2022年7月15日金曜日

センサーカメラを用いた動物生態研究 卒業生を筆頭著者とする論文が雑誌に掲載されました

センサーカメラで捉えたニホンカモシカ
 

辻研究室(動物生態学)に所属していた古川真澄さんを筆頭著者とする論文が、査読付きの雑誌に掲載されました(2022年1月)。 兵庫県立「人と自然の博物館」の研究紀要です。

 

 

ニホンカモシカは特別天然記念物(かつ宮城県のレッドリストの要注意種)ですが、大学周辺で良く目撃されています。

大学に現れたことも(石巻専修大学 公式Twitter

上の映像には、親子連れと思われる姿が写っています。演習林内で繁殖していると考えられ、今後も目撃される可能性が高そうです。

 

古川さんらによる調査では、23種(哺乳類12種、鳥類11種)の動物が記録されました。

演習林は小規模ながら、本州の主要な哺乳類はほぼすべて記録。

  • タヌキ
  • アカギツネ
  • ニホンアナグマ
  • ニホンテン
  • ニホンイタチ
  • ハクビシン
  • イエネコ
  • ニホンカモシカ
  • ニホンジカ
  • ニホンノウサギ
  • ネズミ類
  • ニホンリス

地域の環境教育のフィールドとしての活用も期待されます。 



教員志望の後輩にアドバイスする古川さん(左)
 

学部時代は、研究と同時並行で #教員採用試験 の勉強にも取り組み、見事現役での合格を果たしました。

現在は県内の中学校で理科を教えています。卒業後も教職志望の後輩のために協力してくれたりしています。

 

写真右は 渡邊さん。古川さんと同期で同じく教員採用試験に合格。猶予制度を使い、今は大学院の2年です。奈良准教授(動物機能組織学)のもとで研究に取り組んでいます。


同じ研究室で同期の菅原さん(同じく中学校教師)

 卒業生を筆頭著者とする論文が雑誌に受理 学部生の卒業研究でも学術的な成果に










  古川さんのコメント

論文が刊行され、とても嬉しいです。研究室にこもりながら、何度も書き直したりテーマを換えたりしながら作ったものが、このような形になりとても感慨深いです。

本当にありがとうございます。大学時代の宝物です。


現在は中学校の教師として、毎日授業や部活で忙しい日々を送っています。

大学での生活を思い出すと、勉強や卒論などに追われてましたが、本当に楽しく充実した毎日だったなと思います。心からあの頃に戻りたいです笑

落ち着いた頃に研究室に遊びに行きます! ご指導、本当にありがとうございました。

 

  指導教員だった辻准教授のコメント

炎天下のカメラの回収や研究室でのデータの解析など、大変な作業でした。やったことが形になって、本当に良かったですね。

古川さんの仕事により、演習林での動物相が初めて明らかになりました。彼女の仕事は、今後の大学の研究活動の基盤となります。

後輩たちの学びを、ぜひ応援してください。



 

【演習林は実習でも活躍】

実際にカメラを設置して調査



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