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2025年12月25日木曜日

「石巻かほく」に算数パズルを掲載中 家族で一緒に楽しみながら算数を

9月から、地元紙「石巻かほく」に「家族で挑戦!算数パズル」を掲載しています。本学の算数トライアスロンの取り組みも少し紹介させていただいています。

毎月最終土曜の掲載です。学生の皆さんも挑戦してみてはいかがでしょうか。大人でも楽しめると思います。

9月分
「石巻かほく」令和7年9月27日(土)

画像を開いてご覧ください
(掲載許可確認済)
 

 

「算数トライアスロン」を実施中

本学では昨年度より、公益財団法人 日本数学検定協会と協力して「算数トライアスロン」というイベントを定期的に実施しています。

体を動かしながらパズルに挑戦して、算数に親しんでもらうイベントです。

教員を目指す学生がサポート
(生物科学科・人間教育学科)

石巻市教育委員会とも連携

7月には、本学と日本数学検定協会は連携協力協定を締結

連携協力の柱のひとつに、活動の成果を地域社会に還元するというものがあります。その流れもあり、「石巻かほく」で算数トライアスロンの問題を掲載する運びとなりました。

「家族で挑戦!」の名の通り、新聞を読んだ家族がお子さんに「こんな問題あるよ」と一緒に解いてみたりと、算数をとおして家族で楽しんでいただくことが狙い。お正月特集にも掲載される予定です。

10月分
「石巻かほく」令和7年10月25日(土)

大学祭のときに行ったイベントについて
掲載していただきました
 

11月分
「石巻かほく」令和7年11月29日(土)

イラストは算数検定の公式キャラクター
サンスー島に住むチーターの兄弟「チータとチッタ」
顔が1+1になっています
 

 

地域の小学校の協力を得ながらの共同研究

4つの小学校(湊、向陽、稲井、渡波)の協力を得て、共同研究もスタートしています。算数トライアスロンの活動と合わせて、地域の学力向上・教育力向上につながればと考えています。

第2回連絡協議会を本学で実施

2年生の担任の先生4名にお集まりいただき、
現状報告や今後の取り組みについて協議しました

算数トライアスロンをやると知った児童が
「やったー!」と喜びを表してくれていたり、
教科書にないタイプの問題のため
面白がって解いてくれている様子をお聞きしました
 
日本数学検定協会との
懇談の場を設けました
(オンライン研修)

参加教員は奥山、横江、渡辺

 


本学を会場として「数学検定・算数検定」を実施します
授業の復習・学び直しにいかがでしょうか?

日にち  2月14日(土) 9:00~
申込期間 来年1月14日まで
対象   どなたでも(石巻市民・学生など)

普段の授業の復習や生涯学習・学び直しなど、自身の目的に応じた階級からチャレンジできます。小学1年程度の11級から、高校3年程度の準1級まで受験可能です。

もちろん本学の学生も受験可能です。準1級はキャリア支援奨学生の対象となっています。
おかげさまで「満席」となりました!

駐車場が利用可能・保護者控室も用意



【リンク】 

 

 【関連ブログ記事】 

#地域×大学 #自然科学コース

      

 

2025年8月27日水曜日

日本数学検定協会との連携協力協定を締結しました 算数教育の分野では全国初

 

7月25日(金)、本学にて「石巻専修大学と公益財団法人日本数学検定協会との連携協力に関する協定締結式」が行われました。

阿部知顕学長、高田忍理事長

体を動かしながらパズルなどの問題を解く「算数トライアスロン」をとおして、地域の学力向上・教育力向上を目指していきます。

日本数学検定協会(学習数学研究所)および生物科学科・人間教育学科による共同研究もスタートしています。

  


高田理事長・阿部学長によるあいさつ

日本数学検定協会の高田理事長は、震災後の活動により算数トライアスロンが開発されたことを述べられ、ここ石巻とのつながりを感じました。

また、日本数学検定協会と本学とのつながりで点と点が線で結ばれ、昨年度の算数トライアスロンの実施で面になり、そして連携協定を通じて立体となるといった、算数の言葉を使った言い回しでの説明もありました。今後、さまざまな立体ができあがることを期待しています。

 

阿部学長からは「連携協力を通じて、算数・数学に興味・関心をもって、楽しく取り組む子どもたちを増やし、それによって地域の子どもたちの学力の底上げを進めていきたい」という言葉がありました。


あいさつの内容は日本数学検定協会のページに掲載されています。合わせてご覧ください。



協定書に署名


連携協力 4つの柱

  • 算数・数学力向上を目的とした共同研究の推進
  • 知的資源および人的資源を介した交流の推進
  • 企業、団体等との連携によるパートナーシップの構築
  • 共同研究や活動の成果を地域社会に還元するための情報発信 

 

イベントとしての算数トライアスロンの実施だけではなく、市内の研究協力校(稲井、渡波、向陽、湊)の日々の学習活動に取り入れることで、児童の関心・意欲を高めていくことを目指しています。分析結果は学校に還元して、授業改善の支援についても取り組みます。

また、教員を目指す学生がコーチャーとして学習支援を継続的に行っていくことで、学生の指導経験を豊かにすることも狙いです。

大学を会場として幅広い世代の方々を対象に、算数検定、数学検定を実施予定です。

情報発信面では、三陸河北新報社が発行する「石巻かほく」に、算数トライアスロンの問題を月1で掲載する方向で話が進んでいます。家族で算数に楽しむ機会を提供し、生涯学習の振興も目指します。

追記:「石巻かほく」に算数パズルを掲載中 家族で一緒に楽しみながら算数を(12月25日)


 

【協定締結式の出席者】 

公益財団法人 日本数学検定協会 

  • 高田 忍 様 理事長 兼 学習数学研究所所長
  • 上林 航 様 学習数学研究所 上席研究員 

石巻専修大学

  • 阿部 知顕 学長 
  • 人間教育学科 奥山 勉 特任教授(算数教育研究室)
  • 人間教育学科 横江 信一 特任教授(学級経営研究室)
  • 生物科学科  渡辺 正芳 准教授(#数理生物学研究室

 

各種メディアからの取材・質疑応答もありました

 

 【リンク】


 

【関連ブログ記事】 

#地域×大学 #学生の声 #教員採用試験 #自然科学コース

   

 

 

 

算数トライアスロンの「これまで」と「これから」

石巻市教育委員会の協力も得ながら、これまでに4回実施してきました。大学が主体となっての実施は全国初です。

大学祭(石鳳祭、せきほうさい)に合わせて、10月にも実施予定です。

体を動かしながら問題にチャレンジ!
普段と違う問題、違う環境で算数に親しみを
 

  • 2025年7月1日(火) 石巻市稲井小学校で実施(2年生)
保護者参観日での実施
教員を目指している学生がサポート
(伊藤、菊地、葛西、千葉、鎌田、小林)
1年生も協力してくれました

 

  • 2025年7月4日(金) 石巻市立渡波小学校で実施(2年生)

人間教育学科と協力して実施
生物科学科:小林、鎌田、葛西、松井、木村
人間教育学科:小松、中澤、二瓶、壹岐
 
親子で一緒に勉強する機会に

保護者の方からは
「家庭でもゲーム感覚でやってみようと思います」
「一緒に考えるきっかけとなり良かったです」
といった声が聞かれました

 保護者の声

  • 算数トライアスロンは少し難しい問題もヒントをもらったり、お友達と相談しながら何度も挑戦する姿が見られて良かったです。普段だとあきらめてしまう問題でもゲーム感覚で楽しみながら取り組めているように感じました
  • 動きを取り入れることで少し難しいと思うようなこともイベント的に楽しむことができたようですごく良い取り組みでした。
  • みなさんの声がけや熱心に教えて下さる姿も素敵でしたし、何より息子が帰宅するとすぐに算数のドリルに取り組みましたので、学びたいという気持ちにさせていただき、ありがとうございました。
  • 親子で1日5分でも算数に触れ合う時間が取れたらいいなぁと思いました。学生さんたち、とっても良い先生になりそうですね。娘が算数に苦手意識を持たないよう、私もサポートしていけたらなと思いました。
  • 夢中になって取り組んでいる姿が見られてとても嬉しく思いました。楽しく学ぶことが一番吸収されるんだと感じました。ぜひこれからも楽しく学べる方法を教えてほしいと思います。   
参加学生の声

  • 今回算数トライアスロンに参加させていただいて、子供の解けた時の笑顔や諦めずに問題を解く姿はとても嬉しいなと感じました。将来、先生を目指すうえでも、今回のように「算数って楽しい!」「できた!」と感じられる経験はとても大切だと実感しました。この体験を、今後の教育実習や学びにも活かしていきたいと思います。 
  • 諦めず自力で解こうとする姿、積極的に質問してくれる姿、友達に解き方を教える姿など、主体的で対話的な学習が定着している様子が見受けられた。勉強することを苦と感じず、楽しみながら解いているようで、とても嬉しかった。
「意外にも小銭の計算が苦手なようでした。
少し練習してみようと思いました(保護者)」

レジでの自動支払い、スマホ支払いの影響も?

 今後の予定

  • 2025年9月12日(金) 研究協力校(稲井、渡波、向陽、湊)との連絡協議会
  • 2025年10月12日(日) 本学の大学祭である石鳳祭(せきほうさい)に合わせて、本学で実施予定 児童は「生物科学科サイエンスフェス」にも参加し、算数と科学に親しむ一日に
  • 岩手県の陸前高田市教育委員会と協力し、陸前高田市でも実施予定(時期未定:2025年3月29日に実施予定でしたが、大船渡市での山林火災により延期中)


2025年4月28日月曜日

【生物 × 数学】血管の分岐に法則性? 血管のカタチを数理モデルで探る(高校生、大学生向け解説)


私たちの体中に張り巡らされている血管。

全身の血管をすべてつなぎ合わせると、約10万km、なんと地球約2周半にもなると言われています。この血管ネットワークが全身の細胞に酸素と栄養素を運んでいます。

 

そんな血管の「カタチ」に注目してみましょう。

先に行くほど細くなりますが、どのくらい細くなっていくのでしょうか? 何か法則性はあるのでしょうか? 今回は、数理モデルで探る方法を(意欲的な中学生、)高校生、大学生向けに解説します。

 

以下、血管の法則性の説明とその導出の2本立です。少し長いですが、立ち止まりながらじっくり読んでもらえたらと思います。


目次

  • マレーの数理モデル
  • 「血管の3乗則」は何を言っている? 実験してみよう!
  • 付録 血管の最適分岐構造の導き方(興味がある人向け)



マレーの数理モデル

血管であっても、何かしらのパフォーマンスを良くする(省エネ)形態になっていると考えるのが普通です。

まず、血液は比較的ねばねば具合(粘性)が高いので、血管が細いと血液の流れの摩擦抵抗が高くなってしまいます。消費するエネルギーもそれに伴って高くなるでしょう。

また、血管が太く血液が多すぎると無駄になるでしょうし、少なすぎても支障をきたします。

 

その最適なバランスを「数理モデル」で考察したのが、著書『マレー数理生物学入門』で有名な J. D. Murray です。ある意味で最適な分岐の仕方を数学を使って導きました。

血液の流れを考えることから、流体力学という分野の「ハーゲン・ポアズイユの法則」というものを使います(興味がある人向けに、付録で紹介)。ちなみに、本学の3年次の実験で樹木の中の水の流れを扱うときに、ハーゲン・ポアズイユが登場します。

 

マレーのモデルによると、少し大胆な言い方をすれば、体に張り巡らせている血管の半径同士に「三平方の定理もどき」が成り立ちます。式で見てみると、次のような形です。

 
$r_0^{\,3}=r_1^{\,3}+r_2^{\,3}$

ここで、$r_0$ は入口側の血管の半径で、$r_1$、$r_2$ は分岐した出口側の血管の半径です。三平方の定理では2乗(平方)ですが、血管では3乗(立方)になっています。言うならば「三立方の定理」でしょうか。ここでは、「血管の3乗則」と呼ぶことにしましょう。


 
 
 

「血管の3乗則」は何を言っている? 実験してみよう!

この式がどんな意味を表しているのか具体的に見ていきましょう。三平方の定理とほとんど同じと考えると気が楽だと思います。

 

まずは、極端な場合を考えてみよう!

頭の体操として、極端に分岐しないとしてみます。たとえば、$r_2=0$ だとします(出口の片方の半径がゼロ、つまり出口がひとつ)。血管の3乗則 $r_0^{\,3}=r_1^{\,3}+r_2^{\,3}$ に代入すると $r_0^{\,3}=r_1^{\,3}$ となるので、$r_0=r_1$ が得られます(入口の半径と出口の半径が同じ)。これは単に、分岐しなければ、ずっと同じ太さの血管が続くことを意味しています。同様に、$r_1=0$ とすれば、$r_0=r_2$ が得られますね(文字が変わっただけです)。

分岐しない場合($r_2=0$ のとき)
 

それでは、今度は入口の方から考えて、$r_0=0$ とするとどうでしょう(入口の半径がゼロという意味ですが…)。血管の3乗則より $r_1^{\,3}+r_2^{\,3}=0$ となります。$r_1$、$r_2$ は半径でプラスですので、3乗したものもプラスです。足してゼロになるには、両方ゼロである必要があります。つまり、$r_1^{\,3}=0$ と $r_1^{\,3}=0$ が得られ、$r_1=0$、$r_1=0$ となります。入口の半径がゼロなら、分岐した出口の半径もゼロという当たり前な?結果が出てきました。

いかがでしょうか。「血管の3乗則」の雰囲気が少しつかめてきたでしょうか。

 

具体的な数を代入してみよう!

文字のままでは少し分かりづらいかもしれませんので、いろいろと具体的な数を代入してみて、$r_0$、$r_1$、$r_2$ の関係性を見てみます。

分岐した出口の半径をどちらも1にしてみます($r_1=1$、$r_2=1$)。長さの単位は何で考えても一緒になりますので、式をシンプルにするために、ここでは考えないことにします。血管の3乗則より、

$r_0^{\,3}=1^3+1^3=1+1=2$

となります。$r_0^{\,3}=2$ ということは、$r_0$ は3乗して2になる数、つまり $r_0=\sqrt[3]{2}$ です(3乗根2と読みます)。$\sqrt[3]{2}$ の値は具体的にいくつでしょうか。

少し復習:$\sqrt[3]{□}$ は「3乗して□になるもの」という意味ですので、たとえば、$\sqrt[3]{8}=2$(3乗して8になるものは2)、$\sqrt[3]{27}=3$ です。

それでは、3乗して2になるものは… 電卓をたたくと、約 1.26 となります。$1.26\times 1.26\times 1.26$ が約 $2$ ということです。

$r_0=1.26$、$r_1=1$、$r_2=1$

いろいろ試してみると分かってくることがありますので、次は $r_1=1$、$r_2=2$ としてみます。3乗則より、

$r_0^{\,3}=1^3+2^3=1+8=9$

となり、$r_0=\sqrt[3]{9}$ が得られます。電卓をたたくと、$r_0=2.08$ と出ます。

$r_0=2.08$、$r_1=1$、$r_2=2$
先ほどの形と比べてみましょう
  
iphoneの場合(OSによりますが)、電卓を横にすると「関数電卓」に
9を押してから、赤の $\sqrt[3]{x}$ を押すと $\sqrt[3]{9}$ の計算
(関数電卓は新入生全員に配布します。講習会もあります。)
ちなみに、なぜ電卓をたたくと答えが出るのかというと、大学で習う「テイラー展開」というものが背景にあります。展開と言えば、$(1+x)^2=1+2x+x^2$ といったものですね。このように、関数を$x,\ x^2,\,x^3,\,\cdots$ にばらして「分かりやすい、計算しやすい」形にすることをテイラー展開と言います。テイラー展開は、本学では1年次の後期に勉強します。


他にも自分で試してみると面白いと思います。$r_1=1$、$r_2=3$ とするとどうなるでしょうか。同じように、計算と図をかいてみましょう。さらに片方の出口を大きくしていくと、どうなっていくでしょうか。

実際の血管を観察した研究によると、2乗でも4乗でもなく、3乗に近い値であることが分かっています。私たちの体に、$r_0^{\,3}=r_1^{\,3}+r_2^{\,3}$ という「三立方の定理」が隠れていて、生命を維持してくれていると考えると面白いかもしれませんね。 


 

困ったら具体例で実験! 数学を勉強するときのコツです

数学で困ったときは、このように具体的な数で地道に考えてみると分かることがあります。最初から文字式の計算だけで(本当の意味で)理解できる人は少ないです。初めて3乗則の式 $r_0^{\,3}=r_1^{\,3}+r_2^{\,3}$ だけを見たときと、具体例を扱った今、理解度が違うのではないでしょうか。

 

中学生、高校生がこの記事を読んでいるとしたら、新しい公式が出てきたら、とりあえず数を代入して実験してみると良いでしょう。

公式はすぐに役立ちますが、忘れてすぐに役立たなくなります。公式暗記を繰り返して(定期テストで一瞬点は取れるものの、模試では)成績がなかなか上がらない…そんな経験がある人も多いのではないでしょうか。

一方で、数の代入実験で得られた経験は、地道で少し手間?はかかるものの、忘れにくく、身になります。体験って大切です。同じような「考え方」を応用できるメリットもあります。ぜひ、意識してやってみてください。


 

 

 付 録  血管の最適分岐構造の導き方

エネルギーを最小に

半径 $r$、長さ $\ell$ の血管を考えましょう。この血管内を流れる流量を $f$ とします(単位時間当たりの血液の体積)。

血管で消費されるエネルギーは血液を流すためのエネルギー(機械的エネルギー)と血液を新鮮に保つためのエネルギー(化学的エネルギー)のふたつがあります。 このふたつのエネルギーの和 $E$ を考えて、これを最小にする構造を最適なものと考えます。

$E=$(流すエネルギー)$+$(保つエネルギー)

 

長さ $\ell$ と流量 $f$ を一定にして、半径 $r$ を変化させてみます。

流すエネルギー:血液の粘度の高さから、半径 $r$ が小さいと、摩擦抵抗が高くなります。同じ流量 $f$ を流すためには、流速を上げて流すエネルギーを大きくする必要があります。逆に、半径 $r$ が大きくなると、摩擦抵抗が小さくなり、流すエネルギーも小さくなります。反比例のような関係ですね。

保つエネルギー:血液を新鮮で活動的に保っておくためにエネルギーが必要です。血液の量が多いほど維持が大変ですので、エネルギーは血液量に比例すると考えられます。単純に、半径 $r$ が大きいときは、血液も多く、保つエネルギーは大きくなります。半径 $r$ が小さいときは、血液は少なく、保つエネルギーは小さくなります。

血液を流すためのエネルギーと血液を保つためのエネルギーの和 $E$ が、半径がどのようなとき最小になるかを計算で導きます。

 


エネルギーを半径の式で

それぞれのエネルギーを半径 $r$ の式で表すことを考えます。

保つエネルギー:計算が簡単な方の保つエネルギーから。血液量 $V$ に比例することから、比例定数を $k$ とすれば、(保つエネルギー)$=kV$ となります。体積は $V=$(底面積)$\times$(高さ)$=\pi r^2\times \ell$ ですので、

(保つエネルギー)$=\ kV=k\pi r^2\ell$

となります。半径 $r$ の式で表すことができました。ちゃんと半径 $r$ を大きくするとエネルギーが大きくなる式になっていますね。

流すエネルギー:続いて、流すエネルギーは、血管の入口と出口の圧力差と血液の流量の掛け算になります。

(流すエネルギー)$=$(圧力差)$\times$(血液流量)$=$ $\Delta p\times f$

$\Delta p$ は圧力差を表します。デルタ $\Delta$ は Differrence(差)のDで、$\Delta p$ は $p$ の差と読めばOKです。上の式は、圧力差があるほど、流量が多いほど、血液を流すエネルギーが必要だ、と読めます。

ハーゲン・ポアズイユの法則:流量 $f$ と半径 $r$ には次のような関係があります(本学では3年次の実験で登場)。 

流量 $f=\dfrac{\pi}{\,8\mu\,}\dfrac{\,\Delta p\,}{\ell}\,r^4$

なんだか難しそう!と思うかもしれませんが、ひとつひとつ見ていけば大丈夫です。$\mu$ はねばねば具合(粘性係数)です。ねばねば具合が大きくなると、分母が大きくなって、流量 $f$ が小さくなります。ねばねばすると流れにくい、と読んでおけば良いでしょう。$\pi/8\mu$ は定数ですので、今はあまり気にしなくて良いです。

大事なところは、流量 $f$ が半径 $r$ の4乗に比例していることです。半径が大きくなると流量は多くなる訳ですが、4乗に比例するということは、たとえば、半径が2倍になると2の4乗で流量は16倍になるということです。半径が2倍なら流量も2倍どころか、16倍にも増えるのですね。

ハーゲン・ポアズイユの式を $\Delta p$ について解いて、代入すると次のようになります。

(流すエネルギー)$=\Delta p\times f=\dfrac{\,8\mu f^2\ell\,}{\pi r^4}$ 

 

以上より、エネルギーの和は

$E=\dfrac{\,8\mu f^2\ell\,}{\pi r^4}+k\pi r^2 \ell$

となります。文字は多いですが、半径 $r$ に注目すれば、$1/r^4+r^2$ の形になっています。

 

 

半径がいくつのときエネルギーの和が最小に?(少し計算あり)

あとは、半径がいくつのとき、エネルギーの和 $E$ が最小になるかです。ここで微分の出番です。山の谷のように最小になるときは、グラフの接線の傾きはゼロになります。微分によって接線の傾きを求めることができますので、微分 $=0$ を解けば何か結論が出るはずです。グラフがかける人はかいてみると理解が深まるでしょう。

計算してみると、$f=c\times r^3$ という関係式が導かれます($c$ は定数)。

 

少し復習:微分は傾きです。たとえば、$y=2x$ を微分すると $y^{\prime}=2$ です。変に公式を使うのではなく、これは「直線 $y=2x$ の傾きは $2$ です(1進むと、2上がる)」と答えただけの話と考えましょう。 

直線以外になると計算する必要はありますが、定数乗の場合は、$(x^2)^{\prime}=2x$、$(x^3)^{\prime}=3x^2$ と同様にできます。たとえは、$1/x^2$ の微分は $1/2x$ ではなく、$1/x^2=x^{-2}$ として、$(1/x^2)^{\prime}=(x^{-2})^{\prime}=-2x^{-2-1}=-2/x^3$ となります。

 

エネルギーの和は $E=\frac{\,8\mu f^2\ell\,}{\pi}\,r^{-4}+k\pi \ell \,r^2 $ と書けるので、微分すると

 $\dfrac{\,dE\,}{dr}=\dfrac{\,8\mu f^2\ell\,}{\pi}\,(-4r^{-4-1})+k\pi \ell \cdot 2r $

となります。$dE/dr$ は$E$ を $r$ で微分するという意味です($r$ を変化させたとき、どのくらい $E$ が変かするか?)。難しく考えずに、$E^{\prime}$ と思って問題ありません。

ここで、$\dfrac{\,dE\,}{dr}=0$(傾きがゼロ)としてみましょう。$f$ と $r$ に注目して整理していくと、$\dfrac{\,f^2\,}{r^6}=\dfrac{\,k\pi^2\,}{16\mu}$ となります(少し紙で計算してみましょう)。これから、$\dfrac{f}{\,r^3\,}=\dfrac{\,\pi\,}{4}\sqrt{\dfrac{k}{\,\mu\,}}$(一定)が得られます。書き換えることで、$f=c\times r^3$ が得られます(定数部分を $c$ とおきました)。

 


 

「血管の3乗則」まであと一歩!

入口の流量を $f_0$、分岐した出口の流量を $f_1$、$f_2$ とします。入口と出口の流量は同じはずですので、

$f_0=f_1+f_2$

が成り立つことが分かると思います。上の計算結果から、$f_0=c\,r_0^{\,3}$、$f_1=c\,r_1^{\,3}$、$f_2=c\,r_2^{\,3}$ となります(定数 $c$ は同じ!)。これを代入すれば、

$c\,r_0^{\,3}=c\,r_1^{\,3}+c\,r_2^{\,3}$

両辺 $c$ で割って、

$r_0^{\,3}=r_1^{\,3}+r_2^{\,3}$

これで「血管の3乗則」が得られました。流量 $f$ を半径 $r$ の式に表すことさえできれば、あとは $f_0=f_1+f_2$ から出てくる訳ですね。

 

全体を良く見返してみると、流すエネルギーの4乗と保つエネルギーの2乗が効いて、3乗が出てきています。今回は半径に注目しましたが、分岐の角度についても考察ができたりします。

血管の「カタチ」に興味がある人は、文献・ネットを調べてみたり、下記の参考書に当たってみると良いでしょう。


 【参考書】

  • 伊能教夫『生物機械工学:数理モデルで生物の不思議に迫る』コロナ社(第4章:血管の分岐)



おわりに 


生物と数学の結びつき、いかがでしたでしょうか。

高校までは、国語、数学、英語、物理、化学、生物など、バラバラに勉強する時間がほとんどだと思います。いわば、手だけ、足だけを筋トレをしている状態です。

大学では、分野関係なく知識が結びつきます。いわば、手足を使ってスポーツをしている訳です。

「知識の使い方」を学んで、知識を使えるような頭を育てること、これが大学で学ぶことの意味のひとつだと思います。何を専攻して学ぶかは自由です。知識を使うことは教養と言っても良いでしょう。


この記事で、少しでも学問に興味を持つ人が増えたら嬉しいです。今後も「数学の使い方」を紹介できればと思っています。



【関連ブログ記事】

 #大学院 #数理生物学研究室 #自然科学コース

大学院の授業では、今回紹介した「血管の3乗則」を扱いました。流体力学における「ハーゲン・ポアズイユの法則」の勉強も。

 

2025年2月6日木曜日

「被食者・捕食者の数理モデル」って? 大学院生6名によるセミナーを実施


現在、大学院・生命科学専攻の1年生は6名(定員は5名)。海洋ベントス学研究室が4名、海洋浮遊生物学研究室が1名、そして動物機能組織学研究室が1名です。

大学院では研究がメインですが、学部同様、単位を取る必要があります。今回は、6名全員が参加している数学系の授業の様子を紹介します。

  • 授業の内容
  • 被食者・捕食者モデルの解説
  • 参加学生の声

 

 

 

 

数理生態学 「生物」×「数学」の世界

生態学は生物と環境の関係について調べる学問分野です。数理生態学は、生態現象を数理モデルやデータ解析などの数理的手法によって解明しようとするものです。

 

テキストは『ベントスの多様性に学ぶ海岸動物の生態学入門』(日本ベントス学会編、海文社)にしました。ベントス(底生生物)に光を当てた標準的な生態学の教科書です。

また『理論生物学の基礎』(関村利朗・山村則夫 共編、海游舎)の内容もあとで追加しました。授業内容を相談して調整できるのは少人数の良いところです。

『ベントス~』は学部の「海洋生態学」の授業の教科書として使われているのですが、数理的な記述もあります。「せっかくなら個体群動態の数理的な側面を本格的に取り組んでみようか」ということで採用しました。学部までに習う微分積分の知識があれば、十分読むことができます。

 

 

輪読形式で実施、内容は数理モデルの基礎

学生が先生役になって、読み込んできた内容を発表します。準備はもちろん大変ですが、ただ授業を聞くよりも身になります。

さすが大学院生、みんな良く準備をして
良い発表をしてくれました
 

具体的には、次のような内容について学びました。 ちゃんと理解できているかを確認しながら、じっくりと進めました。

  • 個体数が多いほど増えやすい?
    (指数成長モデル)
  • 密度効果・環境収容力を考慮するとどうなるか?
    (ロジスティック成長モデル)
  • カオス的な現象はどうして起こるのか?
    (離散ロジスティック成長モデル)
  • 漁獲によって魚は絶滅するか?
    (漁獲付き指数成長モデル)
  • 世界人口はどうなるか?
    (べき乗指数成長モデル)
  • 資源をめぐって競争する2種はどうなるか?
    (種間競争モデル)
  • 食う食われるの関係にある2種はどうなるか?
    (被食者・捕食者モデル)





「被食者・捕食者モデル」をちょっと紹介

個体群動態(時間とともに個体数はどう変化するか)は、学部で学ぶ「微分方程式」で記述されます。下の写真内の式には、捕食者が多いほど被食者が減りやすくなることなどが組み込まれています。

被食者・捕食者モデル

時刻 $t$ における被食者(prey)の個体数を $N$ 、捕食者(predator)の個体数を $P$ とします。分かりやすいように、被食者をサカナ、捕食者をサメとして話を進めてみましょう。


サカナの変化は「指数増加 & 食べられる影響」
$\dfrac{dN}{dt} = rN - aNP$ 

 

サカナの指数成長

敵であるサメがいない場合、つまり $P=0$ のとき、方程式は $dN/dt = rN$ となります。これはサカナが指数成長することを意味しています($r$ は正の比例定数で、自然増加率)。ここでは単純に、サカナとサメの2種しかいない世界を考えています。

※ ページ下部に、$dN/dt = rN$ の解き方の「おまけ」あり

 

$dN/dt$ つまり $N$ の微分はサカナの増加速度(増えやすさ)を表します。微分記号 $dN/dt$ は難しく考えすぎず、速度の単位 km/h と同じようなものと考えて良いでしょう。km/h は1時間で何 km進むかを意味するのと同様に、$dN/dt$ は一定の時間で個体数がどのくらい増えるか?と読めます。

よって、$dN/dt = rN$ という式は、サカナ $N$ が多いほど $dN/dt$ が大きくなり、サカナが増えやすくなることを意味しています。数が少ないときはゆっくり増えて、多くなってくるとどんどん増える速度が増す、まさに指数成長ですね。

 

食べられる影響

後ろの $-aNP$ の項は、サカナが食べられてしまう速度を表しています($a$ は定数)。マイナスはサカナの減少に対応します。サカナ $N$ が多くなっても、サメ $P$ が多くなっても、 $aNP$ は大きくなります。

サメが多くなれば、もちろんサカナは減りやすくなります。逆に、サカナが多くなっても、サメと出会う可能性が高くなって、食べられやすくなってしまいます。食べられる影響が式に組み込まれている訳ですね。

 

 

サメの変化は「指数減少 & 食べる影響」
$\dfrac{dP}{dt}= f\,aNP - qP$

 

サメの指数減少

サメの変化の仕方も同様に考えてみましょう。

餌であるサカナがいない場合、つまり $N=0$ のとき、方程式は $dP/dt = -qP$ となります。これはサメが指数減少することを意味しています($q$ は正の定数)。

サメ $P$ が多いときは、サメの変化 $dP/dt$ がマイナスの方向に大きく、エサとなるサカナの奪い合いでサメが減りやすくなることを表しています。

 

食べる影響

前の $f\,aNP$  の項は、サカナが食べられてしまう速度 $aNP$ に係数 $f$ がかけてある形です。つまり、サカナをたくさん食べるほどサメが増えやすくなることを意味しています。食べる影響が式に入っている訳です。



いかがでしたでしょうか。数式の持つ意味(雰囲気)は伝わったでしょうか。

このように、サカナとサメ自身の変化にお互いの影響を加えて、増え方・減り方を式にしたもの(連立微分方程式)が「被食者・捕食者モデル」です。

$\dfrac{dN}{dt} = rN - aNP$

 $\dfrac{dP}{dt}= f\,aNP - qP$

指数成長モデルのときのように明示的な解を得ることはできませんが、 ふたつの式から、被食者と捕食者がどういったときに増えて、どういったときに減るのかを調べることができます。

このモデルを詳しく分析することで、被食者と捕食者が交互に増えたり減ったりを繰り返す「共振動」を起こすことが再現されます。

 

今回紹介したのは、被食者が指数増加、捕食者が指数減少するという仮定をもとにしていました。

より現実の状況に合わせて、その仮定をS字曲線を描くロジスティック成長に変更してみたり、お互いの影響具合を変化させてみたりすることで、より深く生態現象を理解することにつながります。海洋生物だけではなく、動物や植物にも応用可能です。他の種も考えて、2種、3種…と考えたり、どんどん数理モデルが発展していきます。

 

学生の中には、自身の研究対象に今回のモデルを応用して、エクセルを使ってシミュレーション&考察したものを自主的に提出してくれた学生もいました(渦鞭毛藻 Dinophysis と繊毛虫 Mesodinium の関係に応用)。

 

 

参加者の声(一部)

  • 複雑な事象も数理モデル化し予測できるということに、数学の奥深さと底知れなさを感じた。
    数学のみでは最適なモデルを組み立てるのは難しい。フィールドワークなどを通して自分で体感するのも大切だと思うので、適材適所な使い方をするのが最も良いのではないか。
    対応力の高い研究者を目指したいが、そのためにはまだまだ数学力が足りないと大いに実感した。今後も定期的に数学に関わっていきたい。
  • 私の中には数学に対する苦手意識が根強く残ってきた。小中学生の頃から「この問題にはこの公式を使いなさい」と言われてきて、数学の問題を解くことは単なる作業でしかなく、面白みに欠けていた。
    そんな中、大学で渡辺先生の授業を取ってから、数学が覚えるだけの作業的なものであるといった考えが変わったのは記憶に新しい。
    自分は数学が苦手だから小難しい数式は扱えないとずっと思ってきたが、そんな自分とはお別れができた。これからも、自分で考え理解する楽しさを胸に、研究活動を進めていきたい。 
  • 授業内での発表やその準備を通して、自分の考えを論理的に整理し、明確に伝える力が鍛えられたと感じている(まだ全然たりないが)。特に、専門外の人に分かりやすく説明することの重要性を改めて実感した。
    この授業を通して得た知識や経験を、今後の研究に積極的に活かしていきたい。



おわりに

学部には現在、1年次に基礎数学・微分積分・線形代数、2年次に応用数学・解析学という数学系の授業がありますが、ただ学んで終わりではもったいありません。数学は与えられた問題を解くだけのものではなく、新たな問題を見つけ、現実の問題を解決するのに役立ちます。

生物科学科および大学院生命科学専攻では、以上のように数理的な視点で生物を研究することもあれば、化学的・物理的な視点で見ることもあります。高校ではバラバラだった科目が意外な形でつながることも多いです(そこが面白い!)。

大学・大学院だから学べる「学問と学問のつながり」を、ぜひ学んでみませんか? 意欲的な学生の登場を期待しています。

 


【関連ブログ記事】

 #大学院 #授業紹介 #数理生物学研究室



おまけ 指数成長モデル $\dfrac{dN}{dt} = rN$ の解き方(簡略版)
 変数分離 $\dfrac{1}{N}\,dN = r\,dt$  $N$ と $t$ を分ける($r$ は定数)
 両辺積分 $\displaystyle \int \dfrac{1}{N}\,dN = \int r\,dt$
 計算   $\log N=rt+c$  両辺の積分定数をひとつの $c$ に
 式変形  $N=e^{rt+c}=C\,e^{rt}$  $C=e^c$ とおいた
 $t=0$ とすると,$C=N_0$(時刻 $0$ での個体数)
 よって,解は $N=N_0\,e^{rt}$(指数成長)
詳しくは学部2年次前期の応用数学(数理モデル入門)で学習します。


 

2024年12月9日月曜日

算数トライアスロンを宮城県初開催 教員を志す学生がサポート

 

10月7日の開北小学校でのプレ開催を経て、11月9日、本学で算数トライアスロンの本番を迎えました。

「算数トライアスロン」は、普段の授業とは異なり、体を動かしながらパズルや迷路など様々な問題をトライアスロンのようにクリアしていくもの。

宮城県内では初開催で、大学が主体となっての開催は全国初。算数の楽しさを伝えるだけではなく、地域の教育力向上も目指しています。

事前打ち合わせの様子
ラーニングコモンズ(多目的スペース)にて

生物科学科・人間教育学科の学生と教員が集まって
役割分担や問題の勉強をしました

 

当日は、石巻市内の小学4年生~6年生、約25名が参加(12の小学校からの参加)。飛び入りで3年生も参加してくれました(4年生向けの問題に挑戦)。

まずは、北舘さん(4年)がルール説明

「困ったら、お兄さんお姉さんに聞いてね」
「スピード勝負ではないから、走ったりしないでね」

 

 

算数トライアスロン、スタート!


まずは4種類の問題に挑戦
(ラインリンク、一筆書き、計算迷路、数並べ)

 



「できたね!すごい!」

問題を受け取って、解けたら学生に丸付けをしてもらいます
正解なら花丸! スタンプカードにハンコを押します


学年ごとに問題用紙の色を分けて工夫しました

 

「ここおしい!」「こうやってみるとどうかな」

全部クリアしたら最終問題へ
(最終問題は算数検定の問題)
早く終わった人用のボーナス問題も用紙しました


困ったときは、ヒントコーナーへ
「どこまで考えた?」「一緒に考えてみよっか」

少しお待たせしてしまった児童もいました
次回以降に向けた課題のひとつです

座った状態ではなく、体を動かしながらの挑戦

普段の授業よりも長い60分という時間でしたが、
全員が集中して解いていました



 

終了後には「体験学習証」を贈呈


「最後までできたの?すごい!」
鈴木さん(4年)に、最後に挨拶してもらいました

参加児童ひとりひとりに
学生から「体験学習証」を手渡しました


学生の皆さん、ありがとうございました

生物科学科からは4名が参加してくれました
(4年 北舘、鈴木 / 2年 内海 / 1年 武藤)



参加児童からの声
  • 難しい問題をとくことが楽しかった。 
  • いつもの算数とちがっておもしろかった。
  • 算数がいろいろ知れてうれしかったです。
  • 友達と協力できて楽しかった。
  • 質問にていねいに教えてもらえた。


保護者の皆様からの声
  • 子供達みんなが、投げ出したり、分からないと騒ぐことなく難しい問題に立ち向かっていて、頼もしかったです。
  • 娘が一生懸命に問題を解いていて、感動しました。 
  • 普段すぐに飽きてしまうが、1時間しっかりと考えることができており、体験させてとても良かったです。
  • 算数を苦手にしているので、少しでも好きになってもらえれば、きっかけになればと思い参加しました。本人なりに楽しんでいたので、参加して良かったです。
  • 遊び感覚で学べるってイイですね。


余った問題は、欲しい人に持って帰ってもらいました
「またやりたいです!」と言ってくれた児童も

たくさんの消しゴムのカスが努力の証


参加学生のコメント

 

武藤 栞奈 さん(1年・自然科学コース)

今回初めて教える側として立ってみたときに、子供たちは何が分からないのか、どのように説明したら理解しやすいか、子供たちの目線になって一緒に考えてみました。

子供たちが次から次へと来て、待たせてしまう子がいたり、スムーズな対応ができなかったところが反省すべき点だったと思います。

しかし、子供たちができなかった問題を解けるようになって戻ってきたり、近くで子供たちの成長を感じることができたのがとても嬉しかったなと感じます。

小学生に教えるといった機会はめったにないことなので、とても良い経験になったと思います。

次回も参加するつもりです。今回の経験を次に活かしていきたいと思いました。



石巻市教育委員会の方から
学生へ労いの言葉をいただきました


「算数トライアスロン」は産学官で連携して実施しています。

  • 主催:石巻専修大学 保育士・教員養成センター
  • 共催:石巻市教育委員会
  • 協力:公益財団法人 日本数学検定協会

当日は、今回の算数トライアスロン実施のきっかけとなった、岩手県陸前高田市の職員の方や日本数学検定協会の方にもお越しいただきました。

今後は、陸前高田市での開催も予定されています。防災教育を学ぶイベントも含めての企画になる予定です。追記:3月29日(土)に開催決定!

 

興味が出てきたという学生は、声掛けをするときにぜひ協力をお願いします。正規の授業だけからは得られないものがあるはずです。

 

 


 【リンク】 本番の様子が「石巻かほく(11/15)」と「石巻日日新聞(11/18)」に取り上げられました

 

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