2022年2月22日火曜日

猫、猫、猫! 石巻には猫の島があります


本日2022年2月22日は「スーパー猫の日」だそうですね(この記事は2時22分にアップ)。

 

石巻には、猫好きにはたまらない「猫の島」があります。

それは、住んでいる人が100人にも満たない田代島(たしろじま)という小さな島です。石巻駅からは船を使って1時間弱で着きます。

三陸金華山沖は世界三大漁場のひとつで、田代島は沿岸・沖合漁業の島として発展しました(石巻市のホームページ)。

 

猫派の皆さま、機会があったら訪れてみてはいかがでしょうか。

手短ではありますが、猫つながりで石巻の魅力をひとつ紹介してみました。

 

 

【関連ブログ記事】

  • 金華山島の自然 石巻には「サル・シカの島」である金華山もあり、本学科の調査フィールドにもなっています。

与えるサルと食べるシカ
 

2022年2月21日月曜日

生命科学専攻の修論発表会が行われました

 

2月14日(月)、大学院理工学研究科 生命科学専攻 の修士論文発表会が行われました。

口頭発表20分、質疑応答20分の合計40分で実施。科学者の卵として、ひとつひとつ丁寧に質問に答えていました。

 


最終の発表会だけあって、緊張感が漂います

 

 

【関連ブログ記事】

 

【大学院理工学研究科のページ】 

 

 

2022年2月18日金曜日

12月の海中散歩(玉置)


冬の海

潜水による海藻調査の仕事を長くしていると、「冬の海にも潜ったりするのですか?」と聞かれることがあります。答えは「イエス」です。

宮城の冬の海では、水が澄んでいる日も多くて観察がしやすいですし、海藻種によっては冬に大きく成長したり、またこの時期にしか肉眼で観察できない種もありますから。

 

続けて「冬の海は寒くないですか?」と聞かれます。当然、寒いです。冬に潜ると、知らずシラズに宮澤賢治の「雨ニモマケズ」の詩*を海の中でつぶやいています。

 

雨ニモマケズ 風ニモマケズ…

 

冬の海から上がった時に、船長さんが気を使ってくれて、簡易なお風呂を用意してくれました。

ア タ タ カ イ …

 

冬の海の寒さで冷え切っていた身体の芯が、お湯の中でホッコリしてきます。小さなシアワセの実感。

ただただただ残念なことは、この後に直ぐに、もう一度、冬の海に入らないといけないということ…



今日も透明度の高い宮城の冬の海の中で、海藻調査の仕事をしています。


雨ニモマケズ 風ニモマケズ……

冬ノ海ノ寒サニモマケズ……


皆さまもどうかお身体を大切に。

 

藻々

*新校本 宮澤賢治全集 第六巻 詩5、筑摩書房



【関連ブログ記事】


2022年2月17日木曜日

科目等履修生・聴講生・研究生を募集しています

 

建学の精神「社会に対する報恩奉仕」のもと、学生に対して行われている授業を開放しています。

 

  •  科目等履修生  本学の卒業生であれば、1科目2単位11,000円で単位を修得できます。
  •  聴講生  本学の卒業生であれば、1科目2単位5,000円で授業を聴講できます。
  •  研究生  本学教員による研究指導を受けることができます。 

 

 

本学の卒業生に限らず、どなたでも出願できます。生涯学習の一環として、専門知識の獲得はもちろん、生物科学の学びをとおして視野を広げてみるのはいかがでしょうか。学生と一緒になって講義を受けることも刺激になると思います。


募集要項などの詳細はこちら 

(大学ホームページへ)

出願は2月24日(木)までです。

 

 

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2022年2月15日火曜日

卒業研究発表会3日目(海洋生物コース)

2月9日(水)、海洋生物コースの卒業研究発表会が行われました。

海洋生物コースでは Zoom によるオンライン配信も行い、70名以上の参加者がありました(内、オンラインからは20名程度)。

 

5研究室、総勢23名の学生による発表タイトルは以下の通りです。

 

  • 水産物流通の効率化のためのICT導入について
  • ミズクラゲのエフィラとポリプに対するカワハギ稚魚の摂餌について
  • マガキ桿晶体のセルラーゼ活性
  • フナムシの食性と同化効率
  • 外来捕食魚に対する在来小型魚の逃避行動の特徴

  • 異なる海域で捕獲されたハタハタ卵色の違いとその原因に関する研究
  • 石巻沿岸域における繊毛虫群集組成の季節変化 ー簡易図鑑作成に向けてー
  • スギ花粉はシオダマリミジンコの生残、生殖、次世代にどのような影響を及ぼすか?
  • ポリフェノールの投与がギンザケ組織内ヒートショックタンパク質70の含有量に及ぼす影響
  • 熟成魚刺身の旨味成分分析と安全性
  • 海洋酸性化がサメの鱗の形態に及ぼす影響

  • 大鳥池のタキタロウとは?-謎の大型魚の正体に迫る-
  • イシダタミガイとクボガイの中腸腺のセルラーゼ活性
  • キンギョは屋内水槽の中で「理想自由分布」するか?
  • ギンザケ飼育水槽内の細菌叢変化
  • 照明がイソギンチャクの行動に及ぼす影響
  • マガキへの風味付加法の検討

  • ムラサキイガイに対するワカメの茎とアカモク葉状部の餌料効果
  • タチウオは宮城県沿岸域を新たな生息域にしているか?
  • 日本のデータから読み解く新型コロナのワクチン効果:修正版SIRモデルを用いた数理的解析
  • 数理モデルで推測された有毒渦鞭毛藻 Alexandrium tamarense 現存量の急減要因
  • 万石浦に出現するミズクラゲのマイクロサテライト解析
  • ミズクラゲエフィラの形態再編について

 

口頭発表はひとり12分で、そのあと質疑応答です。濃密な研究を10分程度にまとめるのは大変な作業ですが、それぞれに工夫が見られました。

オンライン配信(Zoom)の準備をする太田先生


皆さん、お疲れ様でした!

 

 

 

 卒業研究ポスター制作 

口頭発表のあとは、卒業研究のポスター制作です。作成するのは、A0(エーゼロ)という特大サイズの紙面。

過去のポスター発表会の様子

どのようなバランスで内容を配置するか、どんな文字の大きさ、どんな色を使うかなどなど、気を付ける点は多くあります。いかに伝えたい情報をデザインするかが大切ですね。

4年生の皆さんは、たとえば 「伝わるデザイン」のページ が参考になるかと思います。 デザインは意外と?社会人になっても必要になってきます。人に伝えるスキルはどこでも必要です。

 

最後までがんばって取り組みましょう!

 

 

 【関連ブログ記事】

 

【大学ホームページ関連記事】3月30日追記

【生物科学科・海洋生物コース】多彩な研究成果を発表・卒業研究発表会 大橋さん、川内さんのコメントが載っています。


2022年2月14日月曜日

卒業研究発表会2日目(動物コース)


2/8(火)に、動物コースの卒業研究発表会が開催されました。当日の発表タイトルは、以下の通りでした。

 

・石巻周辺地域に生息するニホンジカの出自-DNA解析による推察-

・細胞性粘菌の生態:田の周辺からの野生株の単離

・細胞性粘菌野生株の土壌試料からの単離

・新型コロナ第6波の予測〜SIRモデルによる再流行へのシナリオ〜

・石巻市におけるロードキルの現状と対策

・鹿の幼角の抽出液のマクロファージに対する影響

・ノネズミ類の個体数と果実の利用可能性の関係

・細胞性粘菌Dictyostelium discoideumの酸素要求性の検討

・二ホンアナグマの食性:食物の利用可能性との関係

・宮城県石巻市における徘徊性昆虫の季節変化

 

春休み期間でしたが、50名近くの参加者があり、教員だけではなく学部生も熱心に質問していました。

「質問です。その方法は適切なんですか?」

やっぱり先生からの質問が一番緊張します!

質問に対する受け答えも、評価の対象になります。与えられた課題に対し、自身の頭でいかに考えているか、発表を聞いているとよくわかるんですよ。

 

皆さん落ち着いて発表できたようで何より。「一年間、何かを継続してなしとげた」という達成感は、皆さんの宝物になるはずです。研究を通じて学んだ論理的な思考や問題解決力を、社会でぜひ役立ててください。

3年生は、先輩の発表や質疑をききながら来年の自分たちの姿を想像してください。そして1-2年生にとって、発表会は、それぞれの先生のラボでどんな研究がおこなわれているか知るための絶好の機会です。積極的に顔を出すとよいでしょう。 

 
発表が終わって集合写真をパチリ。皆さん、お疲れさま!
 

 

【大学ホームページ関連記事】3月14日追記


2022年2月9日水曜日

卒業研究発表会1日目 (植物コース)

 2月7日から3日間、生物科学科の卒業研究発表会が行われました。


今年の1日目は植物コースでした。
初日にもかかわらず50名以上の参加者がおり、3年生はもちろん、2年生も来年度の研究室配属に向けて先輩方がどんな研究をしているのか興味津々の様子でした。

発表タイトルは以下の通りです。

・マイクロサテライトマーカーによる在来および外来コマツナギの識別

・石巻専修大学周辺におけるマメ科の花に生息するアザミウマ相

・マメ科ミヤコグサの果皮厚壁組織にみられる2層構造の発達過程

・シロイヌナズナの茎伸長におけるフィトクロムの働き

・シロイヌナズナemc1変異による草丈制御の解析

・シロイヌナズナのcop1変異とer変異による草丈への影響

・菌類の基質分解能を用いたマボヤ殻の分解

・ヒゲカビcol変異株の胞子観察と株間の接ぎ木による遺伝子型の決定

・ニホンアナグマの糞生菌について

・斜面のスギの年輪解析

・外形から見たスギの成長解析

皆、1年間の成果を誇る堂々たる発表ぶりで、教員だけでなく学生さんからの質問も活発に行われました。

卒業研究は大学生活の集大成です。
どの発表者からも、自分の研究について、自分の頭で考えて実験や解析をしてきたことがよく伝わってきました。

おつかれさまでした!
発表の後はやりきった! という笑顔でいっぱい

 

【大学ホームページ関連記事】3月25日追記

【生物科学科・植物コース】多彩な研究成果を発表・卒業研究発表会 工藤さん(植物発生遺伝学研究室)、菅井さん(菌類発生生理学研究室)のコメントが載っています。



2022年2月8日火曜日

【深海魚紹介シリーズ】幻のエビ?ヒゴロモエビ


地方名はぶどうえび。

ではありますが、標準和名のブドウエビとは別種のヒゴロモエビです。数百メートル以上の水深に生息すると言われていて、生きているときはブドウ色をしています。

あまり漁獲されませんが、生で食べるとボタンエビと同様に甘味が強く、タラバエビ科のエビで、「幻のエビ」とも呼ばれています。

石巻にあるお寿司屋さんでは、時価で販売。稀にしか仕入れできないそうです。


鈴木研究室の4年生は、このヒゴロモエビに注目し、旨味成分を分析するなどの卒業研究を行いました。



【深海魚紹介シリーズ】


2022年2月2日水曜日

【予告】2021年度 卒業研究発表会


4年生は各研究室で、学びの集大成として卒業研究に取り組んできました。 その研究成果を発表する「2021年度 生物科学科 卒業研究発表会」が来週行われます(口頭発表と質疑応答)。 

 

 2月7日(月) 植物コース   5301 

   8日(火) 動物コース   5303  

   9日(水) 海洋生物コース 4101

詳細は、1号館の掲示板やインキャンパスでお知らせします。

 

発表タイトルを見てみると、多様な生物を研究対象にしていることが分かります。

植物コースでは、コマツナギ、ミヤコグサ、シロイヌナズナ、ヒゲカビ、スギ etc

動物コースでは、ニホンジカ、ノネズミ、ニホンアナグマ、細胞性粘菌 etc

海洋生物コースでは、ミズクラゲ、フナムシ、シオダマリミジンコ、ギンザケ、サメ、タチウオ etc


 

3年生は、来年の自分のために卒研発表がどんなものか知る機会に、また、どんな研究をしたいかを考える機会になると思います。

1、2年生にとっては、研究室選びの参考として、勉強へのモチベーションアップとして良い機会になると思います。

先輩方の研究内容とプレゼン方法について、良いところを吸収していって下さい。

 


【関連ブログ記事】

バイオサイエンスコミュニケーションでは、プレゼンを実践演習


2022年2月1日火曜日

一般選抜A日程と特待生選抜を実施

 

1月30日(日)、一般選抜A日程と特待生選抜が行われました。合格発表は2月11日(金)です。

 

 

受験生ガイドはこちら(大学ホームページへ)

  • B日程 試験日 3月 2日(水) 
  • C日程 試験日 3月15日(火) 



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