2025年3月6日木曜日

生物科学科のお祭り!ポスター発表会を開催 ご家族、卒業生、高校生も含め135名が参加


2月22日(土)に「卒業研究ポスター発表会」を開催しました。ポスター総数は57、 生物科学科恒例のお祭り的なイベントです(※この学年の入学定員は55名)。


来場者数は昨年度より30名近く増え、135名となりました!(受付調べ)

一般向けの発表会ということもあり、ご家族30名程度に加え、卒業生や入学予定の高校生の姿も見られました。意欲的な1年生2年生も多く参加してくれました。皆さま、ご来場ありがとうございました。


発表は、奇数グループ・偶数グループに分けて実施(各90分)
  • 11:30~ ポスター自由閲覧
  • 12:00~ 開会式(約10分、学生ホールにて)
  • 12:20~ 奇数グループ ポスター発表(90分)
  • 13:50~ 偶数グループ ポスター発表(90分)
  • 15:30  ポスター賞の投票〆切( → 自由討論・歓談タイム)
  • 16:30~ 閉会式・表彰(約30分、5301にて)

 

 

会場は5号館3階の学生ホール
 

参加者は受付して、プログラムと投票用紙を受け取ります
1年生~3年生が運営を手伝ってくれました
 

ポスター発表会へようこそ!


研究対象生物はとても多様 

ミズクラゲ、ニホンウナギ、イトヨ、メバル、ギンザケ、クロサンショウウオ、コケゴカイ、イソガニ、ウミカニムシ、コツブムシ、マガキ / タヌキ、ニホンジカ、ヒメネズミ、テン、ウーパールーパー、ゾウリムシ、細胞性粘菌 / ケヤキ、スギ、コマツナギ、モクゲンジ、シロイヌナズナ、ヒゲカビ ほか


 


来場者の方の感想とともに、当日の様子を写真・動画で紹介

感想と写真が必ずしも対応している訳ではありません。

 

 


「疑問点を自ら見い出して研究を重ねた姿勢が
どれも良かったと思います」(ご家族)

「イラスト、自分で描いていてすごいです!」
「パソコンで映像を流したり、実際に解剖した個体も
見ることができて、実験の熱意を感じました!」(ご家族)

「皆さん一生懸命でとても感動しました」(ご家族)

「みなさんの努力の結果と完成させた晴れやかな表情が
見れてとても良かったです!」(ご家族)



「今後の大学での活動に向けて、
身をもって知ることができました」(高校3年)

「ポスターのイラストや表などの配置が見やすかった」(高校2年)




~ 奇数グループが終わったら、少し休憩 ~


「卒研発表会とはまた違う感じでおもしろかった」
「発表者との距離も近く、より詳しく聞けて勉強になる」(1年)

「知識が無くても分かるように
説明してもらえて聞きやすかった」(2年)


「質問に対しても分かりやすく説明していただけたので
良かったです」(2年)

「1枚のポスターに1年分の研究成果が
まとめられていてすごいなと思いました」(2年)

「ポスター作成方法や研究室配属のことも勉強になった」(2年)

「いろいろな発表やポスターのデザインを見て、
自分の来年の発表の参考になって良かった」(3年)

「一般の方の質問が予想してないものも多く
上手く答えられたか不安になったが、とても勉強になった」(4年)

「どのポスターもよく練られていて
見やすいものが多く楽しかったです」(4年)

「堂々と発表できている人が多くて聞きやすかったです」(4年)

「興味深い発表ばかりで非常に楽しかったです」(4年)

「盛んに質疑応答が行われていて楽しかったです」(4年)

「他のコースの卒業研究内容を深く知らなかったので、
今回聞くことができてよかった」(4年)

「久しぶりに来れました!」という卒業生の姿も
かつての指導教員と一緒に


 

投票で「ポスター賞」を決定!

来場者135名の投票により、各コースからポスター賞を1名を選出。

各コースなかなかの接戦で、動物コースでは全くの同数が2名おり、2名が受賞。全体で4名の学生が選ばれることになりました。おめでとうございます!

左から、星川さん、伊藤さん、武田さん、鈴木さん

  • 海洋生物コース
    鈴木 優香さん「ニホンコツブムシ属の発音構造の体サイズ比較」海洋ベントス学研究室(阿部 博和 准教授)

  • 動物コース
    伊藤 孝亮さん「⽯巻市におけるタヌキの⾷性と採⾷戦略について」動物生態学研究室(辻 大和 准教授)
    武⽥ 悠佑さん「ニホンジカ(Cervus nippon)の⾏動が⾞輛との接触事故に与える影響」動物生態学研究室(辻 大和 准教授)

  • 植物コース
    星川 響輝さん「学内および近隣の花からの酵母の分離と同定」菌類発生生理学研究室(宮嵜 厚 教授)

 

生物科学科は令和4年度から4コース体制になっています(海洋生物・環境 / 動物・植物 / 微生物・生命分子 / 自然科学)。3コース体制は今年度で最後です。


主任の栁教授より、
賞状と記念品のペンが贈られました


皆さん、驚きと嬉しさと達成感を感じる表情でした


閉会式の最後は学科主任から
「小さな発見をして、ワクワクを味わったのでは?」



ポスター発表会はサイエンスコミュニケーションの学びの集大成

4年生は、初めて話す人を前に上手く説明できたでしょうか。自分の考えを、自分の言葉で、分かりやすく伝えることができたでしょうか。社会に出たら、コミュニケーションの大切さをさらに痛感することになると思います。

大学では多くの専門知識を身に付けてきたと思いますが、会社などで直接役に立つ機会はまれかもしれません。卒業後は、知識そのものより、授業や卒業研究をとおして得られた「学ぶ力」や「伝える力」が役に立つことをジワジワ実感するでしょう。

今までの経験をもとに、ぜひこれからも学び、成長し続けてください。

 

全員で記念撮影! お疲れ様でした!


力作のポスターは1号館の1階と3階に貼り出してあります。残念ながら参加できなかったという方は、通りがかった際にぜひご覧ください。


 

 

 

【おまけ】 実習の思い出

 

1年次の実習:全員が海洋系・動物系・植物系の実習にそれぞれ参加


3年次の実習:コースごとに実施

プランクトン調査と海洋観測

ネコの島「田代島」で行動観察

二口渓谷、蔵王山での植物観察

 

3月20日(木、春分の日)には卒業式が行われます。学生でいられるのもあとわずか。新生活の準備に追われていると思いますが、残りの時間を楽しみましょう。

 

 

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