地域水産利用学研究室(鈴木英勝准教授)に、高級魚のノドグロとして知られている「アカムツ」が入荷しました。
アカムツはスズキ目スズキ亜目ホタルジャコ科アカムツ属に属しています。
口の中を見てみると、等脚類が寄生していました。さらに、その下には小さい個体が。
上から寄生虫オス、寄生虫メス、アカムツ |
8個体を解剖したら、3個体で同様の寄生虫を発見しました。
近縁種のタイに寄生する等脚類のタイノエは、タイ1個体にオスとメスのつがいで寄生していることが多く、最初に寄生したタイノエはメスに性転換し、後から来たオスのタイノエとつがいになるようです。
メスが産卵し孵化した幼生のタイノエは、海中に泳ぎ出て新たな寄生先となる宿主を探します。
地域低利用資源研究会を開催(8月18日)
漁でせっかく獲れても市場に出回らない魚があります。
そんな「インディーズ・フィッシュ」について大学で蓄積してきた知見を、商品化に関するノウハウを持つ企業と共有し、低利用水産資源の新たな可能性を模索しました。
講演する鈴木准教授(大学HPより) |
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