一般財団法人日本緑化センターにより認定される「自然再生士補」という資格があります。生物科学科では、令和4年度以降に入学した学生(今の3年生)から新たに取れるようになりました。
認定証がもらえます |
この資格は在学中に取得することができ、今年度の上半期申請では3年生9名が資格取得の申請を行い、認定されました。今年度が初めての申請の機会です。
「自然再生士補」とは
自然再生士補は、自然再生士が行うリゾート地の整備、都市域の自然整備、公務員としての公園の整備など、自然を再生する事業や活動を補佐する仕事です。
さらに、自然再生士補は1年の実務経験で自然再生士の受験資格を得られます。自然再生士資格制度(日本緑化センターのHP)
「自然再生士」の仕事(活動事例集[PDF] より引用)
- 造園業 自然再生事業の調整役、地域特性を活かした施工、維持管理
- 調査・計画・設計業 自然再生地の調査・施工計画・管理計画の立案
- 林業 豊かな森林の再生・保育
- NPO、その他団体 自然再生事業への呼びかけ、参加、サポート
- 教育・研究機関 生態系、動植物等の研究
- 行政機関 自然再生業務の発注、計画的な自然地の保全
「自然再生士補」は、宮城県内では本学のみ、東北地方でも本学を含め4大学の4つの学部または学科でしか取ることができません(2024年7月現在)。
全国的に見ると東京大学、京都大学、名古屋大学、北海道大学などでも取れる資格です。→ 登録大学等一覧
「自然再生士補」の資格を取得しやすいカリキュラム
本学科では、2~3年次の指定された科目から12単位以上の修得が必要です。単位を修得して、自分で申請すれば認定される仕組みです。
要件は12単位、つまり6科目ということですので、少しだけ意識すれば(知らぬ間に取れてしまう人がいるくらい)自然と必要な単位数がそろってしまうカリキュラムになっています。
3年次に申請することで、就職活動に使うことも |
コースによっては、コースで取るべき科目と重複していてかなり取りやすくなっています。たとえば、海洋生物・環境コースでは、対象科目の半数以上がコース選択必修科目と重複。
学生の皆さんは、2年次からの履修登録で考慮してみると良いでしょう。
生物科学科には自然環境の問題に対する意識が高い学生が多く、将来的に環境整備に取り組む会社への就職希望者も複数います。
最後に、今回資格を取得した学生の声を紹介します。
私は現在、水族館の飼育員を目指しています。本学へ入学したのも、この夢がきっかけです。この資格を取得する過程で、水族館は生物を展示するだけでなく、生物・環境・人間との関りを学ぶ場所でもあると知り、見聞が広がったのを実感しています。水族館は公園を併設している所があるので、この資格を活かせたらと思っています。
甲地さんはダンス愛好会の代表をしていて、新入生向けのイベントに協力してくれました。ようこそ石巻専修大学へ! 新入生91名が大学生活をスタート サークル紹介や履修相談が行われました(学科ブログ)
※ダンス愛好会のインスタにはダンス動画がアップされています。
最近では、ラジオに出演して、オープンキャンパスのPRと学科の魅力を発信してくれたりと大活躍です。【オープンキャンパス】ラジオ石巻に学生が出演(大学HP)
大学公式インスタにも登場 |
生物科学科で取得できる資格
- 自然再生士補
- 学芸員資格
- 中学校教諭一種免許状(理科)
- 高等学校教諭一種免許状(理科)
- 食品衛生管理者(任用資格)
- 食品衛生監視員(任用資格)
- 甲種危険物取扱者(受験資格)