アンコウのようでアンコウではない、地方名では「水鮟鱇」と呼ばれる「アカドンコ」。今回は、金華山の沖合で獲れた深海魚アカドンコを紹介します。
つぶらな瞳がかわいいですね。目が悪くて鈍い感じなので「鈍い魚」で「ドンコ」。体色が赤いので「アカドンコ」です。
全体的にブヨブヨしています。
カマボコにすると弾力があって美味しいそうです。
スケトウダラとアカドンコの割合を変えて作ったカマボコ。国際価格が上昇しているスケトウダラに頼らないカマボコ作りのヒントが深海魚にあるかもしれません。
鈴木研究室では、アカドンコのような、ほとんど使われることのない深海魚の加工品への利用方法について研究しています。
参考 鈴木英勝・秋元直輝:深海魚を使用したすり身加工品の基礎的研究 [PDF] (石巻専修大学研究紀要 第32号)
底引き網で水揚げすると、こんなにもゴミが… 人類が海を汚している証拠ですね。
【深海魚紹介シリーズ】
恐竜の時代を生きた魚、ココノホシギンザメが大学に運ばれてきました石巻専修大学開放講座のお知らせ(詳しくはこちら)
7月8日(木)「地域に眠るおいしい海産物を探して」(鈴木英勝准教授)
底引き網で獲れた深海魚を紹介します。※ 来年度(令和4年度)から「海洋生物・環境コース」がスタート!
コースのリニューアルにより、新たに、環境問題や水産業など社会に密接な分野の研究も可能となります。
新カリキュラムの「海洋生物利用学」では、海洋生物の有効利用方法などについて学びます。