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2022年7月5日火曜日

夏のオープンキャンパス 予約受付中!


 

7月24日(から #オープンキャンパス が始まります。

生物科学科では、「学科紹介」「オープンラボ」を実施。大学の雰囲気を感じながら、教員や学生と直接話せる絶好の機会です。有志の学生による「特別企画」もあります!

 

学科紹介は午前と午後の2回、オープンラボは終日やっています。

大学まるわかり説明会や、学生スタッフによるキャンパスツアーなどの企画も。

 

 詳細&ご予約はこちら

(大学ホームページへ)

 

夏のオープンキャンパスは計4回

  • 7月24日(
  • 8月 7日(
  • 8月20日(
  • 9月 4日(

生物科学科の学生は、半数以上が県外出身です。遠方の皆さまにも学科の雰囲気を感じてもらうために、WEBでのオープンキャンパスも企画中です。お楽しみに!

 

 

 

それでは、7月24日(の企画を紹介!

  


  学 生 特 別 企 画 1  

野生動物の骨格標本に触れてみよう

交通事故で死んでしまった動物や害獣として駆除された動物を骨格標本として展示しています。普段よく観察することがあまりない骨ですが、この機会によく見て、触れてみてはいかがでしょうか。

 #骨格標本

 

 

  学 生 特 別 企 画   

三角池調査班の活動紹介

私たちが大学に所在する遊水池で行っている生物相の調査について紹介します。生物多様性・外来種問題・環境保全について考えてみましょう。

#三角池調査班

 

 

 

 

  O P E N L A B  


  多 頂 点 に 尖 る 。

 

海洋生物に尖る。動物に尖る。植物に尖る。

微生物に尖る。数理に尖る。化学に尖る。・・・

自分の「尖り」を見つけよう 



 海洋生物・環境コース 

プランクトンから深海魚まで

海のいきものの生態や生息環境について学ぶ

 

魚の隠れた力にググッと接近!

マリンエコバイオ研究室

魚は種々の能力を持っています。水上を駆ける、水の内外を同時にみる、姿を消す能力。病気に対する守備力もすごい。しかし、環境の悪化は魚を病気にします。魚の隠れた力の探索と病気に打ち勝つ力を高める仕事をしています。 #陸上養殖


水中映像の世界

海洋生態学研究室

水中に生息する様々な生物を観察するために、以前は人が潜って見たり撮影していました。今は、水中カメラや、水中ビデオ、また水中ドローンが活躍します。


自然環境を守る仕事をしませんか?

沿岸環境生態工学研究室

東北の私立大学で唯一、海に潜って自然の保全と再生を研究しています。キーワードは、海と川、海の森、絶滅危惧種の保護、自然環境の保全と再生、環境汚染です。三陸の豊かな海で、自然を守る仕事をしてみませんか?


身の回りに潜む海産寄生虫と金華山沖合いで採れた深海魚

地域水産利用学研究室

日本人は魚介類が大好きな民族ですが大半の魚介類には寄生虫が感染しています。寄生虫は どんな動きをするの?感染方法は? 食べても大丈夫? 検出・駆除方法は? などを紹介します。同時に金華山沖合いで採れた珍しい深海魚も紹介します。 #深海魚の紹介





 動物・植物コース 

生態系から遺伝子まで

いきものの営みを時空間スケールで理解する

 

植物系統分類学の世界 

植物系統分類学研究室

植物系統分類学では、フィールドワークによる種の探索、標本の作製、解析試料の収集に始まり、実験室での形や組織の比較観察、遺伝子解析に至る一連の研究活動を行っています。ラボの最近の研究事例を紹介します。


野生動物の交通事故『ロードキル』について学ぼう 

動物生態学研究室

日本では毎年、多くの野生動物が交通事故で命を落としています。私たちの研究では、この問題を解決すべく、実態調査を進めています。今回のオープンラボでは、昨年度の調査で明らかになった、石巻市内の野生動物の交通事故の現状を、標本や写真を交えて解説します。この機会に、私たちが野生動物といかにつきあっていくべきか、考えてみませんか?


ミヤギテレビによる密着取材



 微生物・生命分子コース 

微生物からヒトまで

多様な生物の発生、生理、進化、

そして生命分子について幅広く学ぶ

 

野菜からDNAを取り出そう 

ゲノム構造解析研究室

あなたはDNAを見たことがありますか? ブロッコリーから細くて長いDNAを取り出してみましょう。


あなたの知らないかび”ヒゲカビ”を紹介します! 

菌類発生生態学研究室

私たちの身近には、目には見えない程小さな生き物—植物の花粉や微生物の胞子が存在します。これらは適する場所にたどり着くと発芽して成長を始めます。顕微鏡でしか見えないヒゲカビの胞子が発芽・成長した姿とは?研究への活用例も紹介します。


 

 

 

 自然科学コース 

サイエンスを幅広く、生物・化学・物理・数学を学ぶ

理科の教員への道をサポート

#自然科学コース

 

生物のしくみを利用した電気化学

電気化学研究室

光合成や代謝など、生体内では電子移動の過程で効率よくエネルギーの利用がなされています。この仕組みにヒントを得たバイオセンサーやバイオ燃料電池などについて紹介します。


「におい」の分子認識 

分子認識化学研究室

鼻にある嗅細胞の受容体は、多種多様な形や大きさをもつ分子を識別することができ、それが異なる「におい」として感知されます。香料のサンプルを嗅いで、分子のほんのわずかな違いを識別できる高精度な生体機能を体験してみて下さい。


化学の力でバイオエタノールを有効活用 

触媒化学研究室

バイオエタノールは石油に代わる資源として注目されていますが、その利用のためには解決が必要な課題があります。私たちは、化学の力を使ってバイオエタノールを役に立つ物質に変換するための研究を進めています。バイオエタノールとはどんなものか、触媒ってどんなものか実際に見てみましょう。


ソフトマター — 物理と生物をつなぐもの —

ソフトマター物理学研究室

ソフトマターとはやわらかい物質のこと。生物のカラダはまさに、ゲルやコロイドなどのソフトマターでできています。寒天、豆腐、スポンジなど身近なソフトマターを材料に、物理の視点から「やわらかさ」の謎と不思議を解説します。


 

数理のメガネで、ピカチュウの寿命を予測します

数理生物学研究室

生物だけじゃ、もったいない。数学も物理も化学も幅広く勉強できる自然科学コースの魅力を、ピカチュウを例に紹介します。学生が実際に書いた授業ノートや卒業論文なども展示。ご希望の方には、教員採用試験に向けた取り組みについても紹介します。 #教員採用試験

 

 

 

 

 デジタルパンフレットはこちら

NEW!

 

 

 昨年度のオープンキャンパスの様子

第1回  第2回  第3回  第4回

自然に囲まれたキャンパスで学んでみませんか?


石巻市は宮城県第2の都市

仙台から電車で最速49分


 皆さまのご来場を学生・教職員一同、お待ちしております!



2022年5月10日火曜日

本邦初!? チュウゴクスジエビを食べてみた


皆さんこんにちは。三角池調査班、広報担当の八木澤(やぎさわ、新4年)です。

今回は、三角池に生息している外来種のチュウゴクスジエビを食べてみた、という人が現れたので体験レポートをお届けします!

三角池調査班って何?という方は こちら(三角池調査班の紹介)

 

  • はじめに…チュウゴクスジエビとは?
  • 調理編……チュウゴクスジエビをかき揚げに
  • いざ実食…果たしてそのお味は?
  • おわりに…外来種問題へ
  • おまけ

 

 

 はじめに 

チュウゴクスジエビ(Palaemon sinensis)は、中国、韓国などに生息する淡水性エビ類である。

本種は「シラサエビ」あるいは「モエビ」といった呼び名で釣り餌として販売されていたエビの一種で、2005年に静岡県で発見されて以降、宮城県をはじめとする各地で確認されており、生態系への悪影響が懸念されている。

 

今回は、三角池にも生息しているこのチュウゴクスジエビを食べてみて、食材として利用できそうか考えてみよう。

※ 淡水性の寄生虫は危険なものが多いので、淡水の生物を食べるときは絶対に生で食べないように!!


チュウゴクスジエビ(Palaemon sinensis)とスジエビ(Palaemon paucidens)の違い

まずは2種類のエビを見比べてみよう。

展示用のグリセリン標本

違いがわかったかな?

上がチュウゴクスジエビ(外来種)で、下がスジエビ(在来種)。

 

チュウゴクスジエビとスジエビは、頭胸甲(写真の赤丸で囲んだ部分)側面の縞模様で見分けることができる。チュウゴクスジエビ(写真上)は上端がかぎ状に曲がるのに対して、スジエビ(写真下)は直線的になっている。

また、大顎に生える触覚の有無で見分けることもできるが、スマホのカメラでは上手く撮れなかったので今回は省略。実際に見てみたい人は三角池調査班へ参加しよう。

 

 

 調理編 

今回は泥抜きをしたチュウゴクスジエビをかき揚げに、ついでに網に入った国内外来種のモツゴ(Pseudorasbora parva)を天ぷらにして食べることにした。

ちなみに、下の写真が東北地方でも生息が確認されているモツゴ。東北地方に生息するシナイモツゴという淡水魚の生息地に侵入すると、交雑してシナイモツゴを絶滅させてしまうといったことが報告されている。

 

何度か水洗いした上で水を切り、チュウゴクスジエビが完全に浸かるまで日本酒(料理酒でも可)を注ぐ。こうすることで臭みを取りつつ糞を出させることができるのだ。

デナガエビで同じことをやると結構暴れるので、飛び跳ね防止にラップを被せてみたがチュウゴクスジエビには必要ないみたいだ。

日本酒を吸って動かなくなったら、ざるに出して再度水洗いし、天ぷら粉に入れ、少量ずつ水を足して水分量を調整する。


180℃ぐらいに熱した油に入れて揚げていく。

IHコンロが汚いのはご愛嬌

なかなかいい感じじゃないか?

試しに少し食べてみたところ、分厚い場所はもったりとしていてサクサク感が足りない。欲張って厚くしすぎたみたいだ。

という訳で、包丁で切って二度揚げ。


「モツゴの天ぷら」と「チュウゴクスジエビのかき揚げ」完成!!!

手前:モツゴの天ぷら  奥:チュウゴクスジエビのかき揚げ


 いざ実食 

なかなかそれっぽくなったじゃないか。まずはモツゴの天ぷらから食べてみよう。

「あ、普通に美味いわこれ」

なんというか、モツゴの天ぷらはワカサギやホンモロコの天ぷらに比べ、味や香りにほとんど特徴がないので「普通に美味い」という表現が一番妥当なのではないだろうか。

食卓の主役にはなれずとも、名脇役としてのポジションなら十分狙えるんじゃないかな。

 

さあさあお待ちかね、かき揚げも頂こう。

果たしてそのお味は・・・!?




「か、殻の味しかしない・・・!?」


辛うじてエビの味は感じられるが、超薄味なのである。

というか、個体の大きさに対して殻が厚いのか小型の個体ではエビフライの尻尾の部分についている殻だけを食べているような感覚になるし、大型の個体ではエビ特有のぷりぷり感が非常に弱い(小型な上に止水域に生息しているのが原因?)ので、ぶつんぶつんと口の中で弱々しくちぎれていく割に、殻はいつまでも口の中に残るという状態であまり気持ちの良いものではないのだ。

記憶を頼りにエビ類の殻の硬さを並べると、サクラエビ<スジエビ<テナガエビ≦チュウゴクスジエビ<ホッコクアカエビ(アマエビ)といったところだろうか。

チュウゴクスジエビはサクラエビより少し大きいぐらいにもかかわらず、殻は比較的硬い方らしい。

 

ここまで味が薄い、殻が厚いなどとかなり酷評したものの、チュウゴクスジエビは食感の悪さが主な課題なので、原型が残るかき揚げよりもミキサーで粉砕してペースト状にしたものに上新粉と藻塩を混ぜて揚げてみたら結構美味くなるんじゃないかと思う。

とはいえ、手間を考えると食材としての活用はあまり期待できなさそうではあるのだが・・・

 

 

 おわりに 

チュウゴクスジエビは、在来のスジエビに非常によく似た姿をしていることから水面下で置き換わりが起きていてもほとんどの人が気が付かない可能性がある(実際、三角池調査班もしばらく気が付かなかった)。

 

水圏の外来種問題は人と生活圏の異なる水中で起こる以上、異常に気付くまでにどうしてもタイムラグが発生してしまう。
水域での異変に気付くには多くの人が水辺に関心を持つことが重要だ。

そこで、今この記事を読んでいるそこの君、今年から三角池調査班に参加して三角池の保全に携わってみないか?

活動を通じて「生物多様性」「外来種問題」「環境保全」といったテーマについて少しでも興味を持っていただければ幸いだ。

 

 

おまけ

チュウゴクスジエビを食べた結果、食材としての活用はあまり期待できないと考えられたので、本来の使い方である釣り餌として石巻の海で使ったら、10cmぐらいの小さいアイナメが釣れた(小さいので逃がした)。



チュウゴクスジエビについてもっと知りたい方は、以下の参考資料をどうぞ。

 



【大学ホームページ関連記事】

大学HPより

【関連ブログ記事】



2022年1月17日月曜日

三角池の合同調査が行われました

 

皆さん、こんにちは。三角池調査班の八木澤です。

11月13日(日)に、高崎研の所属学生と生物科学科の有志学生による3度目の合同調査が行われました。

三角池調査って何?という方は こちら(三角池調査班の紹介)

 

今回は、三角池でサンプリングを行い、ヒシの茎または根に形成されたバイオフィルム中に生息する原生生物の観察と同定を行いました。

写真のやり方は実際のサンプリング方法とは異なりますが、試しに泥を集めてみました。この後、10分程おいて、濁りが落ち着くのを待ちます。

濁りが落ち着くのを待つとどうでしょう、沈んだ泥より少し上に白い点があるのがわかりますか?これが三角池に生息する原生生物です。

また、黒い泥の塊のようなものが浮かんでいますよね?これは浮泥(ふでい)という有機物を多く含んだ比重の小さい泥です。浮泥というのは基本的にダムや海底といった比較的深い場所に堆積するものですが、なぜか水深の浅い三角池にも浮泥の堆積が確認されています。

 

 

次に、サンプルを実験室に持ち帰り、生物顕微鏡で観察を行いました。

顕微鏡を覗いて見えたものを撮影し、生き物の名前を調べています。

 

 

発見された生き物の一部を紹介 

 

 ウチワヒゲムシの一種?(中央部、×400)

クマムシの仲間。バイオフィルム中から確認されました。

このクマムシはお腹の中が透けて見えていますね。何を食べているんでしょうか。


こちらは甲殻類のノープリウス幼生。ウシガエルのオタマジャクシの腸管から確認されました。

ウシガエルのオタマジャクシは様々な原生生物を捕食しているようです。



今回の調査では20種類以上の原生生物が確認され、三角池は肉眼で確認できる生物だけでなく、微細な生物の多様性も非常に高いようでした。

 

 

 次回予告 

三角池には外来種であるチュウゴクスジエビの生息が確認されている。

某日本テレビの番組では、駆除した外来種を食べて活用するといった内容を放送している。この番組を真似してチュウゴクスジエビを食ってみようじゃないか。

恐らく、日本においてチュウゴクスジエビを食べたという記事は本ブログが初めてになるだろう。乞うご期待。




【大学ホームページ関連記事】2022年4月追記

大学HPより


2021年12月13日月曜日

三角池調査班の紹介

 

皆さん、こんにちは!

三角池調査班、広報担当の八木澤です。

先生からブログで宣伝をしてみてはどうかと提案があったため、今回寄稿させていただきました。

辻研究室で活動する八木澤君(3年次)

 

三角池調査班は、本学の敷地内にある遊水池(通称:三角池)の調査、保全活動などを行っている団体です。高崎研究室(水質環境生態工学)の所属学生と生物科学科の有志の学生によって構成されています。

三角池はワンド(川の本流と繋がっているが、河川構造物などに囲まれて池のようになっている地形のこと)であり、狭い空間であるにもかかわらず多様な生物の生息が確認されています。

  • この狭い空間において、これほどの多様性を維持できる要因は何だろう?
  • この理由が解明できれば、新たな養殖技術の開発に活かせるのでは?

という考えのもと、水質調査や生物の調査、ウシガエルをはじめとした外来生物の駆除などを行っています。



三角池で確認されている生き物を一部紹介

ドジョウ(Misgurnus anguillicaudatus

クロスジギンヤンマ(Anax nigrofasciatus)のヤゴ(多分) 

ライギョ(Channa argus

 

新規メンバー募集!

現在、#三角池調査班 は新規メンバーの募集を行っています。

敷地内にワンドがある大学は世界中を探しても本学ぐらいしかありません。ここでしかできないこと、始めてみませんか?

所属学科は問いません。生き物に興味のある方なら大歓迎です!興味のある方は、生物愛好会のTwitter(@BioIsu)へDM等でご連絡下さい。


今後は、調査の様子を紹介できればと思っています。よろしくお願いします!



【大学ホームページ関連記事】2022年4月追記

大学HPより


【関連ブログ記事】