2024年9月30日月曜日

9月の記事まとめ 前期アクセスランキングTOP10付き

3年次の潜水調査実習


 

授業関連では1年次の海洋生物実習について、教育支援関連では教員採用試験の直前対策と寺子屋についての記事をアップしました。

週1~2回程度で更新しています。ブックマークもよろしくお願いします。



10月12日13日の土日に開催!


万石浦でのアサリの調査
(1年次の海洋生物実習)
 

寺子屋で学び合い

 

   記事をまとめたページはこちら(タグごと、月ごとで記事をピックアップしています。月ごとの一覧は #記事まとめ





大学ホームページ記事からのピックアップ

 

深海深堀調査隊(大学HPより)



地域そのものが「先生」だ。

大学ホームページに 新しいサイト がオープンしました。


「大学教員に加えて、地域の人々、海や川、山、動植物、歴史的な施設… そのすべてが、私たちに学びを提供してくれる大切な師となります。」(サイトより抜粋)


 


オンライン相談会が始まりました!(随時、予約受付中)

オープンキャンパスでのひとこま





2024年度 前期アクセスランキングTOP10


1位


2位


3位

 

4位

 

5位

 

6位

 

7位

 

8位

 

9位

 

10位




2024年9月27日金曜日

【大学ホームページ】活躍する卒業生の声が追加されました

 

大学のホームページに、卒業生2名の声が追加されました。ぜひご覧ください。

 

宮城県のブランド魚『伊達いわな』を生産する養魚場に勤務。卒業研究のテーマだった伝説の巨大魚『タキタロウ』の研究をがライフワーク。

学生へのメッセージとして、「学修課題やアルバイトに追われる日々を過ごすだけでは勿体ない。悔いのない充実した大学生活を。」


 

『仙台うみの杜水族館の「オオタニサン」は、ヨシキリザメの長期飼育、深海生物を食べて深海魚の謎を追い求める二刀流』 本学の授業で、講演経験も(こちらで紹介)。

学生へのメッセージとして、「やるも、やらないも自身で選べるのが大学生の特徴。大学生は考えるより、まずは行動を‼」




 

【関連ブログ記事】 #卒業生 #海洋生物・環境コース

ブログで紹介している卒業生関係の記事もぜひご覧ください。

 

 

 

2024年9月24日火曜日

牡鹿半島ビジターセンターで「夏休み自由研究企画」を実施しました!(ベントス研・夏のイベント2)

 

8/3(土)と8/4(日)に牡鹿半島ビジターセンターで夏休み自由研究企画『縁の下のちからもち,ふしぎな海のいきもの「ベントス」のヒミツを探ろう』を実施しました。

ベントスの夏休み自由研究企画は昨年に引き続き2度目の開催。今回は昨年の反省を踏まえて少しだけバージョンアップをして実施しました。

昨年の様子は↓


 

 

プログラムは3本立てで、阿部 博和准教授と、ベントス研の学生6名(大学院生の小林 真緒さん、小田 晴翔さん、大見川 遥さん、大山 雄太郎さんと4年生の遠藤 祐人さん、高橋 陽大さん)が講師を務めました。

はじめに阿部博和准教授から
「ベントス」についての説明

 

 

1.二枚貝の殻の中をのぞいてみよう!


殻を外したホッキガイ


昨年はアサリの解剖を行いましたが、小さくて観察が難しかったため、今年はホッキガイ(ウバガイ)に変更して実施しました。

殻をあけて中の軟体部を解剖しながら、入水管と出水管はどこにつながっているか、口とおしりはどこにあるか、前と後ろはどっちかなどを調べていきました。


アサリからホッキガイに変更したことでインパクトが上がり、観察もしやすくなりました。昨年のこのイベントのために開発したアサリ解剖パズルと見比べながら解剖を進めることで、体の構造がより理解しやすくなりました。

 

アサリ解剖パズルは復習用のお土産として
お持ち帰りいただきました




2.エビ・カニ・ヤドカリの体を比べてみよう!


エビ・カニ・ヤドカリは甲殻類のなかで十脚類としてまとめられるグループで、胸部に脚を10本もつことが特徴です。

誰もが知っている海の甲殻類ですが、その形をじっくりと観察する機会はあまりないのではないでしょうか。

このプログラムでは、子供たちと一緒にエビ・カニ・ヤドカリの脚を数えてみたり、脚の形を比べて見たり、カニのおなか(腹部)を探して開いて中を覗いてみたりすることで、エビ・カニ・ヤドカリの体の似ているところ、違うところを探していきました。

そのあとに、十脚類の形が進化の過程でどのように変わってきたのか、その形は生活のしかたとどのように関係しているかを考えてもらいました。




 


3.ベントスクイズをやってみよう!



新作のベントスクイズカード


お題のベントスの特徴を表している
カードを探して当てるゲーム

カードをめくると裏には
答えと解説が書いてあります


海には二枚貝類や十脚類の他にもさまざまなベントスが生息していることをしってもらうために、昨年はベントス標本を使用したクイズを行いましたが、子どもたちには難しすぎたという課題が残りました。

そこで、今年は新作のベントス教材「ベントスクイズカード」を作成。4年生の相澤 和瑛さん、遠藤 祐人さん、高橋 陽大さんの3名がアイデアを出してくれて、難しいクイズでもゲーム形式で楽しんでもらえるような工夫を凝らしたプログラムを準備することができました。

 

 

相澤 和瑛さんが作成した説明用のワレカラロボ
 

ワレカラロボを使用して
クイズの答えの説明を行う遠藤 祐人さん
 


ベントスクイズのあとにはおもしろいと思った生き物とその特徴の絵を描いてもらいました。人気のベントスTOP2はアメフラシとワレカラでした。

 



 
 
参加してくれた子供たちは2日目ともみな興味を持って熱心に取り組んでくれて、海の生き物の面白さを知ってもらう機会を作れたことをとても嬉しく思いました。

 

子供たちはふしぎな海の生き物たちに
興味津々の様子でした

ご参加いただいた皆さま

どうもありがとうございました



【リンク】



【関連ブログ記事】

#海洋ベントス学研究室 #海洋生物・環境コース

#在学生 #地域×大学

 

2024年9月20日金曜日

勉強が苦手な学生に対して、先輩たちが先生に 学習支援プログラム「寺子屋」を実施中

学生同士で学び合い

 

「高校までの基礎を固めたい」

「数学の苦手意識をなくしたい」


学習支援が必要な学生に対して、数学の勉強会である「寺子屋」を実施しています。将来教員を目指している学生が指導にあたっています。正規の授業ではなく、自主的な取り組みです。

対象は理工学部の学生で、昨年度(2023年度)の後期からスタートさせました。また、人間教育学科の理数モデルのプログラムを受講している学生も対象です(生物科学科の授業に混ざって数名が講義を受けたりしています)。 



勉強が苦手な学生に対しての学習支援
×
教師を目指す学生に対しての教育機会の提供

 

学生による学生のための寺子屋

講義形式よりも演習形式を重視して、個人に合わせた指導ができるような、読み・書き・そろばんを教えていた「寺子屋」のようなものを目指しました。 学ぶ意欲があれば誰でも参加できます。

教職志望の学生が「先生」に

大学での授業でも模擬授業の機会は
あるものの多くはありません

教育機会を提供し、実践的な学びを

教えるのは学科教員もですが、学生が主体です。寺子屋と言うと、数学が苦手な学生に対する支援だけに聞こえそうですが、 他にも狙いがあります。

生物科学科には自然科学コースがあり、教職志望の学生が多く入学します(定員の1~2割程度)。そんな彼ら彼女らに「寺子屋サポーター」になってもらうことにしました。身近な同級生、下級生に対して数学を教えることで、実践経験を積んでいってほしいなと思っています。

教えるには、しっかりと内容を理解する必要があります。指導経験を積むと同時に、サポーターの学生自身の学びにもなるはずですね。

サポート学生による説明のあと、問題演習へ

参加学生が手を動かして、相談できる時間を
多くとるようにしました



実際に参加した学生の声を紹介します。

 

 
初回での意気込み
初回は、サポーター15名による自己紹介
(4年生2名、3年生2名、2年生10名、助手1名)

学習状況把握のためのチェックテストも行いました

 

  • 中学生のころからずっと数学が苦手で、詳しく教えてくれる人も周りにいなかった。一人でやっても全く分からなくてほったらかしにしていたけど、これからは毎週寺子屋に来て、少しでも数学をできるようにしたいと思った。
  • 今までなるべく数学を見ないようにしてきたので、数学の勉強のコツを学びたい。
  • 今まで分からないまま何となく放置してきた所をしっかり理解していきたい。
  • 基礎の基礎からできていないと思うので、今から土台を固めることができるか心配ですが、集中して取り組んでいきたいです。

参加学生は20名程度
習熟度別で2クラスに分けて実施しました
 

  • 高校で数学Iまでしかやってこなかったため、今後の授業では基礎知識を固め、内容を理解できるようにしていきたい。
  • 今までは公式を覚えればいいと思っていたので、今後は意味を理解した上で公式を利用して、応用もできるようになりたいです。
  • 過去の教科書や問題集を読み直してみて、改めて自分に何が足りないのか、どこが分からないのかを明確にし、少しでも数学への苦手意識を払拭したい。
  • 将来理科の教員を目指しているので、人に教えてあげられるくらいできるように頑張っていきたいです。

 

↓↓↓↓↓


寺子屋に参加してみての感想
  • 毎時間SAさんがわかりやすく個人での対応もしてくれるので、数学がわかるようになってきました。 ※ SA=Student Assistant
  • SAさんが沢山いらっしゃったので、分からないところがあったらすぐに聞けてよかったです!
  • 先輩方が丁寧に教えてくださるので、とても覚えやすかったです。
  • 先生に質問できる時間が増えて良かったです。後期も参加したいです。

講義よりも机間指導がメイン

  • 基礎知識を初歩から教えてくれるところが良かったと思う。
  • わからなかった問題を以前より解けるようになった。
  • 微分を改めて学ぶことができて良かったと思いました。
  • 基礎数学でやった内容で理解出来なかった所をこの授業を通して再確認し、理解することができたので良かったです。
  • 授業で分からなかった所が復習・確認プリントの疑問を解消していくことができて楽しかった!!

指導する学生1名に対して、
指導される学生は1人もしくは2人

「ほぼ個別指導」での実施

 

 

どうして寺子屋をはじめたのか?

理工学部では、前期の「基礎数学」と後期の「微分積分」が必修科目となっています。どの学科でも数学は専門科目の土台になりますので、しっかり身に付けておく必要があります。

学生の出身学科は普通科だけではなく、工業系、商業系、農業系と多様です。通信出身の学生も毎年います。

中学や高校の数学に苦手意識のある学生も多くいます。たとえ算数であっても、計算できるだけで意味を忘れてしまう(意味を考えていない)ことは社会人でも良くあることでしょう。

基本となるのは、中学や高校の教科書

本学の(特に1年次の)授業では、数学以外でも、中学高校の内容を確認しながら進めていくのが普通ではありますが、それでも苦戦するのは仕方ないかもしれません。

落ちこぼれを見逃さず、大学での授業の内容をしっかり理解して単位を修得してもらいたい、そして、教職志望の学生に教育の実践力を身に付けてもらいたい、という願いから「寺子屋」を立ち上げました。

中学・高校の数学の確認から
大学の授業内容の復習まで幅広く対応

生物科学科では「生物科学基礎演習」という科目で少人数の補修授業を行っています。寺子屋はそれに重ねての自主的な補習授業です。

また、今年は「フレッシュマンセミナーA」でも学習支援の時間を設けました(中間テスト前と期末テスト前)。 こちらは、担任を中心に学科教員でサポートしました。

数学の知識そのものというよりも、将来役立つ「数学的な考え方」を身につけてくれたらと思っています。徐々にではありますが、成果も表れてきています。

今後も学生・教員で協力して取り組んでいきます。


 


サポート学生である「先生」の声

2024年度前期のサポート学生は14名!(情報電子工学科の学生1名を含みます)

 

  • 授業を練って実演するのも楽しかったし、個別対応で各学生のレベルに合わせて教えるのも良い経験になった。
  • 最初はどのような感じで見回りしたり教えたりしたら良いのか分からなかったが、回数を重ねるにつれて寺子屋参加者とコミュニケーションが取れるようになり、臨機応変に対応できるようになったと思う。
  • 後輩とコミュニケーションをとれる数少ない場でもあるので、良い経験になっています。
  • 実際に授業をしてみるのは緊張したし、言おうと思っていたことが言えなかった。塾などのアルバイトをしていないので、とても良い経験になった。
  • 導入・展開・終結ができているのかを確認するなど、 様々なことを学ぶことができて良かった。他の人の授業を聞いて、私も真似したいと思える授業をしている人がいて参考になった。






昨年度の様子 寺子屋は2023年度の後期からスタート

 

初年度は、まずは1年生に限定して、学科でクラスを分けて実施してみました(生物科学科は月曜5限、機械工学科・情報電子工学科は金曜3限)。

サポーターとして、4年生2名、3年生4名、および平田助手が手伝ってくれました(学年は当時)。


2023年度(令和5年度)の寺子屋の取り組みは、学長裁量経費の助成を受けたものです。

  • 令和5年度教育改革支援助成「数学教育質向上のための学生ボランティアによる教育支援プログラム」

授業後は、サポート学生同士で反省会
次回の予定も相談しました



 

【関連ブログ記事】 

#自然科学コース #教員採用試験 #学生の声



後期の寺子屋は「火曜4限」 
初回は10月1日で初回のみ2301教室。その後は2202と2203。
「高校までの基礎を固めたい」「数学の苦手意識をなくしたい」という学生は気軽に参加して下さい。学ぶ意欲さえあればOK!途中参加もOK! 寺子屋についての質問相談は渡辺まで。

 


2024年9月17日火曜日

【予告】大学祭で「生物科学科サイエンスフェス」 ウーパールーパーの展示、顕微鏡観察、サイエンスワークショップなど


10月12日(土)13日(日)の2日間、本学の大学祭である石鳳祭(せきほうさい)が開催されます。

今年は学科として「生物科学科サイエンスフェス」を企画しました。海洋生物、動物、植物、微生物、自然科学、それぞれの展示があります。標本展示、顕微鏡観察からワークショップまで、見どころたくさんです。

 

 


  • 海洋生物系では、クラゲ、ベントスの標本展示(水槽展示もあるかも?)、ベントス写真展、クジラせんべい が当たる深海魚ガチャ(ガチャの中身は本物の深海魚?!)、ベントスワークショップ ※ ベントスとは、水の底に生息する生物(底生生物)の総称
  • 動物植物系では、ウーパールーパー、シカの角いろいろ、植物標本の展示 / ゾウリムシ、花粉の顕微鏡観察
  • 微生物系では、ヒゲカビの顕微鏡観察(本学の保存株数は世界一を誇ります)
  • 自然科学系では、DNAストラップ・ファージストラップ、虹色に光る万華鏡、表面張力であそぼう!などのワークショップ
DNAストラップ・ファージストラップ作成体験

 

  • ミニオープンキャンパス が同時開催されることから、研究に関してのポスター展示も行う予定です。生物科学科に関する個別相談も可能。
  • 生物科学科関連では、団子屋をやるという研究室があったり、骨格標本愛好会と生物愛好会が合同でブースを出します(標本展示、標本販売など)。
     



すべてが無料の、子供から大人まで楽しめるイベントです。純粋に見たり作ったりで楽しんで、興味ある方には本学の研究の一旦の紹介もできます。

皆さまのご来場をお待ちしております!




【リンク】

今年は「ラバーガール」と「ひよしなかよし」によるお笑いライブがあります(無料)

 

【関連ブログ記事】 #地域×大学 #在学生

昨年度の様子↓↓↓