2023年8月31日木曜日

8月の記事まとめ

有志の学生が全身骨格標本を製作

1年生の実習の様子を3件アップ(★印)。大学ホームページ記事のピックアップや石巻川開き祭りの様子も掲載しました。ぜひご覧ください。




   記事をまとめたページはこちら(タグごと、月ごとで記事をピックアップしています)


オープンキャンパスは9月3日(日)が最後
ご来場、お待ちしております!




大学ホームページ記事からのピックアップ


 

大綱引き大会(大学HPより)

大漁踊り(大学HPより)

後ろに見える雰囲気のある建物は
旧観慶丸商店(石巻で最初の百貨店)


ディズニーのドローンショー
全国で3ヶ所目の開催

ブルーインパルス展示飛行
石巻では普段から訓練の様子を見ることができます
8月27日には、松島基地で「航空祭」が行われました

お祭りに参加することで
地域貢献について考えるきっかけに


【関連リンク】

 

2023年8月30日水曜日

「野外生物実習」第3弾 動物実習を実施しました 水質検査班(自然科学コース)

 

1年生の「野外生物実習」の第3弾となる動物実習が、6月10日(土)に行われました。


まずは、大学近くの用水路でサンプルを採取。

その後、自然科学コースとそれ以外のコースのふた手に分かれての実施。自然科学コースは「水質検査」、他のコースは「顕微鏡観察」を行いました。


午前中にサンプルを採取し、午後からそれぞれの実習を行いました。

  • 10:00 教室集合、出席確認、実習内容の説明
  • 10:30 大学近郊の用水路に向けて移動
  • 12:00 大学到着、昼食休憩
  • 13:00 実験室にて実習、レポート作成
  • 16:40 解散

 

 

1年生全員でサンプル採取へ

大学演習林の脇を通って目的地へ
話をしながら、20分程度で着きます

用水路でサンプル採取

全員揃って記念撮影!
 

 


取ってきたサンプルを実際に水質検査

検査方法の説明
(今回の担当教員は山崎、前田、渡辺)

水質汚濁の指標である COD(化学的酸素要求量)、
アンモニウム、リン酸について調べました



採取した場所についての特徴や
サンプルの見た目、においなどを実験ノートに記録

水質検査の結果を考察して、まとめます


2年生からは実験がスタートします
実験レポートの書き方も学んでいきましょう



学生コメントを一部紹介 #学生の声

  今まで水質調査をしたことが無かったため、初めて使う道具を使えたり、レポートを自分なりに手書きでまとめたりと、これから役に立つ経験ができてよかった思う。

  元々実験などが好きだったので、とても楽しかった。採取した場所、色の変化などから考察することがとても良かった。3つの実習はとても貴重な経験で、自分の身になることでした。

  しっかり何をやるか、どのように取り組めばよいかの説明がされており、取り組みやすかった。

  道中で先生が様々な植物や動物の話をしてくれて、移動中もとても楽しいと感じた。

  蛇も触れたので良かったです。


 

 

顕微鏡観察の方はこんな雰囲気
(別の実験室で同時並行で実施)

ミジンコもはっきりと


【関連ブログ記事】

#実験・実習 #自然科学コース

 

2023年8月28日月曜日

「野外生物実習」第2弾 海洋生物実習を実施しました(万石浦チーム)

 

東日本大震災により地盤沈下した元干潟と 震災後に再生された人工干潟の生物相の観察

 

6月3日(土)、石巻市の東部に位置する万石浦において、1年生85名のうち21名が海洋生物実習を行いました。

残りの学生は同じ日に渡波海岸で実習を行っています。※ 海洋生物実習は渡波海岸と万石浦の2ヶ所で実施。学生は好きな方を選択。

この実習では、平成23年3月11日に発生した東日本大震災によるダメージを受けた(元)干潟と、その影響を受けていない干潟(人工干潟)の生き物を見比べて、生物相の回復を妨げている原因や万石浦の海の豊かさについて学ぶことを目的としています。

 

実習前の説明

 

学生達はまず始めに実習の説明を受けた後、宮城県漁業協同組合 石巻湾支所の職員の方々の協力のもと、組合所有の船に分乗させてもらい、地盤沈下した元干潟と再生された人工干潟に向かい、それぞれ実習を行いました。

大半の学生は干潟を訪れた経験がなく、また始めて胴長靴を着用して海に入る感覚に驚く学生もいました。


生物相の調査

 

(この写真のみ、昨年度のもの)
 

実習ではフィールドを楽しみながら、水産有用種のアサリの数を計測し、比較考察しながら、干潟の生物の豊かさを実感したようです。

 

学生コメントを一部紹介 #学生の声

 

   震災によって被災してしまった干潟と震災後に新たに作られた人口干潟の環境の違いが体感でき、そこにいた生物も違いが見られたのでとても面白かった。

  干潟でアサリ以外にもカニやエビなどもいて、干潟には様々な生物が暮らしていることを知ることができた。

  かっこいい漁師の方々に案内していただけて、船も乗れて、胴長も着れて、海に入れて、ウェットスーツの玉置先生も見ることが出来て、とても楽しい実習でした。

 

 

 

【大学ホームページ関連記事】

渡波海岸での実習(大学HPより)
 

2023年8月24日木曜日

【9月3日開催】この夏最後!オープンキャンパスの予約受付中です

生物の学びに適した、自然に囲まれたキャンパス

在学生から授業・実験の様子や普段のキャンパスライフについて、教員からは研究内容について、直接話を聞くことができるチャンス!

 

9月3日の詳細&予約はこちら

(大学ホームページへ)

 

オープンキャンパス1回目の様子はこちら ↓↓↓

 




  学科説明会

太田尚志 教授(学科主任)

東北の私立大学では唯一、生物科学を総合的に学べる学科です。海・陸の生き物とその周りの環境から、微生物やDNAなどミクロな世界まで、フィールドをいかした実験・実習をとおして、科学的探究力や科学の言葉で伝える力を養います。

関連ブログ記事:いつでも、どこでも「WEBオープンキャンパス」開催中!



 

  オープンラボ  


意外な発見があるかもしれません

興味の幅を広げて、多くの研究室を回ってみては?



プランクトンから深海魚まで

海のいきものの生態や生息環境について学ぶ

 

  ミズクラゲの生態をしらべる

太田尚志 教授(#海洋浮遊生物学研究室

水槽の水槽のミズクラゲはいやし系、でも、海では時に厄介者。ミズクラゲの発生時期や規模を予測にはクラゲの生態研究が不可欠。実際に行っているフィールド調査や飼育実験の様子を、動画や顕微鏡観察を交えて紹介します。

新しくできた 海洋生物ウェットラボ にて実施

 

  魚の隠れた力にググッと接近!

角田出 教授(#マリンエコバイオ研究室

魚は種々の能力を持っています。水上を駆ける、水の内外を同時にみる、姿を消す能力。病気に対する守備力もすごい。でも、環境の悪化は魚を病気にします。魚の隠れた力の探索と病気に打ち勝つ力を高める仕事をしています。

大学HP関連記事:「みやぎオリーブ銀鮭プロジェクト事業報告会」を開催しました【共創研究センター】(各放送局の映像あり) 

 

  貝にも血が流れている

高橋計介 教授(#二枚貝生理学研究室

ヒトのような高等動物だけでなく貝(軟体動物)にも血は流れています。ただし、赤い色をしているとは限りません。また、血管の中を流れるのではなく組織の隙間を通すことで全身に血を巡らせる動物もいます。二枚貝のカキを材料に血の色や流れを見てみましょう。


 


 

生態系から遺伝子まで

いきものの営みを時空間スケールで理解する

 

  動物の組織、見せます!

奈良英利 教授(#動物機能組織学研究室

形あるところに機能あり!動物の組織標本の顕微鏡による観察を体験してもらいます。さらに培養細胞も準備しています。筋肉細胞と白血球の形の違いを実際に観てみませんか?

関連ブログ記事: 日本分子生物学会(幕張メッセ)に参加し、発表してきました! 堀晴香さんによる学会参加レポート

 

  樹木のなかの水の流れを追う

依田清胤 教授(樹木生理生態学研究室)

何もしていないように見える樹木も、その内部では盛んな水の流れが生じています。その流れのしくみに迫る研究を紹介します。

 

 

 


微生物からヒトまで

多様な生物の発生、生理、進化、

そして生命分子について幅広く学ぶ

 

  細胞性粘菌を見てみよう

阿部知顕 教授(#分子発生学研究室

細胞性粘菌は、主に土壌中に生息する小さなアメーバですが、餌となる細菌が足りなくなると、アメーバ同士が集まって多細胞体となり、ひとつの個体として行動します。この生物を顕微鏡で見てみましょう。

関連ブログ記事:しぶとく生きる!細胞性粘菌のふしぎ(動画)





サイエンスを幅広く、生物・化学・物理・数学を学ぶ

理科の教員への道をサポート


  ソフトマター(やわらか物質)で遊ぶ

前田敏輝 教授(ソフトマター物理学研究室)

ソフトマターとはやわらかい物質のこと。生き物のカラダはまさに、ゲルやコロイドなどのソフトマターでできています。寒天、豆腐、スポンジなど身近なソフトマターを材料に、物理の視点から「やわらかさ」の謎と不思議を解説します。


  化学の力でバイオエタノールを有効活用

山崎達也 教授(#触媒化学研究室

バイオエタノールは石油に代わる資源として注目されていますが、その利用のためには解決が必要な課題があります。私たちは、化学の力を使ってバイオエタノールを役に立つ物質に変換するための研究を進めています。

関連ブログ記事:日本化学会にて学生2名がポスター発表(触媒化学研究室)





入試トピックス

  • 総合型選抜の受験チャンスを、2回から「 4 回 」に変更 NEW ! 年内の10月、12月に加えて、2月と3月にも実施します 詳しくはこちら

  • 大学独自の奨学金制度 進学サポート奨学生は、授業料の 40 %(理工学部は38.7万円)を年間免除 詳しくはこちら


 

 

石巻専修大学パンフレットはこちら

NEW!


 

 昨年度のオープンキャンパスの様子を写真で紹介

 第1回  第2回  第3回

#オープンキャンパス

石巻市は宮城県第2の都市

仙台から電車で最速49分


8月19日のときの一枚

 皆さまのご来場を学生・教職員一同、お待ちしております!



2023年8月22日火曜日

水中ドローンの制御に苦戦 …「助けて、ミズえもん!」

海底付近のミズクラゲの分布状況を調査するため
水中ドローンを導入しました

ところが・・・






環境データ(水温、塩分、クロロフィル量、酸素濃度など)を取得できるようにして、水中ドローンを様々な海洋調査に応用することを目指しています。 



水中ドローンの制御に苦戦しているところで・・・

 

「助けて、ミズえもん!」

 

 「ミズえもん」こと、水野純教授に助けを求めることに
(機械工学科、ロボット工学研究室にて撮影)

オープンキャンパスのときに
ちょうど?青いTシャツでした

 

水野教授は「ロボット研究会」も指導しています。マイクロシステムの競技会では「日本1位」になり、世界大会に進出。そして「世界2位」になったこともあります。

【関連リンク】



水中ドローン開発の様子は追って報告します。お楽しみに!

 

 

【関連ブログ記事】  

#海洋浮遊生物学研究室 

 

2023年8月18日金曜日

「野外生物実習」第2弾 海洋生物実習を実施しました(渡波海岸チーム)

 

1年生の「野外生物実習」の第2弾となる海洋生物実習が、6月3日(土)に渡波海岸と万石浦の2手に分かれて行われました(学生は好きな方の実習を選択できます)。

 

まずは渡波海岸チームの様子を紹介します。


渡波海岸は万石浦と石巻湾を繋ぐ水路部に形成された磯場で、狭い範囲に多様な生物が生息する場所です。大学から20分程度の距離で、教科書のような潮間帯生物の帯状分布が観察できます。

 

1年生は10班に分かれ、岩礁域潮間帯における生物の鉛直分布調査(グループでの調査)と自由観察(個人調査)を行いました。


 

 

生物の鉛直分布調査(グループ調査)
岩礁域潮間帯における生物の鉛直分布調査では、コドラート(方形枠)を用いて、潮上帯、潮間帯上部、潮間帯中部、潮間帯下部の4ヶ所で、枠内の固着生物の被覆度を記録していきます。

 


潮上帯にはタマキビやアラレタマキビ、潮間帯にはマガキが広く分布し、潮間帯上部にはイワフジツボ、潮間帯中部にはムラサキインコガイ、潮間帯下部にはムラサキイガイといったように、鉛直的な位置により多く生息する生物が異なることを確かめました。

タマキビとアラレタマキビ

イワフジツボ

マガキがびっしり

ムラサキインコガイとシロスジフジツボ

イシダタミ


レポートでは、潮間帯の生物の鉛直分布をデータとしてまとめ、なぜこのように生物種により分布が異なるのか考察を行います。




自由観察(個人調査)
それぞれが思い思いに生物の観察や採集を行いました。



 

今年は干潮の時間が早く、実習中にどんどん潮が上がってきてしまい、あまり良い条件ではありませんでしたが、それでも、ヒトデ類、ホヤ類、ヤドカリ類、エビ類、カニ類をはじめとした多様な生物が見つかりました。 

イトマキヒトデ

マボヤ

ユビナガホンヤドカリとケアシホンヤドカリ

ヒザラガイ

マガキを剥がすと死んだフジツボの
殻の中にすっぽりと収まるように
チリハギカイ達が暮らしていました

ウミソウメン(アメフラシの卵塊)


自由観察の一環として
持参した道具で釣りをしている学生も

 

学生コメントを一部紹介 #学生の声

 

  生き物の生態などについて理解を深めることができた。

  海岸の生物を間近で見られることはなかなか無かったので、とてもいい経験になった。プライベートでもまた生物観察をしたいと思った。

  今まであまり関わることができなかった人とも実習を通して関わることができて嬉しかったです!

 

海岸には様々な生物が様々な形で生息していることを実感できたでしょうか。

植物系や動物系の野外生物実習で感じた陸上生態系の姿と対比させることで、海洋生態系の特徴がより浮き彫りになってくることでしょう。

この体験が今後の学びに役立っていくことを期待しています。 




 

【大学ホームページ関連記事】

それぞれ、学生のコメントも掲載されています。

 

 

【関連ブログ記事】#実験・実習