2023年2月9日木曜日

卒業研究の成果を発表 海洋生物コースの卒研発表会が実施されました

 

2月の6日(月)から8日(水)にかけて、「2022年度 生物科学科 卒業研究発表会」が行われました。

初日は海洋生物コース(今の1年生から海洋生物・環境コースに拡充)。

 

 

発表タイトルを見てみると、イルカ、ペンギン、エビ、ヒラメ、アサリ、ミズクラゲ、クロベンケイガニ、ベントスといったように、研究対象がとても多彩であることが分かります。

また、キーワードを拾ってみても、集団遺伝学、生体防御活性、DNA解析、マイクロプラスチック、セルラーゼ活性、遺伝的アルゴリズムなどなど、研究手法や着目点も様々です。


 卒業研究タイトル 

  • 食用菊花弁の熱水抽出液は抗酸化活性を示す!
  • コメツキガニの集団遺伝的研究:北海道・青森集団の起源
  • マダイ稚魚を用いた輪くぐり実験―輪の色や形の違い、個体による覚えの良し悪し―
  • 梅酢には魚類の生体防御活性を高める物質が含まれている!?
  • 魚のスレを科学する―苦い経験は釣り針回避行動につながる―
  • アルテミア 休眠卵の孵化に及ぼす餌料植物プランクトンの影響

生物好きが伝わるプレゼンが多くありました

  • 宮城県と福島県の干潟に生息するイトゴカイ科多毛類のDNA解析
  • クロベンケイガニは痛みを感じるのか:熱ショックによる速やかな学習の検討
  • 石巻専修大学遊水池付近におけるコエビ下目数種の出現状況
  • 異なる背景色におけるヒラメ若魚の餌色選択性
  • 飼育環境下のハンドウイルカが発する鳴音の解析
  • ペンギン4種の鳴音の解析


  • 3産地の市販アサリにおけるマイクロプラスチック含有量
  • 音刺激に反応する淡水魚の行動の変化
  • 海洋中層魚の耳石を用いた年齢推定の試み
  • スギ花粉を摂食する動物プランクトンについて
  • ミズクラゲポリプの遊離刺胞細胞に関する研究
  • 干潟に生息するベントスのセルラーゼ活性

大教室で実施 オンラインでも配信しました
 

  • 追波湾におけるマイクロプラスチックの鉛直分布について
  • ミズクラゲポリプの変態誘導と温度の関係
  • SIRSモデルを用いた新型コロナエンデミック期の解析
  • アルテミア ノープリウス幼生はいつから餌を食べられるようになるか
  • 遺伝的アルゴリズムを用いた生物適応のモデル解析の試み
  • バニラの味や香りはギンザケの摂食行動を刺激するか?


自分で考えて、失敗を繰り返して、先生にダメだしされて?苦労した経験は、必ず今後の糧となるでしょう。

少し休んで、卒業研究ポスターの作成を頑張りましょう(A0サイズ、17日に印刷)。

 

卒業式は3月20日(月)

卒業式は正式には学位記授与式と言って、生物科学科の卒業生には【学士(理学)】が授与されます。また、成績優秀者に川島記念学術賞が贈られます。


 

最後は発表者とコースの教員で記念撮影!


皆さん、お疲れ様でした!



【大学ホームページ関連記事】 学生のコメントが掲載されています。合わせてご覧下さい。

 

【関連ブログ記事】 #卒業研究 #海洋生物・環境コース