太平洋側で馴染みがない魚が地域水産利用学研究室(鈴木准教授)に入荷しました。マトウダイ目マトウダイ科のマトウダイです。
体の中心部に 的(マト)のような模様があることが名前の由来です。「的」は、目に似ていることから眼状班とも呼ばれています。
背鰭(せびれ)の前方の鰭膜(きまく)が糸状に長く伸びているのも特徴です。
中心に「的」があります |
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口がこんなに伸びます |
餌である小魚を効率よく吸い込むように食べると考えられています。計測してみると、今回入手したマトウダイは5 cmくらい伸びました。
仔魚(しぎょ)や稚魚(ちぎょ)は浅い海で成長した後、深みに移動し、海底付近で暮らす底生魚となります。
日本海側ではよく食べられる魚で、スーパーでは刺身商材として、またムニエルの材料としてフランス料理に利用されることがあります。
深海魚についての研究内容が地域紙の一面に
6月21日(水)の石巻日日新聞の一面に、写真と共に掲載されました。鈴木准教授の写真がトップに使われています。
「売れる魚種」に転換へ 深海魚、暖水系魚種を有効活用 県水産センター、石巻専修大(石巻日日新聞のnoteへ)
石巻日日新聞 は、石巻市・東松島市・女川町をエリアとして発行されている地域の新聞。震災時に、手書きで作成された「壁新聞」が有名です。
紙面に登場するカナガシラ |
IS奨学研究員として、石巻地域の産業について研究
石巻信用金庫からの助成で、「新たな地域ブランド品としての石巻産アナゴの部位別栄養成分・硬さ解析」をテーマとして研究を行います。
令和5年度IS奨学研究員辞令交付式を実施(大学HPへ)
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「深海ナイト水族館」では 標本を展示して子どもたちにレクチャー (大学HPより) |