「高校で物理に触れたことがなかった」
「ずっと苦手意識があった」
「物理が嫌いだった」
そんな思いを抱えた学生たちが、1年次から教職セミナー(物理の基礎講座)に参加。苦手意識を乗り越え、大きく成長した学生のリアルな声をお届けします。
高校で物理を習っていないことを前提に、1年間かけて、物理の土台となる力学の演習を繰り返しました。
常に図やグラフを使って解説し、こまめに学生の理解度も確認しながら進めました。また、学生同士の教え合いをとおして、「分かる」という経験を積み重ねてもらいました。
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| ラーニングコモンズで実施(コンビニ裏) |
教職セミナーは単なる勉強会ではありません。同じ志をもった仲間がつながり、学ぶ楽しさ・教える楽しさを再発見する場所でもあります。
参加した学生からは、次のような声が聞かれました。
- 前期から参加してきて、はじめは物理が嫌いだったのですが、考え方さえ分かれば難しくないことが分かり、今は物理が楽しくなりました。教職の仲間の存在をちゃんと確認する機会が1年生のうちはあまりなかったので、教職セミナーで仲良くなることができた感じがします。物理以外の分からない所を聞けたこともすごく助かりました。
- 前期の教職セミナーのおかげで、後期の物理学の授業、テスト勉強に役立ちました。全く同じものを使うことはなかったですが、先生の教えだったり、持つべき知識だったりを生かして、後期の授業がスッと頭に入ってきやすかったです。そのおかげで、3年生も2年生もいたけど、中間テストで4位を取れました!
教職セミナーの様子とともに、学生のリアルな声を紹介します
| 最初の顔合わせ 「教職セミナーに来たおかげで、話せる人が増えました。 他の教科でも分からない所があったら聞ける場だと思います。 とてもとてもありがたかったです。」 |
前期:力学の土台をつくる
前期は、2コマ連続の集中講義を4回実施。
自由落下から、投げ上げ、水平投射、斜方投射まで、「ボールの運動」を中心に、力学の基本について演習を繰り返しました。力学的エネルギー保存則も少しだけ扱いました。
教員採用試験の過去問も交えながら、最後は「まとめテスト」での確認も行いました。
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| 「今まで高校でも物理に触れたことがなく、 全く理解できない教科だなーっと思っていましたが、 教職セミナーの時間内で問題が解けたりすることで 苦手意識も弱くなったと思います」 |
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| 「中学のときから苦手だった力学の範囲が かなり好きになり、苦手意識はなくなった」 |
後期:力学の基本を再確認し、その先へ
後期は毎週金曜3限、週1回の実施。
後期から参加する学生もいたこともあり、前期のまとめテストの復習から始めました。テストの解説をすることで復習をしつつ、類題を解いたりと、じっくり進めました。
ボールの運動のやや発展として坂道での運動や、バネ・摩擦についての演習も行いました。後期も、確認のためのテストを実施。採点して返却しました。
1年生にとっては、午後は5限の物理学の授業まで空きコマのため、物理学や化学のテスト勉強も一緒に取り組んだりもしました。
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| 「自分たちで教え合う時間があり、 言葉にして解説することで自分の勉強にもなった」 「他の人の解き方や考え方を教わることができました」 |
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| 「他の人の解き方や考え方を教わることができました」 |
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| 「教職セミナーに参加したことで、 基礎物理学・物理学の内容が理解できた。 図やグラフを交えて超丁寧に 教えてもらえたので助かった」 |
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| だいぶ昔の宮城県の過去問 (初めての人には難しいレベルですが、ラスボスとして出題) 「先生が丁寧に説明してくれて、ついていきやすかった。 先生がちょくちょく確認をしてくれることで再確認ができた」 |
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| 「前期参加できなかったので、 前期の内容からもう一度勉強したいです。 楽しかったです。来年もやりたいです」 |
公式はその場ですぐに役立つかもしれませんが、忘れてすぐに役立たなくなります。特に物理では、公式を使って一発で答えが出たとしても、理解不十分で応用が効かなくなることが良くあります。ちゃんと分かったとは言えない状態です。
高校の教科書では公式として書いてあっても、ただ覚えて使うのではなく、必ず図で考えて理解することが重要です。
焦って暗記に走るのは逆効果。必要最低限のことを理解して覚えれば、かなりの範囲の問題を解くことができます。そのことを実感してもらうのが、1年次の教職セミナーの目標です。
力学の問題は、どんな問題も「力 → 加速度 → 速度 → 距離」の流れで解くことができます。力が加わることで加速度が生まれ、物体は動くことができます。自由落下の原因は重力ですね。物理が分かると、投げ上げたボールは1秒後どこにあるか?どのくらいの高さになっているか?など、未来予測をすることができるようになります。
「速度 → 距離」の部分に限って考えてみましょう。たとえば、ずっと 50 km/h で動いている車があったとします。1時間で50 km進むという意味ですので、1時間後は50 km、2時間後は100km…と未来が分かります。50 km/h × 2 h = 100 km という計算です(「はじき・みはじ」なんて図を使うのは厳禁!)。
これは速度のグラフで考えると、タテ×ヨコで「面積」になっています。つまり、面積が未来のことを教えてくれています。
普通の車は、ずっと一定の速度で走ることはあり得ません。スタートで加速して、カーブで減速して、信号で停車。車の中のスピードメーターは常に変化しています。
先ほどと同じようにタテ×ヨコで面積を計算することができません…が、細かく分けて考えるとどうでしょうか。1秒間で考えると、そこまでスピードは変化しませんので、ほぼ一定です。1秒という短い時間であれば、タテ×ヨコで面積を求めることができます。次の1秒、次の1秒と面積を求めていけば、1時間での面積も求めることができます。※「細かくして足し合わせる」のは数学で言うところの「積分」ですね。
このように速度のグラフを考えて面積を求める意識を持てば、どんな問題でも解くことができます。公式は不要です。教科書に載っているプラスマイナスがややこしい公式を覚える方がよっぽど大変!
教職セミナーでは、公式を敢えて使わずに、毎回速度のグラフをかいて面積を求める経験を積んでもらうことを意識しました。
最初は大変かもしれませんが、分かると簡単。まさに「急がば回れ」です。
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教職セミナーとは?
教職セミナーは、有志の学生と教員による教員採用試験対策の自主ゼミです。参加する学生に合わせて、物理・化学・生物・地学の勉強から、模擬授業・面接・集団討議の練習まで幅広く行っています。
4年間のプラン
- 1年次 自主ゼミ(物理の基礎講座)
- 2年次 生物科学探究I(模擬授業、集団討議、震災遺構の見学)
- 3年次 自主ゼミ(地学の勉強会) + 「寺子屋」での教育実践
- 4年次 自主ゼミ(直前対策講座:理科の勉強会、面接、集団討議)
※自主ゼミはどの学年も参加可能
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| 2025年度の合格者の皆さん(1名欠席) と担当教員の渡辺 |
先輩に続いて「理科の先生」を目指しましょう!












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