2023年11月29日水曜日

【2年次・自然科学基礎演習】学生が先生役となって模擬授業 伝える力を身につける

学校での授業さながらに、
中学理科の内容を正しく分かりやすく伝える
 

どんな職業に就いても必ず必要となるのが「伝える力」

たとえば、せっかく良い商品があっても、その良さを伝えなければ売り上げにつながりません。メールでも会議でもどんな場面でも、伝える力の重要性は高まっているように思います。


生物科学科には2年次に、主にプレゼンテーションについて実践しながら学ぶ「基礎演習」という科目があります。令和4年度からスタートしたカリキュラムでの新しい科目で、今年が初実施です。

3年次のバイオサイエンスコミュニケーション、そして4年次の卒業研究につながる科目です。

 

 

中学校の教科書が題材
 

今回は、自然科学コースの「自然科学基礎演習」の様子を紹介

基礎演習は4つのコース別々で実施しています(少人数教育)。

自然科学コースでは、中学理科(と中学数学)の内容についての「模擬授業」を行うことにしました。いきなり授業は少しハードルが高いので、「例題を説明して、問題を解いてもらって解説」を基本スタイルとしました。

教員志望の学生が比較的多いコースですので、授業方法を考えるきっかけにもなると思います。

 



まずは班での発表  発表準備が3~4コマ分

自然科学コースの2年生は15名で、4つの班に分かれて準備をしました。各班に教員もひとりついて、アドバイスをします。(班発表が終わると、全員実施の個人発表に移ります。)

意見をまとめるのは大変ですね

 

班全体で良い発表をするための話し合い

何を伝えたいのか、全体のストーリーはどうするのか、どんな問題を出すのか、パワポを使うのか板書にするのか、配布資料はどうするのか、などなど考えるべきことは山盛りです。

「そもそも雲ってどうやってできるんだっけ…」
「まずそれを聞いてみればいいんじゃない?」

教員からのアドバイスも参考にしつつも、
意見を出し合って、検討を重ねました
(グループディスカッションの練習)
 


 

 

いよいよ班発表の本番! 2コマ分

ひとつの班の発表時間は30分。1日で、ふたつの班が発表を行いました。


A班 日本の天気・天気の変化の予測

安部、小沼、佐藤、小林(担当教員:山崎)

「石巻の天気を予想してみましょう」
身近な題材を選ぶと、聞く人の興味を惹きますね

各班で問題を用意
解いてもらって解説するまでが発表です



B班 消化のしくみ

大杉、伊藤、小野寺、古川(担当教員:指方)

「まわりと相談してOK!考えてみよう」
雰囲気作りが自然とできていました



C班 物体の運動の速さの変化

須賀、今野、松木、葛西(担当教員:前田)

平均の速さ、瞬間の速さについて
(中学理科でも「微分の考え方」をやっているのですね)


D班 雲のでき方

佐々木、千葉、菊地(担当教員:渡辺)

「雲のでき方」ミニ実験 

ポンプを使ってペットボトル内の圧力を高めて…

 

それぞれの班に工夫が見られて、聞いていて楽しいものでした。 荒削りな?ところは、個人発表で改善していってほしいと思います。




聞き手(学生と教員)が評価して、コメントをフィードバック

聞く側もただ聞くだけではなく、発表者の評価をします。相手の良いところ、改善の余地があるところを考えることで、聞く側も成長できるでしょう。

良かった点や改善点をまとめて、発表者にフィードバックしました。

A3用紙いっぱいにコメントが






班での発表を、個人での発表に生かします

班発表が終わったら、次は個人戦(と言っても協力はします)。

選ばれたテーマを見てみると、植物の細胞、遺伝の規則性、水の分解、イオンと原子のなり立ち、電気の正体、月の満ち欠けなど、多岐に渡ります。今度は数学のテーマを選んだ学生も。

班発表での反省を生かして、相談しつつも個人個人で内容を吟味していきましょう。どのような授業が繰り広げられるのか楽しみです。




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