2026年1月15日木曜日

甲殻類学会2025 学生による参加レポ(旅ログ)


海洋ベントス学研究室の学生4名による学会参加レポートが届きました。

  • 学会編(松本さん、垣内さん)
  • 若手の会編(小田さん、大見川さん) 
  • 帰路編(松本さん、垣内さん)

の3編あります。

 

約30枚の写真とともに、学生がイキイキと研究に取り組んでいる様子が伝わってくる内容となっています。

 

 

 

 

学会編
  
海洋ベントス学研究室4年の松本拓です。

11 / 8(土)~ 9(日)に行われた日本甲殻類学会2025に参加してきましたので、その様子についてレポートします!

ぜひ最後までお付き合いください。 


ベントス研からの参加者は以下の通り。

  • 大見川 遥(修士2年)
  • 小田 晴翔(修士2年)
  • 垣内 優斗(学部4年)
  • 松本 拓(学部4年)



11 / 7(金)  

 

どうやら今年度の甲殻類学会も遠方にて行われるようです(昨年度は函館開催)。

仙台から朝8時頃の新幹線に乗車し、まずは東京を目指します。

着きました
東海道新幹線に乗り換えます
 

この日は雲一つない晴天
富士山をくっきりと拝むことができました
 

名古屋といえば
あの特徴的な形をしたスパイラルタワーズ

華麗にスルーします


京都タワーが見えますがここもスルー

優しい光が差す晴れ空の下、
新幹線は遥か西へと道を切り拓きます


一行は岡山に到着

いやぁ、長い旅でしたね
仙台から約5.5時間、疲れました

え、また乗り換えるんですか!?

そうです、今度は特急列車に乗り換えます
(ホーム上では周囲の安全に配慮して撮影を行っております)

列車は海を越え…
(瀬戸大橋の写真を撮ったつもりがどこかに消えていました)

山を越え…(大歩危峡)

到着しました!!


ここ四国は、坂本龍馬のお膝元。高知県です。

という訳で、日本甲殻類学会大会2025 in 高知

レポートしていきます!(前置きが長くてすみません)

まずは記念撮影

ここまで長かった、長かったよ
仙台を出てから約9時間ですってよ
ブログの記事も長くなった

気を取り直して、
皆さん!高知といえばなんでしょう?


そうです、カツオのたたきですよね!

丁度戻りガツオの時期で、
この時期のカツオは脂がよく乗っていると言われています

小田氏のコメント
「冗談抜きで人生の魚料理No.1を更新しました」

いやホンマに美味いんですよ
全人類一度は食べてみてほしい

薬味をこれでもか!!!
という位にのっけて食べるのが最高でした!!


他にもウツボが有名らしい。。。

ベントス研としてはマガキガイも外せない
これも高知ならでは!


翌日から始まる学会大会に向けて英気を養いました



11 / 8(土)  

いよいよ学会大会本番を迎えます。

会場は高知大学朝倉キャンパス
(なぜか夜の写真です)
 

まずは午前中から昼過ぎにかけての口頭発表から。

夕方の時間からはポスター発表が始まります。

ベントス研からは大学院生2名と学部生1名が発表。

P-08 松本拓(学部4年)
二ホンコツブムシ属の一種における
やすり構造の発達過程と性転換の可能性についての検証
 

P-09 大見川遥(修士2年)
等脚類の球体化は乾燥に対する適応的行動なのか
~乾燥条件下におけるイソコツブムシ類と
オカダンゴムシの行動観察~
 

P-33 小田晴翔(修士2年)
宮城県初記録のカニ類4種の報告

 

私松本は生まれて初めての学会発表となりました。

正直な話、発表直前は吐きそうなほど緊張していました。

始まんないでくれ~、でも始まらないと終わらないよな~

といった感じでぐちゃぐちゃ。

 

しかし、始まってしまえば喋り倒しの80分間。

あっという間に過ぎ去っていきました。

 

ポスターセッションは聴きに来てくださった方とそのまま直接会話出来ることが魅力のひとつ。

一方的に話し続けるのではなく、時に対話形式になるように意識しながら発表することで、
多くの研究者の方々とリアルタイムでやり取りを行える貴重な時間を過ごすことができました。

 

様々な意見やアドバイスを頂くことができ、今後の研究モチベーションアップに繋がりました。

卒業までの期間で出来ることは限られてはきますが、やれることをやり、卒業時に悔いを残さないように研究活動を頑張っていきたいと思います。

 

学会初日の夜には、
高知大学の朝倉カフェテリアで懇親会が開かれました


高知県のおいしい食事やお酒を楽しみながら、
学生や教員がお互いの親睦を深め、
大変賑やかな雰囲気になりました

 


11 / 9(日)  

学会は早くも最終日。

口頭発表は続いていきます。

そんな中私は、初めての発表を終えてどこか安堵感に浸っていました。

そして学会大会が終了。楽しい時間はあっという間です。


学会に参加した垣内氏のコメント 

私はヤドカリの被食回避行動を研究対象としているため、ヤドカリの生態や行動に詳しい研究者の方々と積極的にお話しさせていただきました。その中でも、私が研究テーマを決める際に参考とした論文を執筆された方と直接お話しすることができ、大変貴重な機会となりました。

私の卒業研究の方法や背景についても相談することができ、多くの意見やアドバイスをいただくことができました。今回得られた知識は今後研究を進めていくうえでとても重要なことばかりであり、自分の研究を振り返る良い機会にもなりました。

今後も日々の研究に励み、成果を上げられるよう頑張っていきたいと思います。

 

翌日からは、日本甲殻類学会若手の会が開催です!

ベントス研からは大学院生の小田さんと大見川さんが参加しました。





若手の会編

若手の会のレポート担当の小田晴翔(修士2年)です!

今年の日本甲殻類学会若手の会は、高知大学総合研究センター海洋生物研究教育施設にて2泊3日の日程で開催されました。

若手の会参加者が世話人含め25名と大人数のなか、様々な方々と交流を深めることができました。

 

今回の若手の会は第2回甲殻類採集会となっており、実習船によるドレッジ採集(ドレッジと呼ばれる採泥器を海底で曳いて採集する方法)、プランクトンネット採集、シュノーケリングやスキューバダイビングなどの潜水による採集、夜磯での採集など、多岐にわたる手法で甲殻類を採集しました。


実習船に備え付けてあるドレッジ

夜の磯場での採集

私は専門が十脚類(エビ・カニ・ヤドカリの仲間)のため、
南方に生息する十脚類を目当てに参加しました

ドレッジで採集したアカホシコブシ

シュノーケリングで採集したムラサキヤドリエビ

無事、南方系の十脚類をたくさん採集することができ、大満足です!

採集後は参加者の皆でソーティング(生物の仕分け)を行いました

分類群ごとに生物を仕分けます


私は甲殻類学会に参加するのが今回で3度目のため、参加者は顔馴染みの方が多かったですが、論文でよく名前を見かけるような方々も多く参加しており、そんな方々と一緒に甲殻類を採集して観察、議論することができ、大変有意義な時間を過ごすことができました!

 

一緒に参加した大見川氏のコメント

私が専門に研究しているのは、ダンゴムシ類が含まれる等脚類です。今回の若手の会で行われたシュノーケリング調査やドレッヂ調査では等脚類があまり採集できず、少し残念でした。ただ、甲殻類を研究している方々、言わば同志たちと交流を深められたことは非常に価値のある時間となりました。来年の若手の会にも参加したいと思います!





帰路編

若手の会に参加しなかった組(松本・垣内)は高知観光をして解散。


高知城に行きました
カツオのたたきをもう一度食べました


そのあと私(松本)は福岡に寄り道して帰りました


宮地嶽神社

小戸公園妙見崎で生物採集(少しだけ)

多毛類イソゴカイ属?の切れ端

アラムシロの殻に入るユビナガホンヤドカリ

おっきい流竹をひっくり返したらいたアシダカグモの仲間?
どこにいるでしょうか


学会~福岡遠征を通して非常に充実した日々を過ごすことができました。

ベントス研は学部の4年からでも学会発表できるような環境が整っている素晴らしい研究室だと思っています。

この1年を過ごしてみて、ベントス研にそして生物科学科に入ってよかったと思うことが多々ありました。

 

 

ベントスは身近な海辺に沢山生息しています。

少しでも興味を持ったあなたは、ひょっこら海へと出かけてみてはいかがでしょうか。

未来のベントスマスターはこのブログを読んでいる画面の前のあなたかもしれません。
またお会いしましょう!

 

最後までご覧いただきありがとうございました!




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