東日本大震災により地盤沈下した元干潟と 震災後に再生された人工干潟の生物相の観察
6月3日(土)、石巻市の東部に位置する万石浦において、1年生85名のうち21名が海洋生物実習を行いました。
残りの学生は同じ日に渡波海岸で実習を行っています。※ 海洋生物実習は渡波海岸と万石浦の2ヶ所で実施。学生は好きな方を選択。
この実習では、平成23年3月11日に発生した東日本大震災によるダメージを受けた(元)干潟と、その影響を受けていない干潟(人工干潟)の生き物を見比べて、生物相の回復を妨げている原因や万石浦の海の豊かさについて学ぶことを目的としています。
実習前の説明 |
学生達はまず始めに実習の説明を受けた後、宮城県漁業協同組合 石巻湾支所の職員の方々の協力のもと、組合所有の船に分乗させてもらい、地盤沈下した元干潟と再生された人工干潟に向かい、それぞれ実習を行いました。
大半の学生は干潟を訪れた経験がなく、また始めて胴長靴を着用して海に入る感覚に驚く学生もいました。
生物相の調査 |
(この写真のみ、昨年度のもの) |
実習ではフィールドを楽しみながら、水産有用種のアサリの数を計測し、比較考察しながら、干潟の生物の豊かさを実感したようです。
学生コメントを一部紹介 #学生の声
震災によって被災してしまった干潟と震災後に新たに作られた人口干潟の環境の違いが体感でき、そこにいた生物も違いが見られたのでとても面白かった。
干潟でアサリ以外にもカニやエビなどもいて、干潟には様々な生物が暮らしていることを知ることができた。
かっこいい漁師の方々に案内していただけて、船も乗れて、胴長も着れて、海に入れて、ウェットスーツの玉置先生も見ることが出来て、とても楽しい実習でした。
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渡波海岸での実習(大学HPより) |