10月にオープンした標本室に、展示物を追加しました。
ブタ (Sus scrofa domesticus)
ご存知、私たちの食卓に欠かせない動物(鯨偶蹄目)です。ブタとイノシシは生物学的には同種ですが、家畜化されたことにより両者には形態的に大きな違いがあります。さて、具体的にどのあたりのかたちが異なるのでしょうか?展示室で、比べてみてください。
*標本製作に際しては、屠畜場で購入したものを使用しました。
アカネズミ (Apodemus speciosus)
日本在来のノネズミ(齧歯目)です。森林生態系の肉食獣の命を支える動物であり、また堅果類(ドングリ)の散布にも重要な役割を果たします。
ヒミズ (Urotrichus talpoides)
小型のモグラ(食虫目)の仲間です。ヒミズはモグラほど深くに穴を掘ることはできず、反地中生活をしています。この動物、なぜか時々道の真ん中で仰向けになって死んでいます。この標本も、自然に死んでいたものを持ち帰ったもの。「日を見ると死ぬ」から「日見ず→ヒミズ」というのが名前の由来だとか。動物生態学研究室では、標本室をより充実させるべく、新たな展示物を鋭意製作中。今後の展示にご期待ください。
Coming Soon (^_^)
石巻市は「SDGs未来都市」に選定されています。特に先導的な取り組みとして「自治体SDGsモデル事業」にも選ばれています(毎年10都市のみが選定されるものです)。
【ニュース専修に取り上げられました】
- 骨格標本展示・制作室を開設(ニュース専修11月号)[PDF] 辻研究室4年の四釜さんのコメントが載っています。
「ニュース専修」は月1回発行される広報誌です。過去の新聞記事はこちら(石巻専修大学の情報をまとめたもの)
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