2月の6日(月)から8日(水)にかけて、「2022年度 生物科学科 卒業研究発表会」が行われました。
初日は海洋生物コース(今の1年生から海洋生物・環境コースに拡充)。
発表タイトルを見てみると、イルカ、ペンギン、エビ、ヒラメ、アサリ、ミズクラゲ、クロベンケイガニ、ベントスといったように、研究対象がとても多彩であることが分かります。
また、キーワードを拾ってみても、集団遺伝学、生体防御活性、DNA解析、マイクロプラスチック、セルラーゼ活性、遺伝的アルゴリズムなどなど、研究手法や着目点も様々です。
卒業研究タイトル
- 食用菊花弁の熱水抽出液は抗酸化活性を示す!
- コメツキガニの集団遺伝的研究:北海道・青森集団の起源
- マダイ稚魚を用いた輪くぐり実験―輪の色や形の違い、個体による覚えの良し悪し―
- 梅酢には魚類の生体防御活性を高める物質が含まれている!?
- 魚のスレを科学する―苦い経験は釣り針回避行動につながる―
- アルテミア 休眠卵の孵化に及ぼす餌料植物プランクトンの影響
生物好きが伝わるプレゼンが多くありました |
- 宮城県と福島県の干潟に生息するイトゴカイ科多毛類のDNA解析
- クロベンケイガニは痛みを感じるのか:熱ショックによる速やかな学習の検討
- 石巻専修大学遊水池付近におけるコエビ下目数種の出現状況
- 異なる背景色におけるヒラメ若魚の餌色選択性
- 飼育環境下のハンドウイルカが発する鳴音の解析
- ペンギン4種の鳴音の解析
- 3産地の市販アサリにおけるマイクロプラスチック含有量
- 音刺激に反応する淡水魚の行動の変化
- 海洋中層魚の耳石を用いた年齢推定の試み
- スギ花粉を摂食する動物プランクトンについて
- ミズクラゲポリプの遊離刺胞細胞に関する研究
- 干潟に生息するベントスのセルラーゼ活性
大教室で実施 オンラインでも配信しました |
- 追波湾におけるマイクロプラスチックの鉛直分布について
- ミズクラゲポリプの変態誘導と温度の関係
- SIRSモデルを用いた新型コロナエンデミック期の解析
- アルテミア ノープリウス幼生はいつから餌を食べられるようになるか
- 遺伝的アルゴリズムを用いた生物適応のモデル解析の試み
- バニラの味や香りはギンザケの摂食行動を刺激するか?
自分で考えて、失敗を繰り返して、先生にダメだしされて?苦労した経験は、必ず今後の糧となるでしょう。
少し休んで、卒業研究ポスターの作成を頑張りましょう(A0サイズ、17日に印刷)。
卒業式は3月20日(月)
卒業式は正式には学位記授与式と言って、生物科学科の卒業生には【学士(理学)】が授与されます。また、成績優秀者に川島記念学術賞が贈られます。
最後は発表者とコースの教員で記念撮影! |
皆さん、お疲れ様でした!
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- 【食環境学科】卒業研究発表会を開催 ※令和4年度に、食環境学科と生物科学科は発展的に統合されました。専門分野の拡充により、生物科学科は3コースから4コースに増え、定員も55名から91名になりました。
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