2021年11月12日金曜日

【教員と学生の対談】生物研究の基礎を体系的に。学ぶことの意義がわかると楽しくなります。


 

佐藤凪紗さん 宮城県 聖和学園高校出身

先生方が気さくで、親身になって手厚いサポートをしてくれます。

太田尚志教授 海洋浮遊生物学研究室

生き物の素晴らしさを知る者同士、学生とは自然体で向き合います。


画像を開いて拡大(学年は取材時のもの)


太田 生物系のさまざまな実験・実習をとおして、生物研究の基礎を幅広く体系的に学べるのがこの学科の大きな特色の一つです。

 

佐藤 植物から海洋生物、ミクロからマクロまで多様な生物を題材とした実験が行われるため、得るものが非常に大きいです。

また基礎的な統計処理や化学実験もカリキュラムに含まれるため、高校でほとんど実験経験のない私でもついていけました。1、3年次には植物・動物・海洋生物それぞれの分野で実習があり、自分自身の興味の幅も広がりました。


太田 面白かった授業、これから研究してみたいことは何ですか?

佐藤 野生動物保護論は、人間の生活や環境に密接に関わっている部分があり知見が広がりました。これからは自分が興味を持っているクラゲの生態について、フィールドワークを用いた研究ができたらと思っています。


太田 地球上の生き物は、人間社会と大なり小なりつながりがあります。さまざまな学問分野もまた、生物を理解するうえでの背景として、時に不可欠な要素となります。そのことに気がついたのは素晴らしいことです。少々苦手に感じる科目でも、学ぶことの意義がわかると楽しくなりますよね。

クラゲに限らず、いつ出現するかわからない生き物を対象としたフィールドワークには根気と体力が必要です。しっかりと体力づくりに励んでおきましょう。 


太田研でのフィールドワーク

 

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