12月6、7、8日に神戸ポートアイランドで開催された第46回日本分子生物学会に参加しました。
今年度の公式発表はまだされていませんが、昨年度は一般発表演題2500以上、参加者数6000名以上でした。一般演題数は間違いなく昨年を上回る数で、生物学の中でも最大規模の学会です。
今回は、大学院生命科学専攻の相原友子さん(令和3年度 動物コース卒:現在の動物・植物コースに相当)と、研究アシスタントの今まりなさん(令和4年度 動物コース卒)の2名がポスター発表を行いました。
相原友子 さん
Influense of Sika deer velet antler extracts on anti-tumor effects
石巻市の牡鹿半島で狩猟により採取されたニホンジカの幼角(ロクジョウという漢方の原料)を使った研究成果を発表しました。
ニホンジカの幼角から特殊な方法で成分を抽出すると抗腫瘍効果がある可能性を見出しました。
今まりな さん
Dose-dependent effects of H2O2 treatment on ROS-adaptive response of C2C12 myoblasts
Dose-dependent effects of H2O2 treatment on ROS-adaptive response of C2C12 myoblasts
運動は体に良いですが、老化と関係する活性酸素種(Reactive Oxygen Species, ROS)も産生されてしまいます。
しかし、そのROSがむしろ抗酸化を抑制する分子の発現を誘導するということを細胞培養系のモデルで証明しました。
学会に参加しての感想
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