2022年5月18日水曜日

新入生交流会第3弾(学生企画) スポーツで親睦の輪を

白熱のドッジボール


5月16日(月)、新入生交流会第3弾として、スポーツ大会が行われました。

 

入学から1ヶ月半が経過し、大学の授業に慣れてきたところで、さらに交流を深めるきっかけ作りとして、1年生有志とクラス委員の学生たちが自主的に計画したものです(その1回目、企画会議の様子はこちら)。

 

体育館ではバレーボールとドッジボールをわきあいあいと、グランドでは本気モードでケイドロを楽しみました。

ケイドロ(警察と泥棒の鬼ごっこ。色々な呼び方があるそうな。)

 

親睦の輪が広がり、企画は大成功。

次は何を企画するのかな?

 

 

 

 野外生物実習 

今週の土曜には、花山(栗原市)での実習が予定されています。
  • 5月21日() 植物系
  • 6月11日() 動物系
  • 6月18日() 海洋生物系

※ 所属コースに関係なく、学生はすべての実習に参加します。

過去の様子
 

 

 

 

【関連ブログ記事】

 

学内の食堂で期日前投票が行われていました(5月18日)

 

2022年5月17日火曜日

卒業生を筆頭著者とする論文が雑誌に受理 学部生の卒業研究でも学術的な成果に

 

卒業生が遊びに来てくれました。県内の中学校で理科を教えている菅原大暉さんです。2年生の学級担任を持っていて、なかなか忙しくなってきたようですが、楽しくやっているようです。

指導教員だった辻先生と一緒に
 

ブログでの紹介は2回目(1回目の様子はこちら)。たびたび大学に顔を出してくれています。

辻研究室に伺ったときは #骨格標本 の制作中でした。さっそく積極的な1年生が参加していました。

(豚足標本を見て)「どっちが右足?左足?」


さて、その菅原さん。

卒業研究の成果をまとめた論文が、査読付きの雑誌に受理されました(2022年2月)。日本霊長類学会発行の和文誌『霊長類研究』です。



菅原さんにコメントをお願いしたところ、遊びに来てくれたところなのに

「いいですよ!」

と快諾。その場でササッと書いてくれました。

 


  感想をひと言お願いします

大学生活の一番の思い出である卒業研究を、このような形で公に発表することができ、とても嬉しく思います。

辻先生には、学生時代の研究はもちろん、進路などのさまざまな面でサポートしていただき、感謝しかありません。

学生時代の菅原さん
 

  大学・学科の良かったところは何ですか?

石巻専修大学の生物科学科に進学して良かったと思うことは数えきれない程あります。

私は高校時代、物理と化学を主に勉強してきた身であり、まさか生物科学科に進学することになるとは予想もしていませんでした。

しかし、いざ身を投じてみると、今まで触れることのなかった「生物」の世界に魅了され、石巻の豊かな自然を教材のひとつとしながら、多様な知識を獲得することができました。

金華山のサルとシカ

  現在のお仕事について教えて下さい

学生時代は教職の勉強にも熱を入れて取り組み、現在は宮城県内の中学校教諭として理科を教えています。

今年度は、学級担任になったり、昨年度よりも多くの役割を担うことになったりと、息をつく暇もない生活が続いていますが、自分が頑張った分だけ生徒がそれに答えてくれるため、とてもやりがいがあり、奥の深い仕事だと感じています。

これからさらに経験を重ねていき、ひとりでも多くの生徒が、理科に関心を向けてくれるような授業を展開していけたらと思います。

辻研の骨格標本を、教育現場で実際に利用

  最後に、学生へのメッセージをお願いします

大学で学んだことは、いつ、どのような形で自分を支えてくれる存在になるか分かりません。

この先、使うことのない知識・技能の方が多いのは事実ですが、知識・技能の引き出しが多くて困ることはないということも事実だと思います。

学生の皆さんには、自分の将来の選択肢を広げるために、さまざまなことに関心をもち、それらに積極的に取り組んでみてほしいと思います。

 

コメントありがとうございました! 

手土産に、豚足の骨格標本をプレゼント(作り方はこちら )。帰り際には、次の日の授業で使うという花も持って帰っていました。

 

 

一緒に教員を目指した仲間たち

学生時代は、研究と同時並行で #教員採用試験(教採) の勉強にも取り組み、見事現役での合格を果たした菅原さん。

写真に写っている5名+1名の同期6名が教採に合格しています。左から、仙台市中学、宮城県中学、宮城県中学(現在は院生)、岩手県高校、宮城県中学で、教員として活躍しています(不在の1名も宮城県中学)。

卒業後も、自主ゼミである教職セミナーに顔を出して、教職志望の後輩のために協力してくれたりしています(写真はそのときの様子です)。

 



  指導教員だった辻准教授からもコメントを頂きました

教員採用試験と卒業研究の両立は大変だったと思いますが、計画的に行動し、どちらもきちんと結果を出しました。糞分析は結構面倒な作業なのですが、丁寧な仕事ぶりにはいつも感心していました。

菅原君の卒業研究は、「糞の内容物の分析から実際の採食内容を推測する」というもので、農作物被害を起こすサル、絶滅が心配される地域のサルの調査にも応用可能な仕事です。これから何度も引用される仕事になるでしょう。

学部生の卒業研究でも、一生懸命取り組めば、学術的な成果になります。彼の頑張りは、きっと後輩たちの刺激になるはずです。






 教職セミナー情報 

教職セミナーは、現在「教員採用試験直前対策講座」と「基礎講座」の2コマを実施中です。意欲的な1年生も顔を出してくれています。

学生自ら問題を出して解説

菅原さんは教職セミナーを立ち上げた1期生のメンバーなのですが、その精神を後輩が引き継いでいってくれています(今年度で3年目です)。

学年の隔てなく実施中

教職関係の記事については、#教員採用試験 をご覧下さい。

 

 

【関連ブログ記事】



2022年5月12日木曜日

水槽にヒラメが追加 黒化を抑制し、市場価値の低下を防ぐ研究(おまけ:骨格標本クイズ)

 

角田研究室(マリンエコバイオ)の水槽にヒラメが追加されていました。

共創研究センター特別研究員の高瀬さんにお聞きしたところ、「ヒラメの黒化抑制」の実験に使うそうです。


黒くなることで市場価値が下がるため、 社会的に意義のある研究ですね。


※ 石巻市は「SDGs未来都市」に選定されています。特に先導的な取り組みとして「自治体SDGsモデル事業」にも選ばれています(毎年10都市のみが選定されるもの)。

1号館1階の廊下に水槽があります。少し足を止めてご覧になってみてはいかがでしょうか。

 


【関連ブログ記事】 角田研究室のホームページはこちら





 おまけ 骨格標本クイズ 

最近、標本展示室がリニューアルしました。さて、ここで問題です。


この骨格は何の動物のものでしょうか?

#骨格標本 は有志で制作されたものです)

 

答えは、ぜひ標本室に行って確認してみて下さい。遠方の方、すみません…

場所はコンビニやATMの横の部屋です

 

 

【大学ホームページ関連記事】  辻研究室のホームページはこちら



2022年5月10日火曜日

本邦初!? チュウゴクスジエビを食べてみた


皆さんこんにちは。三角池調査班、広報担当の八木澤(やぎさわ、新4年)です。

今回は、三角池に生息している外来種のチュウゴクスジエビを食べてみた、という人が現れたので体験レポートをお届けします!

三角池調査班って何?という方は こちら(三角池調査班の紹介)

 

  • はじめに…チュウゴクスジエビとは?
  • 調理編……チュウゴクスジエビをかき揚げに
  • いざ実食…果たしてそのお味は?
  • おわりに…外来種問題へ
  • おまけ

 

 

 はじめに 

チュウゴクスジエビ(Palaemon sinensis)は、中国、韓国などに生息する淡水性エビ類である。

本種は「シラサエビ」あるいは「モエビ」といった呼び名で釣り餌として販売されていたエビの一種で、2005年に静岡県で発見されて以降、宮城県をはじめとする各地で確認されており、生態系への悪影響が懸念されている。

 

今回は、三角池にも生息しているこのチュウゴクスジエビを食べてみて、食材として利用できそうか考えてみよう。

※ 淡水性の寄生虫は危険なものが多いので、淡水の生物を食べるときは絶対に生で食べないように!!


チュウゴクスジエビ(Palaemon sinensis)とスジエビ(Palaemon paucidens)の違い

まずは2種類のエビを見比べてみよう。

展示用のグリセリン標本

違いがわかったかな?

上がチュウゴクスジエビ(外来種)で、下がスジエビ(在来種)。

 

チュウゴクスジエビとスジエビは、頭胸甲(写真の赤丸で囲んだ部分)側面の縞模様で見分けることができる。チュウゴクスジエビ(写真上)は上端がかぎ状に曲がるのに対して、スジエビ(写真下)は直線的になっている。

また、大顎に生える触覚の有無で見分けることもできるが、スマホのカメラでは上手く撮れなかったので今回は省略。実際に見てみたい人は三角池調査班へ参加しよう。

 

 

 調理編 

今回は泥抜きをしたチュウゴクスジエビをかき揚げに、ついでに網に入った国内外来種のモツゴ(Pseudorasbora parva)を天ぷらにして食べることにした。

ちなみに、下の写真が東北地方でも生息が確認されているモツゴ。東北地方に生息するシナイモツゴという淡水魚の生息地に侵入すると、交雑してシナイモツゴを絶滅させてしまうといったことが報告されている。

 

何度か水洗いした上で水を切り、チュウゴクスジエビが完全に浸かるまで日本酒(料理酒でも可)を注ぐ。こうすることで臭みを取りつつ糞を出させることができるのだ。

デナガエビで同じことをやると結構暴れるので、飛び跳ね防止にラップを被せてみたがチュウゴクスジエビには必要ないみたいだ。

日本酒を吸って動かなくなったら、ざるに出して再度水洗いし、天ぷら粉に入れ、少量ずつ水を足して水分量を調整する。


180℃ぐらいに熱した油に入れて揚げていく。

IHコンロが汚いのはご愛嬌

なかなかいい感じじゃないか?

試しに少し食べてみたところ、分厚い場所はもったりとしていてサクサク感が足りない。欲張って厚くしすぎたみたいだ。

という訳で、包丁で切って二度揚げ。


「モツゴの天ぷら」と「チュウゴクスジエビのかき揚げ」完成!!!

手前:モツゴの天ぷら  奥:チュウゴクスジエビのかき揚げ


 いざ実食 

なかなかそれっぽくなったじゃないか。まずはモツゴの天ぷらから食べてみよう。

「あ、普通に美味いわこれ」

なんというか、モツゴの天ぷらはワカサギやホンモロコの天ぷらに比べ、味や香りにほとんど特徴がないので「普通に美味い」という表現が一番妥当なのではないだろうか。

食卓の主役にはなれずとも、名脇役としてのポジションなら十分狙えるんじゃないかな。

 

さあさあお待ちかね、かき揚げも頂こう。

果たしてそのお味は・・・!?




「か、殻の味しかしない・・・!?」


辛うじてエビの味は感じられるが、超薄味なのである。

というか、個体の大きさに対して殻が厚いのか小型の個体ではエビフライの尻尾の部分についている殻だけを食べているような感覚になるし、大型の個体ではエビ特有のぷりぷり感が非常に弱い(小型な上に止水域に生息しているのが原因?)ので、ぶつんぶつんと口の中で弱々しくちぎれていく割に、殻はいつまでも口の中に残るという状態であまり気持ちの良いものではないのだ。

記憶を頼りにエビ類の殻の硬さを並べると、サクラエビ<スジエビ<テナガエビ≦チュウゴクスジエビ<ホッコクアカエビ(アマエビ)といったところだろうか。

チュウゴクスジエビはサクラエビより少し大きいぐらいにもかかわらず、殻は比較的硬い方らしい。

 

ここまで味が薄い、殻が厚いなどとかなり酷評したものの、チュウゴクスジエビは食感の悪さが主な課題なので、原型が残るかき揚げよりもミキサーで粉砕してペースト状にしたものに上新粉と藻塩を混ぜて揚げてみたら結構美味くなるんじゃないかと思う。

とはいえ、手間を考えると食材としての活用はあまり期待できなさそうではあるのだが・・・

 

 

 おわりに 

チュウゴクスジエビは、在来のスジエビに非常によく似た姿をしていることから水面下で置き換わりが起きていてもほとんどの人が気が付かない可能性がある(実際、三角池調査班もしばらく気が付かなかった)。

 

水圏の外来種問題は人と生活圏の異なる水中で起こる以上、異常に気付くまでにどうしてもタイムラグが発生してしまう。
水域での異変に気付くには多くの人が水辺に関心を持つことが重要だ。

そこで、今この記事を読んでいるそこの君、今年から三角池調査班に参加して三角池の保全に携わってみないか?

活動を通じて「生物多様性」「外来種問題」「環境保全」といったテーマについて少しでも興味を持っていただければ幸いだ。

 

 

おまけ

チュウゴクスジエビを食べた結果、食材としての活用はあまり期待できないと考えられたので、本来の使い方である釣り餌として石巻の海で使ったら、10cmぐらいの小さいアイナメが釣れた(小さいので逃がした)。



チュウゴクスジエビについてもっと知りたい方は、以下の参考資料をどうぞ。

 



【大学ホームページ関連記事】

大学HPより

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2022年5月6日金曜日

生物を科学する 全教員による研究紹介(フレッシュマンセミナーA)


 

前期の「フレッシュマンセミナーA」という科目では、ゴールデンウィーク明けから全教員21名による研究紹介を実施します。

 

毎週2名の教員が担当します。

所属コースに関係なく、卒業研究の例や最先端で行われている研究について知ることで、「生物を科学するとは?」や「大学で学ぶとは?」について考えてもらう機会になると思います。

「多頂点に尖る」生物科学科の研究

 

学生はコースに所属しているものの、アレもコレも興味があるというのは普通のこと。フレッシュマンセミナーで生物科学科で行われている研究を知って、自分の「尖り」の候補を探ってみましょう。

※ 2年進級時にコース変更が可能

※ コースに関係なく、どの研究室にも所属可能(ただし、選抜にはそれまでの授業の成績が使われます)

 


   5月12日

  • 根本 智行(ねもと ともゆき) 植物の種類の識別と進化の謎を追う:植物系統分類学
  • 山崎 達也(やまざき たつや) バイオエタノールを有効に活用する触媒の研究:触媒化学

   5月19日

  • 依田 清胤(よだ きよつぐ) 街路樹のなかの水のながれを追う:樹木生理生態学
  • 太田 尚志(おおた たかし) ミズクラゲや藻類の大量発生と消滅のしくみを解き明かす:海洋浮遊生物学


   5月26日

  • 図書館ツアー 当日の様子(大学HPへ) ※ 5月から、閉館時間が1時間伸びました!(19:30まで)
  • 関数電卓の使い方 ※ 関数電卓は学生全員に配布されます


 

   6月2日

  • 奈良 英利(なら ひでとし) 哺乳類、鳥類の各器官の働きを解剖学的視点から探る:動物機能組織学
  • 柴田 清孝(しばた きよたか) 新規に開発された抗炎症剤の作用機序の解明:ゲノム構造解析

   6月9日

  • 辻 大和(つじ やまと) 身近な自然の「生き物のつながり」を知る:動物生態学
  • 玉置 仁(たまき ひとし) 川と海の環境保全と潜水での自然環境調査:沿岸環境生態工学

   6月16日

  • 角田 出(かくた いずる) 魚の適応戦略やストレス応答を調べ、生物を病気から守る:マリンエコバイオ
  • 渡辺 正芳(わたなべ まさよし) 数理のメガネで生物の不思議に迫る:数理生物学

   6月23日

  • 高崎 みつる(たかさき みつる) 森川海の連携と水質環境の制御、新たな養殖業への挑戦:水質環境生態工学
  • 栁 明(やなぎ あきら) ゾウリムシの性と生殖過程を探る:細胞生物学

   6月30日

  • 阿部 知顕(あべ ともあき) 細胞性粘菌の運動や増殖・細胞分化のしくみを探る:分子発生学
  • 指方 研二(さしかた けんじ) ヘムタンパク質をはじめ、様々な物質の電子移動過程を探る:電気化学

 

 

   7月7日

  • 鈴木 英勝(すずき ひでかつ) 養殖ギンザケや深海魚の科学的評価、寄生虫の駆除法開発:地域水産利用学
  • 鳴海 史高(なるみ ふみたか) 光学異性体の分離・分析をめざした新たな化合物の開発:分子認識化学

   7月14日

  • 前田 敏輝(まえだ としてる) 生き物を形づくるゲルやコロイドの物理学:ソフトマター物理学
  • 阿部 博和(あべ ひろかず) 分類、生態、進化学―不思議だらけのベントスの世界を覗く:海洋ベントス学

   7月21日

  • 中川 繭(なかがわ まゆ) 植物のかたちはどうやって決まるのか:植物発生遺伝学
  • 佐々木 洋(ささき ひろし) ミジンウキマイマイの元気は海の元気を示すか:海洋生態学

   7月28日

  • 宮嵜 厚(みやざき あつし) ヒゲカビの発生に関する研究で only one を目指す:菌類発生生理学




この学科にはどんな教員がいるのかを知ってもらう良い機会にもなりますね(※ タイトルは仮です)。

今回は導入的なお話がメインになると思います。2年次前期の「生物科学概論」では毎週1名の教員が登場し、より踏み込んだ研究についてのお話をしていく予定です。

 

お楽しみに!




 野外生物実習の予定 

5月6月中に、1年生向けの実習が3回予定されています。
  • 5月21日() 植物系
  • 6月11日() 動物系
  • 6月18日() 海洋生物系

所属コースに関係なく、学生はすべての実習に参加します。


 


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