2023年9月6日水曜日

【教員採用試験】2次選考に向けて特訓! 今年も卒業生が応援に駆けつけてくれました

 

教員採用試験の2次選考が9月に実施されます。

その対策として、8月下旬の2週間を使って「集団討議と個人面接」の練習を行いました。人間学部の方でも対策講座 があり、受験生は両方に参加しています。

自主ゼミである「教職セミナー」の一環として実施
 

生物科学科で実施したのは計5日間。

平日の午後4回に加えて、8月26日(土)には中学校教師として活躍されている卒業生2名を交えた練習会を行いました。忙しいなか協力してくださった古川さん、菅原さんありがとうございました!

土曜日は丸1日の実施です。今回は、そのときの様子と参加学生のコメントを紹介します。


 

 

  集団討議の練習

練習は、テーマが与えられてから「5分検討タイム → 30分討議」で行いました。そして、討議のあとは「30分程度の反省会」という流れです。

集団討議は、与えられたテーマをちゃんと理解して、他の参加者と一緒に建設的な話し合いができるかどうかが大切です。

 

たとえば、宮城県の選考基準では次の2つの記載があります。

  • テーマを正しく理解し、目的意識や問題意識を持ち、建設的な内容で討議できるか。
  • 他者とのコミュニケーションを円滑に行うことができる力を備えているか。

やってみると「意見発表会」になりがち…
どうしたら「討議」の形になるのかを考えながら

1年生3名、4年生3名、卒業生2名
(参加したかったけど都合が…という1年生も数名)

練習の合間には、卒業生から現場での話を色々と聞きました。雑談のなかで学生も気になったことを聞いていました。

直接的な2次対策以外にも、こういったところで参加の価値はあったのではないでしょうか。


練習に使った集団討議のテーマ

5日間で計10回程度の練習を行いました。すべて過去問からの引用です。


  • ICTの利活用に伴い、ネットにおける過激なコメント、SNSを利用したいじめ、情報拡散等の問題が大きな社会問題となっています。児童・生徒に情報モラル教育の推進を図るにはどうすればよいか、現状における課題をあげ、話し合ってまとめてください。(宮城県)
  • 病気や障害の家庭の世話をしている「ヤングケアラー」が学級の中にいる場合、学校現場でどのような取組が可能であるかをみなさんで話し合ってまとめてください。(宮城県)
  • 不登校児童・生徒の増加は宮城県の喫緊の課題です。不登校リスクを抱える児童・生徒に対してどのように関わっていけばよいか、関わる上での課題をあげ、対応策についてみなさんで話し合ってまとめてください。(宮城県)
  • 学校においても「働き方改革」が求められています。教員の職務の特徴を踏まえながら、学校現場でどのような取組が可能であるかをみなさんで話し合ってまとめてください。(宮城県)
  • 日本は地震や津波、火山の噴火だけでなく、様々な気象災害も起こっています。このような国土で生きる児童生徒の防災意識を向上させるには、具体的にどのような取組が考えられるかをみなさんで話し合ってまとめてください。(宮城県)
  • 「大人」とはどういう存在だと考えますか。「大人」の定義をみなさんで話し合ってまとめてください。(宮城県)

本番と同じ形式のメモ用紙で練習

  • あなたが担任をしている生徒の保護者から「子どもがネット依存になっていて困っている。」と相談を受けました。担任としてどのように対応しますか、みなさんで話し合ってください。(仙台市)
  • あなたの担任するクラスで、私語をしたり、発言のあげ足を取ったりして、授業を妨害する生徒がいます。どのような対応をしますか、みなさんで話し合ってください。(仙台市)
  • 何事に対しても自ら考えるのではなく、マニュアルに依存する若者が増えていることが社会問題として取り上げられることがあります。このような批判に対してあなたはどのように考えますか、みなさんで話し合ってください。(仙台市)
  • 確かな学力を育成するには、一人一人の子どもの能力・適性に応じた指導が求められます。このことについて、どのように取り組むか、話し合ってください。(青森県)

討議のあとは、それぞれ意見を出し合っての反省会

1~3年生の皆さんは、普段から、教育についての課題は何があるのか?学校ではどのような対応をしているのか?を調べてみるのはいかがでしょうか(たとえば、ICT、働き方改革、不登校、学力低下など)。

何か新書などを読んでみたり、自分が生徒だったときのことを思い出してみると良いでしょう。




  個人面接の練習

堅苦しい雰囲気ではなく、とりあえずはラフに話をしながら質問を投げかけて練習を行いました。同じ質問について、全員で考えることもしてみました。

「最近の気になるニュースは?」「卒業研究の内容は?(分かりやすく)」などの定番?質問も。1分自己PRも準備してもらって練習しました。

集団討議で扱ったテーマについて考えたことも個人面接の練習になったと思います。


宮城県では、面接直前に「自己アピール票」なるものを提出して、そこから面接がスタートします。宮城県の内容は次のようなものです。

  • 教員を志す理由・動機について、受験校種・教科等を踏まえて書いてください。
  • 宮城県(仙台市を除く)で勤務を希望する動機・理由(具体的に記載してください)を書いてください。 
  • 教員を志す上で、今現在努力していること、心掛けていることを挙げ、学校現場でどのように生かしていきたいか書いてください。
  • 今を生きる子どもたちと関わるに当たり、教師としてどんなことを大切にしていきたいですか。
  • 教師になる上で、あなたの強み、弱みはなんですか。また、あなたの強みを学校現場でどのように生かしていきたいか、その抱負を記述してください。
  • 変化の著しい今の時代に、児童・生徒と向き合う上で最も大切だと思っていることを、その理由も添えて記入してください。
  • 学校で指導可能な文化活動、スポーツ活動、その他の活動分野があれば記入してください。

卒業生が添削を買って出てくれました

 

各自治体で求められている教師像を確認しつつ、自分の意見を考えることが必要です。1~3年生もぜひ見ておきましょう。



  参加学生のコメントを紹介 #学生の声 

 

阿部 文哉 君(4年次、二枚貝生理学研究室)

私は、教職セミナーに参加してみて、非常に有意義な時間になったと感じました。特に、集団討議の練習や自己アピール票の添削など、1人では難しい部分の練習やいろいろな人の意見を聞くことができて良かったです。

また、現在学校で働いている卒業生の先輩方に面接のアドバイスや自身の教員採用試験での経験などを話していただき、とても参考になりました。

今回の教職セミナーで学んだことを生かして、自分の教育に対する視野を広げて教員採用試験に臨みたいと思います。

猪狩 京太 君(1年次)

教職セミナーに参加した率直な感想は「面白い」です。

現役の先輩と先生や、卒業生の先輩から話を聞ける機会はなかなかなく、教員採用試験のことをはじめ貴重な話を聞かせてもらえてとても参考になりました。

また集団討議の練習では、現役教師として活躍されている卒業生や4年生の先輩による自分の想定外の視点が出てくるため、どれも自分の視野を広げるきっかけになりました。

加えて、自分の提示する意見はどれも「教師と児童・生徒」におけるものばかりで、教育現場に対する視野がとても狭くなっているということに気づけたとともに、今後は意識的に視野を広く持つ必要性を強く感じました。

 


卒業生の古川さん、菅原さん、
ありがとうございました!
「来年も来ます」と言っていただきました。感謝です。

 

受験生は自信を持って本番に臨みましょう!

 

 

【関連ブログ記事】

#教員採用試験 #自然科学コース 

#卒業生 #在学生 #学生の声

「物理の勉強会」の様子
今年の1年生は15名程度が継続的に参加

生物科学科では、有志の学生で教員採用試験対策の自主ゼミ「教職セミナー」を実施しています(担当教員:渡辺)。今年で4年目になります。

物理・化学・生物・地学の勉強から、模擬授業・面接・集団討議の練習まで、幅広く行っています。


【菅原さん、古川さんは #動物生態学研究室 の卒業生】