発表する菅原さん 学会の英語化の方針に沿って、 ポスターは英語表記 |
3月に「日本化学会 第103回春季年会」が行われました。
4年ぶりの対面での開催で、参加者約6000名・発表件数約4000件という、化学系学会最大の研究発表会です。
そこで、触媒化学研究室(山崎達也教授)の学生2名が、卒業研究の内容を中心にポスター発表しました。
東京理科大学の野田キャンパスにて 左が佐藤さん、右が菅原さん (2022年度卒業) |
- 菅原 旭陽「Pt-Rh/LaAlO3触媒によるバイオエタノール水蒸気改質反応特性に及ぼす貴金属共存効果」
- 佐藤 慧「バイオエタノール部分酸化によるアセトアルデヒド合成における
Au-Pt共存効果」
休む間もなく、次々に質問者が |
年会では、化学に親しみを持ってもらいたいとの思いから「元素川柳コンテスト」も開催されました。
山崎達也教授のコメント
バイオエタノールの触媒変換は、バイオマスを有効活用するために欠かせないプロセスです。
両名ともこれまで当研究室が進めてきた研究に新しい側面からアプローチし、多くの実験データを積み重ね成果を上げました。当日は多くの研究者との質疑を通じ、研究への理解を深めてくれたものと思います。
菅原君は岩手大学大学院に進学し、触媒の研究をこれからも続ける予定です。新しい知見や技術を積極的に吸収し、成果を上げることを期待しています。佐藤君も本学で鍛えたプレゼン力を社会で発揮してくれるものと期待しています。
自然科学コースの特徴 #自然科学コース
サイエンスを幅広く、生物・化学・物理・数学を学ぶ
分野を問わず幅広く「サイエンスを学びたい!」「化学・物理・数学の研究をしてみたい!」という想いを実現することができます。
現在、3つの化学系の研究室と2つの数学・物理系の研究室を有しています(生物科学科 研究室一覧)。
1年次から化学・物理・数学などをしっかりと学び、2年次以降は海洋生物、動物、植物、微生物などについて、興味に応じた専門科目の履修が可能となっています。自然科学コースから、生物系の研究室に所属することも可能です。
コースの修得すべき科目と教員免許取得のために必要な科目の多くが重複しているため、教員免許が取得しやすくなっているところもコースの特徴のひとつです。