生物科学科・動物生態学研究室4年の高橋尭大です。
この度私は、9/6~9/9に兵庫県立大学(神戸商科キャンパス)で開催された日本哺乳類学会に参加してきました。
そこで経験したこと、感じたことなどをレポートにまとめました。
学会初日に開催された自由集会「哺乳類の咀嚼器形態の統合的理解を目指して」にて、卒業研究の途中経過をまとめた内容を発表してきました。
内容は、動物の歯の表面についている目に見えないほど小さな傷から、その動物が死ぬ直前に何を食べていたのかを明らかにするというものです。
初めての研究発表の場が、大勢の研究者のいらっしゃる場で、正直すごく緊張しましたが、なんとか無事最後まで発表を終えることができました。
発表の後にいくつか質問をいただき、研究に関する今後の課題を明らかにしたり、自分では思いつきもしない考えを得ることができ、とても良い経験を積むことができました。
また、集会後には主催者に発表をほめていただき、嬉しい気持ちと、やりきったという気持ちでいっぱいになりました。
7月に、指導教員の辻先生が実行委員長を務める日本霊長類学会のアルバイトをしましたが、同じ「学会」でも、運営する側と発表する側とでは全く違う緊張感がありました。
学会参加中、さまざまな大学院生の方や研究者の方と交流することで、研究者同士のつながりの大切さを学ぶことができました。同世代の方で、すでに論文を出している方などもおり、自分も負けてはいられないなと思いました。
また、これまで本や論文で名前をよく見かける方にも直接お会いし、研究に関するお話をすることができました。自分とは異なる専門分野の方との交流の中で、研究のヒントになりそうな発見もありました。
学部生の段階で貴重な経験を積むことができました。今回の経験を活かし、今後研究活動を行っていきたいと思います。
もし学会に参加するか迷っている方がいたら、参加することをお勧めします。
同世代の方々の活躍や、研究者の方々との交流が、調査に対するモチベーションの向上や研究のヒントになるかもしれません。
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ミヤマダイコクコガネ♂ イラスト:成田歩、無断転載を禁ず 「41年ぶりの大発見!」より 成田さんは、イラストレーターとしても活動 「石巻かほく」で連載中の『いしのまき動物記』で イラストを提供しています |
【リンク】
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