜日

【3年次・環境科学実習】伊豆沼に入って生態系を調査!外来魚問題を現場で学ぶ

 

9月26日(土)、宮城県北部に位置する伊豆沼・内沼にて、生物科学科3年次の「海洋生物・環境科学実習」が行われました。

第1弾が地曳網実習、第2弾がベントス実習、そして第3弾が今回紹介する伊豆沼・内沼実習です。

伊豆沼・内沼はラムサール条約登録湿地

 

今回の実習では、伊豆沼の生物相を調査して、特定外来生物の占める割合を推定。

水産資源や外来魚問題を肌で感じることで、自然環境への理解を深めることを目的としました。


藤本泰文氏による講話
(公益財団法人 宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団)

「水辺の自然を守る」
~伊豆沼・内沼での活動から~

 

伊豆沼は豊かな自然を残す一方で、近年、オオクチバスなどの特定外来生物の増加に伴い、在来種の減少問題が顕在化しています。

学生たちはこうした課題について現場で学び、環境保全の重要性を再認識しました。

 

 

いざ、伊豆沼へ! 

胴長を着てスタンバイ
大半の人が初めて着ます

胴長のまま移動

実習の説明を聞く学生たち

沼に入って、生物を調査

いよいよ沼へ!

入り口は膝ぐらいの水深です
これでもかなり歩きにくい…


定置網で生物を採集

魚たちを移動させ、運搬用のソリに

三角網を使っての採集もしました

どんな生き物がいたでしょうか


特定外来生物は…?

大型の水槽に移して

1個体ずつ分類します

対象とする生物種は以下の通り。 

  • エビ類(ヌカエビ、テナガエビ、スジエビ、チュウゴクスジエビ)
  • オオグチバス
  • ブルーギル
  • タモロコ
  • モツゴ
  • コイ
  • タイリクバラタナゴ
  • フナ類
  • ハゼ科魚類(ジュズカケハゼ、ウキゴリ、ヌマチチブ、ヨシノボリ)
  • ナマズ
  • ライギョ
  • オタマジャクシ(ウシガエル)
  • ゼニタナゴ
  • タナゴ
  • アメリカザリガニ

班によっては1000固体を超えるものも


採集した生物を一つひとつ分類し、数を数えることで、伊豆沼の生物相を具体的に把握することができました。

実際に自然環境に身を置き、調査を通して学ぶことの大切さを実感する実習となりました。

全員で記念撮影!


参加学生のコメント

松本 康誠 さん

今回の実習では、初めて実際に沼の中に入って生物の調査を行い、普段はできない体験ができて新鮮で面白かったです。
また、伊豆沼の生態系についての説明を聞き、様々な生物種がそれぞれの役割を持ちながら、生態系を形成していることが印象に残りました。
実際の環境で生物を観察・調査することで、伊豆沼の生態系についてより深く学ぶことができ、良い経験になりました。


眞野 海晴 さん

今回の実習では、実際に伊豆沼に生息する水生生物を採取、観察することで、伊豆沼の生物の生息環境の特徴や生態系について学ぶことができました。
定置網で採取された魚やエビを集計することによって、外来種による在来種への影響や生息環境の変化を間近で感じ、生息環境を維持することの難しさを学びました。この貴重な経験を今後の活動に活かしていきたいと思いました。




【リンク】



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【関連ブログ記事】

 #実験・実習 #学生の声 #地域水産利用学研究室

#海洋生物・環境コース #生物資源コース 


2026年10月30日金曜日

10月の生物科学科|3年次フィールド実習・教員採用試験合格者の声・イトヨのゲノム追跡

 

生物科学科ブログでは、学生・教員の様子から授業・研究の内容まで、学部と大学院の日常風景をお伝えしています。ブックマークよろしくお願いします。 

10月は、3年次のフィールド実習や教員採用試験の合格者の声などをアップしました。

 

 

藤原愛弓講師がテレビに出演予定
11月1日(日)「ザ!鉄腕!DASH!!」 

新宿DASH

体長約1cm!ミツバチの世界に大潜入!
松島&篠塚が寿命1か月の働きバチに迫るが一体何のために働くの!?
驚きの生態や神秘の味覚ハチミツの不思議を知り、新宿の屋上産ハチミツを堪能!
働きの結晶はどんな味?(鉄腕ダッシュのホームページより抜粋)

大学構内での養蜂の様子

 

 










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石巻かほく



「科学のたね」教室を開催 

10月から、本学で小中学生向けの科学イベントを開催しています(人間教育学科、齊隆特任教授)。 ご参加、お待ちしています! 

  • 第1回 10月11日(日)石巻の地質を知ろう(齊隆)
  • 第2回 10月25日(日)ヒゲカビの生活を見てみよう(宮嵜厚)
  • 第3回 11月29日(日)ぐにゃぐにゃ算数・ぐにゃぐにゃ数学(渡辺正芳)


ぐにゃぐにゃ算数・ぐにゃぐにゃ数学

学校の授業では、数の計算をしたり、三角形の面積を求めたりします。少し計算を間違えると、答えが合わなくなってしまうこともありますね。そんな「かっちり」したイメージのある算数・数学ですが、細かいことは気にしない、とても「やわらかい」数学の世界があるのを知っていますか?トポロジー(位相幾何学)と言います。

トポロジーの世界では、なんと三角形と丸が「同じ仲間」として扱われます。「え!?一緒なの?」そう思った人も多いかもしれませんが、実は私たちの身近なところにトポロジーの考え方は隠れています。たとえば、駅にある路線図。駅と駅がどのようにつながっているかが大切で、実際の距離や形はあまり気にしていませんよね。これもトポロジーの考え方です。

「科学のたね」教室では、一筆書きのヒミツや、ゲーム・医療・ファッションに隠された数学など、さまざまなテーマを取り上げる予定です。実際に体験しながら、ぐにゃぐにゃ「やわらかい世界」に飛び込んでみましょう!勉強が苦手でも大丈夫。むしろ歓迎です!計算はしませんので、奮ってご参加ください。

 

 












大学ホームページ記事からのピックアップ






学生関連

伊豆沼・内沼はラムサール条約湿地

「ホネからみる石巻の動物」

「多様性からみるベントス(底生生物)の世界」

 

 

 

研究室・教員関連

女王蜂フェロモンを取り付けたドローンを
懸命に追いかける雄バチたち
 

共通する地域資源である「ワカメ」に着目し、
地域課題の解決と日韓交流を結びつける取り組みを紹介

 

「ちぃたん☆」と記念撮影!
秋葉原観光推進協会公式キャラクター
(コツメカワウソの妖精)

算数トライアスロン(10月11日)
 


 

番外編(近隣イベント)

10月4日(日)、航空自衛隊松島基地で「航空祭」が行われ、迫力満点のブルーインパルスの曲技飛行などが行われました(石巻市のお隣、東松島市にて)。

平日に訓練を行っていて、石巻市上空でも日頃から音が響かせています。ホームページで訓練の時間を公開していますので、お好きな方はぜひ。



2026年10月28日水曜日

金華山島の「シカの角切り」に11名が参加! 迫力の伝統行事を間近で体験

2026年10月4日、石巻市の離島、金華山島で恒例の「シカの角切り行事」がありました。

動物生態学研究室(辻大和教授)では、2023年からこの行事のお手伝いをしています。今年は骨格標本愛好会、昆虫行動学研究室(藤原愛弓講師)、助手の成田さんを加えた混成メンバー11名で参加しました。

 

角切行事は、島の一角にある施設で行われます。イベントの前日に、施設にシカを収容しておきます。シカの角はオスにしかないので、メスは作業中にリリースします。

一部のシカを角切場に追い出し、勢子(せこ)が列を作って進路をコントロールします。逃げた先に捕り手が十字をもって待ち構え、角めがけて投げつけます。

コントロールに失敗すると、シカが逆走してくるので危ない!気を付けて。

 


シカの角にロープが引っ掛かったら、施設の中央にある大きな柱を使ってシカ引き寄せ、タイミングをみて捕り手がタックルしてシカを押し倒します。会場は大歓声です。

シカが倒れこんだら数名で体を押さえて固定し、神社の方が専用のノコギリで角を切ります。

角切が終わったシカは、施設の外に運んでリリースします。今年は全部で8頭の角を切りました。


作業が終わって集合写真を撮りました。お誘いいただいた鹿友華角会のみなさん、黄金山神社のみなさん、ありがとうございました!



参加学生のコメント

これまでシカを遠い場所からでしか見てこなかったが、シカを抑える際に力強い生命力を感じた。勢子の方々も何年と活動しているが、それでも一頭捕まえるのにも骨が折れることを知った。シカと間近で対峙し、自然の力強さを身をもって体験できた、とても良い機会だった。

日本で2ヶ所でしかやられてない内の1つに、このように参加でき大変貴重な体験でした。鹿がすごい速度ですぐ隣を駆け抜けるため怖かったところもありましたが、角切行事中に自分にできる事はたくさんやれたのかなと思っております。鹿や哺乳類に興味がある人は間近で迫力のある鹿を体験できるため是非行ってみてほしいです。

 

金華山には卒研の調査で何度も訪れたことがありますが、角切行事は今回初めて参加しました。いつも遠目に見ていたシカたちが、駆けたり跳ねたりする様子を間近で見ることができました。捕り手の方の中には、ロープを使わずに素手で角に掴みかかろうとする方もいて、まるで格闘技さながら!その迫力に圧倒され通しの1日でした。


 

 

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  • 骨格標本愛好会 Instagram 骨格標本愛好会は、令和7年度石巻専修大学学生表彰において最優秀団体賞(文化部門)を受賞  

 

 

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