2024年春に横浜国立大学で第133回触媒討論会が開催。
触媒化学研究室4年の佐藤愛莉さんが参加し、卒業研究の内容に基づいた研究発表を行いました(学年は当時)。
- Hard Template法によって調製したLaAlO3担体に担持したPt-Rh共存触媒によるバイオエタノール水蒸気改質反応
2024年3月18日~19日 横浜国立大学 |
この研究は、当研究室と徳島大学(加藤研究室)および三和澱粉工業とで進めている一連のバイオエタノール有効活用法開発の中で、 当研究室が主体的に進めている「バイオエタノールを効率よく有用な化学物質に変換する触媒プロセス開発」の1つです。
バイオエタノールからの水素製造触媒開発においては「触媒の高活性化」と「触媒寿命の改善」が課題となっています。
佐藤さんはこの研究を進める中で、昨秋に 自身が行った研究発表(第132回触媒討論会) の結果を上回る特性を持つ触媒を見いだし、その成果をまとめ今回研究発表しました。
卒業式直前の慌ただしい時期でしたが、2回目の学会ということで前回よりも余裕を持って発表ができたようです。
佐藤さんは本学大学院に進学し、さらに触媒の研究を進めています。
学会発表で多くの先生方から頂いた質問や指摘は、今後の触媒研究を進める上でのモチベーションと指針を与えてくれたと思います。
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