2024年11月29日金曜日

11月の記事まとめ

ウーパールーパー
(サイエンスフェスでの展示)
 

3年次の伊豆沼での実習、石鳳祭でのサイエンスフェス、学会発表などの記事をアップしました。

週1~2回程度で更新しています。ブックマークもよろしくお願いします。


伊豆沼での実習






























   記事をまとめたページはこちら(タグごと、月ごとで記事をピックアップしています。月ごとの一覧は #記事まとめ


紅葉の名所「鳴子峡」
(宮城県大崎市)



大学ホームページ記事からのピックアップ




2024年11月28日木曜日

東北野生動物管理研究交流会で学生4名が発表してきました!


2024年11月9日、山形市で『第7回 東北野生動物管理研究交流会』が開催されました。

東北地方では、シカによる農林業被害やクマによる人身被害が深刻です。研究者や行政関係者が一同に会して話し合うことで、お互いの連携を深めることがこの集まりの目的です。

動物生態学研究室でも石巻圏の野生動物問題を調査している関係で、ラボメンバーのうち4名が卒業研究の内容をポスターで発表しました。横川・武田・伊藤の3名は、今回が学会デビューとなりました。

コアタイムには多くの方が聞きに来てくれたようで、一生懸命発表していました。それぞれのメンバーに、研究会に参加した感想を聞きました。

 

横川元(タヌキの死体の分解過程について)

自分の研究に対して想像よりも多くの人に関心を持ってもらい、今後の卒業論文作成にとても役立った時間でした。

また、見学に来た方々からいただいたご意見から新たな課題が見つかったので、これらのことも踏まえて自分の研究を完成させていきたいです。 

 


武田悠佑(シカと車の衝突事故について)

今回のポスター発表では、自分の想像していたよりもたくさんの方が聞きに集まったのですごく嬉しかったです。

また、発表していく中で課題も見つかったので、今後の研究室発表の時にはもっと分かりやすくスムーズな発表をしたいと思いました。 

 


高橋尭大(タヌキの歯の形態について)

始まる前はポスターを見に来てくれる人がいるか不安でしたが、コアタイムが始まると人が来てくれて、多くの質問をしていただくことができました。

いただいた質問を卒研発表会のスライドや卒論に生かしたいと思います。 

 


伊藤孝亮(タヌキの食性について)

今回初めて研究交流会のポスター発表に参加しました。多くの方が私の卒業研究について興味を持って聞いてくださったのと同時に、研究に関する話や様々なコメントやアドバイスを頂くことができた良い機会でした。

今後は頂いたコメントやアドバイスを参考に卒業研究に取り組んでいきたいと思います。 

 


こちらは、動物生態学研究室のゼミ風景です。後期になり、4年生の中間発表が始まっています(今回の4人が発表してきたのは、おおむね中間報告の内容です)。

中途半端な内容だと先生からダメ出しを食らうので、みな真剣です。卒研発表会まであと3か月、ベストを尽くしましょう。

 

学会発表するには、研究の意義づけを明確にし、集めたデータを整理・解析し、考察をしなければなりません。

この作業を通じて、自分の研究の意味と重要性がクリアになります。いろいろな人に説明することで、プレゼンスキルも磨かれます。



みんなが「面白いね」「いい仕事だね」と言ってくれたら、嬉しさでこれまでの苦労も吹き飛びます。

学部生だからと言って遠慮することはありません。さあ皆さん、どんどん学会で発表しましょう!

 

 

【関連ブログ記事】

 #学生の声 #在学生

#動物生態学研究室 #動物・植物コース

 
 

2024年11月22日金曜日

日本プランクトン学会・ベントス学会 合同大会で学生6名が発表を行いました!


9月13日(金)から9月16日(月)まで、島根大学 松江キャンパスにて「2024年日本プランクトン学会・日本ベントス学会合同大会」が開催。

海洋ベントス学研究室と海洋浮遊生物学研究室の学生6名が参加し、発表を行いました(大学院生5名・学部生1名)。

 

日本プランクトン学会と日本ベントス学会は、海洋生態系の中で密接に関係するプランクトンとベントスに関する知見、情報の交換を通じて研究者間の交流を深めるために、毎年合同で大会を開催しています。

 


初日(9/13)は公開シンポジウム「小型ベントス・プランクトンの系統分類と生態」の後に、学生たちは「日本プランクトン学会・日本ベントス学会合同若手の会」に参加し、他大学の学生や若手研究者との交流を深めました。

初日に若手の間でつながり深めたことで、学会中も若手の交流が活発に行われていました。

「ウェルカニ!」
 



2日目(9/14)は学生たちの発表日。

石巻専修大学からは以下の発表を行いました。

大見川 遥(ベントス) 修士1年
イソコツブムシ類の球体化による捕食回避機能の評価

大山 雄太郎(ベントス) 修士1年
宮城県金華山島における海藻群落の季節的消長
―ニホンザルにとっての採食可能性の検討―


小林 真緒(ベントス) 修士1年
Heteromastus 属多毛類のDNA解析と
系統間の形態的差異の検出の試み

小田 晴翔(ベントス) 修士1年
クロベンケイガニの「すね毛」の雌雄差

高橋 陽大(ベントス) 4年
北日本におけるコケゴカイ(ゴカイ科)の個体群動態
―松島湾における半年間の調査結果の解析―



畠山 紘一(プランクトン) 修士1年
気仙沼舞根湾におけるDinophysis fortii
Mesodinium rubrum の鉛直分布


3日目(9/15)には教員の発表も行われました。

太田 尚志 教授(プランクトン)
動物プランクトンのスギ花粉摂食と同化率

阿部 博和 准教授(ベントス)
岩手県小友浦における干潟ベントス群集の長期変化と
人工干潟造成による影響の評価
 


最終日(9/16)は日本プランクトン学会・日本ベントス学会合同若手の会のエクスカーションで、日本海側の桂島の岩礁・転石潮間帯で様々な大学の学生が入り乱れてフィールド観察が行われました。



 

 

学会終了後の 9/17~18 には、隠岐の島にある島根大学の隠岐臨海実験所で合同大会のエクスカーションも開催され、大見川遥さん、大山雄太郎さん、小田晴翔さんの3名が参加しました。

人生初の乗船ドレッジ調査や深夜までに及ぶ生物のソーティング作業を満喫してきたようです。

隠岐の島でのドレッジ調査の様子
ドレッジは網のついた金属枠をワイヤーで海底まで下ろし、
海底を曳いてベントスを採集する方法です

海底から上がってきた砂泥
ここから生物を選別して研究に使用します

乗船調査中の小田さん

大見川さん

シュノーケリングのために
ウェットスーツを着用した大山さん



海洋浮遊生物学研究室の畠山紘一さんと海洋ベントス学研究室の高橋陽大さんは学会初参加。

初めて学会に参加して発表を行った経験についてコメントをいただきました。

学会の懇親会で談笑する
高橋陽大さん(左)と畠山紘一さん(右)


畠山 紘一 さん

海洋浮遊生物学研究室 修士課程1年

 

 

今回の日本プランクトン学会・日本ベントス学会合同大会2024は、私にとって初めての学会参加、学会発表となり、自分の研究内容を見つめ直す機会となりました。

発表ポスターの作成では、わかりやすさと情報の解像度の両立を目指しながら、限られたポスターのサイズの中に必要な情報を収めるためにグラフの選別や並べ方を試行錯誤し、なんとか学会間近に完成させることができました。

 

学会初日には若手の会に参加し、いろいろな研究テーマを持つ同年代の皆さんとお酒を飲みながら、楽しく交流できました。

お話しているうちに、その人が抱える研究への思いや考え、様々な苦悩への対処、乗り越え方などを聞くことができ、とても勉強になりました。また私の研究内容と近しい方もおり、「仲間がいた!」という嬉しさを得ると同時に、大切な意見交流の場となりました。

 

学会2日目は私のポスター発表があり、この日は朝から緊張していました。私の発表場所は会場入り口付近だったため、多くの方に発表を聴いていただけました。

この学会にはプランクトンの生態ではなく生理を研究している方々や、ベントスを研究対象としている方々も参加していたため、私が専門とするプランクトンの生態における専門用語などが伝わらず、何度も同じような質問を受ける場面がありました。もっと丁寧な説明の仕方をしなくてはいけなかったと反省しています。

発表の際には様々な質問や意見をいただくことができ、その中には自分では気づかなかった部分やこれからの研究に参考となるようなアドバイスもあり、とても有意義な時間でした。

 

他の方々の発表も拝見し、その発表の様子からスライドやポスターのデザイン、伝え方なども非常に勉強になりました。

特にグラフについては、デザインの工夫によって情報量が多いのにもかかわらず見やすくコンパクトにまとめられているものが印象に残っています。また、スライドにおける文字量の塩梅やその中でどの部分を強調させるかなど、私が苦手としている部分においてもとても参考になりました。

このような多くの方々の「伝える技術」を目にする機会はこれまで多くなく、貴重な時間となりました。

学会に参加する前は、学会は厳重な雰囲気の場というイメージでしたが、いざ始まると学生の参加者も多く、活気や賑わいがありました。




 
高橋 陽大 さん

海洋ベントス学研究室 4年

 


私は大学院に進学予定であり、学部生のうちに学会を経験してみたかったので今回プランクトン・ベントス学会に参加してきました。

初めての学会参加で初めは不安がありましたが、様々な経験ができ学びのある充実した4日間を過ごすことができました。

 

口頭発表やポスター発表では、他大学の学生や研究者の方々の様々な分野の研究発表を多く聞くことで自分の研究に対する視野が広がりました。

普段は自分の研究に取り組んだり、同じ研究室の同期生や先輩の研究発表を見たりする機会しかないので視野が狭くなってしまいがちでしたが、様々な採集方法、実験方法、解析方法などがあることを知りました。

また、私はポスター発表を行いましたが、初めての公の場での発表だったため、ポスター作製から発表までたくさんの方々にサポートしていただき形にすることができました。どうすれば内容がうまく伝わるのか試行錯誤しながらポスターを作ったり、発表の方法を工夫したりと苦労もありましたが、当日多くの方々に発表を聞いていただくことができとてもうれしかったです。

そして、今まであまり考えていなかった部分の指摘や似ている研究をされている方のご意見などをいただくことができ、とても有意義な時間になりました。

 

懇親会やエクスカーションではたくさんの方々と交流することができました。

私は人と話すのが苦手な方であり、学部生の参加が少なかったこともあって不安でしたが、お互いの研究内容や最近の苦労したことなどを話していくうちに何名かの方々と仲を深めることができ、楽しい時間になりました。

他大学の学生と仲良くなることで生物研究に対する熱意や生き物に対する好奇心などを感じることができ、自分の研究の意欲が掻き立てられるとともに、このような場での交流は今後の研究への意見や情報を得られることにもつながるだろうと感じました。

今回は、萎縮してしまってお話しする機会を逃してしまった場面もあったので、次に学会に参加するときにはもっと積極的に参加者の方々と話したいと思いました。

 

今まで学会は硬いイメージで学生は参加しにくいと思っていましたが、今回の学会を通して学生こそがもっと参加するべきだと感じました。

学会は研究者同士の交流や情報共有の場でありますが、研究初心者である学生にとっては研究がどのようなものであるかを知る機会であり、普段は関わることのできないような他大学の多くの方々と交流できる貴重な場であるため、今後も積極的に学会に参加したいです。





来年の日本ベントス学会・日本プランクトン学会合同大会は仙台の東北大学青葉山キャンパスで開催の予定です。石巻専修大学の太田尚志教授、鈴木英勝教授、阿部博和准教授の3名も大会実行委員を務めます。



【リンク】



【関連ブログ記事】 

#海洋ベントス学研究室 #海洋浮遊生物学研究室

#学生の声 #大学院 #海洋生物・環境コース 

 

論文発表

  

イベント報告

 


2024年11月19日火曜日

鹿の角切行事に参加してきました! 動物生態学研究室 岩淵友哉

 

生物科学科・動物生態学研究室3年の岩淵友哉です。

106日(日)に金華山で毎年行われる伝統行事の「鹿の角切り」に学生ボランティアとして参加させていただきました。

 

鹿の角切りは、立派な角を持った雄鹿が人間に危害を加えることがないように鹿を角切り場に追い出し、白いハチマキに法被姿の勢子(せこ)が「十字なげ縄」を走る鹿の角めがけ投げ掛けて捕獲し、神官が角を切り落とすといった伝統ある行事です。

十字なげ縄で鹿を捕らえようとしている様子
鹿が素早く捕まえるのが大変そうでした
 

今回が初めての参加で、間近で鹿を見られるという期待と上手くできるかという不安でいっぱいでした。

鹿が逆走したり、逃げたりしないように先端に赤い旗の付いた棒で壁を作り、大声をあげて追い込むのが役目でしたが、立派な角を持った雄鹿がすぐ目の前を鹿が走り、棒の上をジャンプして逃げるのを間近で見て、もしこの鹿が突っ込んできたらひとたまりもないと思い怖かったです。

鹿を追い込む様子
 

捕まえた鹿を押さえましたが、とても力が強く、押さえるだけでも精一杯でした。角を切り終わった時、観客からの拍手でやりきった気持ちと鹿に何事もなく無事に角を切れたという安心でいっぱいでした。

神官が角を切る様子
周りの人は鹿がヒートショックを起こさないように
水を飲ませたり腹や下腹部に水をかけたりしました

 

鹿の角切り行事に参加して、行事の雰囲気や鹿の力強さなど、普段の生活では体験できないような貴重な経験をすることができました。

また、地域の方と交流したり、行事に参加したりすることは、行事の歴史、知らなかったことなどを知る大切な事だと思いました。

とても貴重な体験をすることができるので、気になった方は来年、参加してみてはいかがでしょうか。

 



地元紙「石巻かほく」に連載中の
いしのまき動物記(2024年9月~)

イラストは辻研OBの成田さんによるものです



 【リンク】

 

 

【関連ブログ記事】

#学生の声 #地域×大学

#動物生態学研究室 #動物・植物コース

 

 

2024年11月13日水曜日

【平田助手の紹介】実験・実習・授業を多面的にサポート 学生からのお悩み相談も

 

平田 智士(ひらた さとし)

大学案内でのインタビュー(4年次)

 

山形出身で、2022年度に本学を卒業後、2023年度から理工学部の助手として勤務。授業のサポートから学生に対するお悩み相談まで、フル活躍しています。

そんな平田助手に、仕事内容や今後の目標などをお聞きしました。

 

 

 

  実験、実習、授業のサポートに忙しい日々を送っていると思いますが、普段どんなことをしているか仕事内容を教えて下さい

実験では、実験前の準備(器具や材料の準備、教室のセッティング)と、実験手順・器具の操作などわからない学生の補助を中心に行っています。また、実験途中で発生した急な作業なども行い、実験が円滑に進むようにサポートしています。

実習では、実習場所までの引率や、実習中の学生の安全確認、状況に応じて今後のレポートを見据えた着目点をヒントとして出すなど、実習に不慣れな学生へのサポートを中心に行っています。

授業では、授業の内容にもよりますが、資料の準備、授業の進行に後れてしまっている学生へのサポート、出席確認、試験監督補助、レポート採点など幅広いサポートを行っています。

寺子屋での指導

また、授業時間外でも質問がある学生の個別対応や学生生活での悩み相談なども行っています。

個人に寄り添ったサポートをしているため、学生さんが今までわからなかったことがわかるようになったり、できなかったことができるようになったり、その他小さなものでも成長を間近で見られるのが大変嬉しく思う仕事です。


 

 

  授業とは別に、学習支援プログラムである「寺子屋」 でも平田さんは活躍していますが、参加してみての感想をお願いします

寺子屋は、数学が苦手な学生が多く受けていますが、数学が苦手と一口に言っても、使うべき計算式がわからない、計算式の解き方がわからない、それ以前の基礎ができていないなど人によって躓いている箇所が異なります。

そのため寺子屋という学習サポートの場では、通常の授業形式のように全体中心ではなく各学生に合わせた個別の対応が必要であり、それこそが学習サポートの場を設ける大きな理由だと考えています。

ひとりひとりの個性に合わせて指導

はじめは各学生の様子を見ながら各々の学習状況を見極めることが難しく感じました。日によって学生のコンディションも変化するため回数を重ねた現在でも完璧に対応することは難しいですが、少しでも学生に合わせたサポートを念頭に置き後期の寺子屋も精進したいと考えています。

 



 

  平田さんの卒業研究の内容を教えて下さい

石巻専修大学の演習林に生育するタケの分類に関する研究を行いました。

石巻専修大学の演習林に入ったときタケを見つけこのタケはマダケとハチクどちらなのだろうかと気になったことで、演習林のタケに興味を持つようになりました。

調べるとマダケとハチクはタケノコの頃は見分けがつくのですが、成長し成木(タケ)になってからは、形態の特徴から見分ける方法が定かではなく図鑑などでもものによっては記述が異なっていました。

そこで、成木の形態からマダケとハチクを分類することはできないだろうかと考えたことが卒業研究にしようと思ったきっかけでした。

4年次は、樹木生理生態学研究室に所属
 

この研究ではフィールドでの調査期間より資料を使った調査期間の方が長くかかりました。

タケの研究は古い資料も多く、タケの侵入経路を調べるために石巻史を調べるなど、生物学的な分野を超えて情報を集め、必要な情報が見つかったときや情報の繋がりが見えたとき達成感と共にこの研究の面白さを感じました。

 


 

  平田さん自身の今後の目標を教えて下さい

現在私は教員になることを目指しており、教員免許を取るために助手の仕事をしながら勉強をしています。

以前から人に何かを教えることが好きだったのですが、助手の仕事を通して、自分はやはり人に何かを教えることが向いているのではないかと思うようになり、教員を目指そうと決心しました。

卒業後に進路変更したため、来年度からは石巻専修大学で 科目等履修生の制度 を活用し、まずは教員免許取得に向け勉学に励んでいこうと考えています。

 

 

  学生へのメッセージをお願いします

私が助手をしていてよく感じたことは、学生達が物怖じしており、質問や用事がある先生の所へなかなか行けないということでした。

話を聞いてみると、思い込みをしてしまっていることが多いです。例えば「質問が迷惑じゃないか」と考えてしまう人が数人いましたが、大学でしっかり学ぼうとしている学生を迷惑と思う先生はいないと感じます(少なくとも私は遭ったことがありません)。

ですが、漠然とした状態での訪問には注意が必要です。質問や用事はしっかり決めて、不安な人はメモに書いて持っていくことをお勧めします。また、質問の際はできることなら自分の考えを持っておくと「ここまでわかるのですが…」や「このように考えたのですが…」と質問もしやすく先生方も答えやすいはずです。

先生のところになかなか行けなかった学生さんの中には、質問などすること自体に消極的になってしまう人もいるかもしれません。しかし、せっかく大学に入ったのですから学ぶ機会を逃さないでほしいと私は思います。

学生さんの成長や学びを見ることができれば嬉しい限りです。

寺子屋での学生への声かけ



【関連ブログ記事】 #卒業生 #学生の声

学生時代も多岐にわたって活躍


2024年11月7日木曜日

石鳳祭で「生物科学科サイエンスフェス」を開催 老若男女問わず多くの方にご来場いただきました

 

10月12日13日の土日に「石鳳祭」が開催されました。

生物科学科では、子供から大人まで楽しめる科学の祭典「生物科学科サイエンスフェス」を企画しました。ミニオープンキャンパスも同時開催しました。

2日とも秋晴れの大学祭日和で、多くの方にご来場いただきました。

DNAストラップ作り
黒板は学生と教員で書いてみました
 

ご来場いただいた地域の方からは「学生が熱心に説明してくれました。こういったことをされている学科なのですね。」というお声がけも。生物科学科の研究・教育内容を知っていただく良い機会になったとしたら嬉しいです。

卒業生の姿も多く見られ、教員と思い出話に花を咲かせていました。

 


せっかくならということで
学科独自のポスターを作って広報

当日は2210教室と2211教室のふた部屋で実施
(自然科学・微生物が2210、海洋生物・動物・植物が2211)
 

ウーパールーパー




自然科学系  3つのサイエンスワークショップを開催

 

DNAストラップ・ファージストラップ作成コーナー
大繁盛で、人が途切れることはありませんでした

 

DNAストラップはATGCを再現
ファージも手軽に作れて人気でした
(真ん中のプラ版は漫画研究会のブースで作成)

 

自分の好みのビーズを選んで作ります

ストラップ作成指導は手取り足取りで、結構な人数が必要
学生に声をかけたら集まってくれました
石鳳祭の直前に練習会を行って準備してきました


虹色に光るマンゲキョウ作り
(回折格子を利用したもの)

他に、表面張力を使ったミニ実験も実施



  
 微生物系  保有株数世界一を誇るヒゲカビの展示
 

宮嵜研の4年生がヒゲカビの面白さを
来場者の方に伝えていました

数日でこんなに大きくなる巨大なカビ




海洋生物系  ベントス・深海魚・クラゲ


ベントス写真展・ベントス標本展示




オリジナルのベントスクイズ
「このベントスの特徴は?」

標本入りの深海魚ガチャ
当たりが出たら「クジラせんべい」などをプレゼント
(クジラせんべいは鈴木教授が開発に携わったもの)


クジラの骨も展示

海洋生物ラボで飼育しているクラゲを展示


 

動物・植物系  花粉・細胞・ゾウリムシ・ウーパールーパー
 
花粉の顕微鏡観察

ポストカードをプレゼント


細胞の見比べ
スマホで綺麗に撮れます

「動物組織おみじく」も実施
 
ウーパールーパーは
奈良研の4年生の卒業研究対象
 
 
 
 
お向かいの部屋は
骨格標本愛好会・生物愛好会のブース
標本の展示と販売をしていました

大学構内の三角池に生息する生物を展示


今年は準備期間が短かったものの、学科教員の半数程度となる10名が参加(太田、鈴木、阿部(博)/栁、奈良、根本/宮嵜/指方、前田、渡辺)。

ボランティア学生の協力を得ながら開催にこぎつけました。学生の皆さん、協力ありがとうございました。

 

大学の使命は、研究・教育・社会貢献。

本学での研究・教育の成果を、今後も何かしらの形で地域に還元していければと思います。

ご来場、ありがとうございました!



おまけ


石鳳祭のパンフレット・ポスターに使われている
イラストは生物科学科の平間さんによるもの

奈良研究室では団子屋さんを出店
お揃いのTシャツを作っていました

1年生にアンケートを取ったところ、石鳳祭への参加率は56%
参加した学生のうち、半数程度は出展側としての参加でした

育友会による餅つき

スタンプラリーもやっていました

恒例のビンゴ大会



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生物科学科では、色々な形で地域貢献を行っています。