2月22日(土)に「卒業研究ポスター発表会」を開催しました。ポスター総数は57、 生物科学科恒例のお祭り的なイベントです(※この学年の入学定員は55名)。
来場者数は昨年度より30名近く増え、135名となりました!(受付調べ)
一般向けの発表会ということもあり、ご家族30名程度に加え、卒業生や入学予定の高校生の姿も見られました。意欲的な1年生2年生も多く参加してくれました。皆さま、ご来場ありがとうございました。
- 11:30~ ポスター自由閲覧
- 12:00~ 開会式(約10分、学生ホールにて)
- 12:20~ 奇数グループ ポスター発表(90分)
- 13:50~ 偶数グループ ポスター発表(90分)
- 15:30 ポスター賞の投票〆切( → 自由討論・歓談タイム)
- 16:30~ 閉会式・表彰(約30分、5301にて)
![]() |
会場は5号館3階の学生ホール |
![]() |
参加者は受付して、プログラムと投票用紙を受け取ります 1年生~3年生が運営を手伝ってくれました |
![]() |
ポスター発表会へようこそ! |
研究対象生物はとても多様
ミズクラゲ、ニホンウナギ、イトヨ、メバル、ギンザケ、クロサンショウウオ、コケゴカイ、イソガニ、ウミカニムシ、コツブムシ、マガキ / タヌキ、ニホンジカ、ヒメネズミ、テン、ウーパールーパー、ゾウリムシ、細胞性粘菌 / ケヤキ、スギ、コマツナギ、モクゲンジ、シロイヌナズナ、ヒゲカビ ほか
来場者の方の感想とともに、当日の様子を写真・動画で紹介
感想と写真が必ずしも対応している訳ではありません。
「疑問点を自ら見い出して研究を重ねた姿勢が どれも良かったと思います」(ご家族) |
![]() |
「イラスト、自分で描いていてすごいです!」 「パソコンで映像を流したり、実際に解剖した個体も 見ることができて、実験の熱意を感じました!」(ご家族) |
![]() |
「皆さん一生懸命でとても感動しました」(ご家族) |
「みなさんの努力の結果と完成させた晴れやかな表情が 見れてとても良かったです!」(ご家族) |
「今後の大学での活動に向けて、 身をもって知ることができました」(高校3年) |
![]() |
「ポスターのイラストや表などの配置が見やすかった」(高校2年) |
![]() |
~ 奇数グループが終わったら、少し休憩 ~ |
「卒研発表会とはまた違う感じでおもしろかった」 「発表者との距離も近く、より詳しく聞けて勉強になる」(1年) |
![]() |
「知識が無くても分かるように 説明してもらえて聞きやすかった」(2年) |
「質問に対しても分かりやすく説明していただけたので 良かったです」(2年) |
![]() |
「1枚のポスターに1年分の研究成果が まとめられていてすごいなと思いました」(2年) |
「ポスター作成方法や研究室配属のことも勉強になった」(2年) |
![]() |
「いろいろな発表やポスターのデザインを見て、 自分の来年の発表の参考になって良かった」(3年) |
![]() |
「一般の方の質問が予想してないものも多く 上手く答えられたか不安になったが、とても勉強になった」(4年) |
「どのポスターもよく練られていて 見やすいものが多く楽しかったです」(4年) |
「堂々と発表できている人が多くて聞きやすかったです」(4年) |
「興味深い発表ばかりで非常に楽しかったです」(4年) |
「盛んに質疑応答が行われていて楽しかったです」(4年) |
![]() |
「他のコースの卒業研究内容を深く知らなかったので、 今回聞くことができてよかった」(4年) |
![]() |
「久しぶりに来れました!」という卒業生の姿も かつての指導教員と一緒に |
来場者135名の投票により、各コースからポスター賞を1名を選出。
各コースなかなかの接戦で、動物コースでは全くの同数が2名おり、2名が受賞。全体で4名の学生が選ばれることになりました。おめでとうございます!
左から、星川さん、伊藤さん、武田さん、鈴木さん |
- 海洋生物コース
鈴木 優香さん「ニホンコツブムシ属の発音構造の体サイズ比較」海洋ベントス学研究室(阿部 博和 准教授)
動物コース
伊藤 孝亮さん「⽯巻市におけるタヌキの⾷性と採⾷戦略について」動物生態学研究室(辻 大和 准教授)
武⽥ 悠佑さん「ニホンジカ(Cervus nippon)の⾏動が⾞輛との接触事故に与える影響」動物生態学研究室(辻 大和 准教授)
- 植物コース
星川 響輝さん「学内および近隣の花からの酵母の分離と同定」菌類発生生理学研究室(宮嵜 厚 教授)
生物科学科は令和4年度から4コース体制になっています(海洋生物・環境 / 動物・植物 / 微生物・生命分子 / 自然科学)。3コース体制は今年度で最後です。
主任の栁教授より、 賞状と記念品のペンが贈られました |
皆さん、驚きと嬉しさと達成感を感じる表情でした |
![]() |
閉会式の最後は学科主任から 「小さな発見をして、ワクワクを味わったのでは?」 |
ポスター発表会はサイエンスコミュニケーションの学びの集大成
4年生は、初めて話す人を前に上手く説明できたでしょうか。自分の考えを、自分の言葉で、分かりやすく伝えることができたでしょうか。社会に出たら、コミュニケーションの大切さをさらに痛感することになると思います。
大学では多くの専門知識を身に付けてきたと思いますが、会社などで直接役に立つ機会はまれかもしれません。卒業後は、知識そのものより、授業や卒業研究をとおして得られた「学ぶ力」や「伝える力」が役に立つことをジワジワ実感するでしょう。
今までの経験をもとに、ぜひこれからも学び、成長し続けてください。
全員で記念撮影! お疲れ様でした!
力作のポスターは1号館の1階と3階に貼り出してあります。残念ながら参加できなかったという方は、通りがかった際にぜひご覧ください。
1年次の実習:全員が海洋系・動物系・植物系の実習にそれぞれ参加
3年次の実習:コースごとに実施
- 海洋 【画像25枚+動画】3年次の海洋生物学実習を行いました! 海洋環境観測からベントス調査まで
- 動物 3年次の動物学実習を実施しました(ネコ、ゾウリムシ、細胞性粘菌、そしてRNA)
- 植物 3年次の植物学実習は泊まりがけでじっくりと
![]() |
プランクトン調査と海洋観測 |
![]() |
ネコの島「田代島」で行動観察 |
![]() |
二口渓谷、蔵王山での植物観察 |
3月20日(木、春分の日)には卒業式が行われます。学生でいられるのもあとわずか。新生活の準備に追われていると思いますが、残りの時間を楽しみましょう。
【関連ブログ記事】 #卒業研究
- 卒業研究発表会(海洋生物コース)「緊張よりもワクワク感、楽しんで発表できた」
- 卒業研究発表会(動物コース) 和やかな雰囲気で、学年関係なく自由に議論
- 卒業研究発表会(植物コース) 自分の研究の面白さを伝えたい!