2024年秋に秋田大学で開催された化学系学協会東北大会(発表件数約320件)に、触媒化学研究室4年の下屋敷颯太君が参加し、卒業研究の内容の基づいた研究発表を行いました。
秋田駅ででっかいわんこのお出迎え |
発表前に「究極の親子丼」を食べて、気合いを入れます |
秋田大学に到着 |
- 令和6年度化学系学協会東北大会、2024年9月14日~15日、秋田大学(手形キャンパス)
- 下屋敷颯太、佐藤愛莉、菊池尚子、山崎達也:Coexistent Effects of Noble Metals on Methane Dry
Reforming Reaction over Rh-Pt/LaAlO3 Catalysts
本研究で取り上げたドライリホーミング反応(Dry Reforming Reaction)は、当研究室で進めている触媒化学の研究のターゲットの1つであり、温室効果ガスである二酸化炭素とメタンガスを反応させてクリーンエネルギーの水素を合成するプロセスです。
このプロセスを効率的に行うためには、「低温下での触媒活性を高めること」に加えて、「反応中の炭素堆積による触媒を如何に防ぐか」が課題となっています。
ポスターを貼って準備万端、緊張します |
下屋敷君は当研究室のこれまでの研究を参考にしながら新しい触媒系について調査し、比較的低い温度においてLaAlO3ペロブスカイト担体上のPtとRhとの間に水素生成活性を高める共存効果があることを見いだしました。研究室に配属してわずか6ヶ月ではありましたが今回学会デビューとなりました。
ポスター発表会では、他大学の先生方や院生の方々に多数聴講いただき、厳しい質問や示唆に富んだご意見をいただきました。
難しい質問に準備ノートで対応 |
完璧な質疑応答とはいかなかったかもしれませんが、発表後の打ち上げでは秋田の名物料理を食べながら、発表会で得た質問の答え合わせや参考意見に基づいた今後の実験について計画を立てることができました。
また、2日目はリラックスした状態で他の研究者の発表を聴講することができ、とても充実した2日間となりました。
発表が終わってリラックス 祝勝会?反省会? |
2日目は、他の発表を聞いて、稲庭うどんで締める |
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