植物発生遺伝学研究室
中川 繭 准教授
動画で研究紹介、第4段。
中川准教授による「植物のかたちを決める遺伝子」です。ぜひご覧ください!
「光」と「遺伝子」で、植物の大きさを自由自在に
世界中でモデル植物として使われているシロイヌナズナと日本の自生種である高山植物のミヤマオダマキを材料に、植物が環境に応じて姿を変えるしくみを研究しています。
分子遺伝学の実験に無菌操作は欠かせません |
光の色や強さを変えて当てたり、遺伝子組換えやゲノム編集などの遺伝子工学の技術を使って光に関連する遺伝子を操作することで、植物を大きくしたり小さくしたりしながら、どうやって植物が自分の形を決めているのかを探っています。
小さくて栽培に場所をとらず 1世代が約3ヶ月と早い シロイヌナズナはとても便利な研究材料です |
ミヤマオダマキは光だけでなく温度が植物の大きさに影響することがわかりました。
栽培する温度を変えるだけで こんなに大きさが変わります |
光や温度などの環境と遺伝子を使って、植物の大きさや形を思いのままに変えられるようにするのが目標です。
主な担当科目
- 遺伝学
- 環境と科学
主な卒業研究のテーマ
- 光の強弱による草丈制御について
- ミヤマオダマキの草丈を決めるのは環境的要因か遺伝的要因か
- CRISPR-Cas9によるシロイヌナズナEMC1候補遺伝子への変異導入
- シロイヌナズナの茎伸長におけるフィトクロムの働き
- メンデルの法則と分子遺伝学を視覚的につなげる実験教材の作製
多 頂 点 に 尖 る 。
海洋生物に尖る。動物に尖る。植物に尖る。
微生物に尖る。数理に尖る。化学に尖る。・・・
自分の「尖り」を見つけよう
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