2024年7月30日火曜日

海洋生物ラボの生き物たち(1) ~ミズクラゲ・海産等脚類~

 

1号館1階にある「海洋生物ウェットラボ」は、生物科学科の海洋系の研究室がそれぞれ研究に用いる生物を飼育・維持・研究する場です。

今回はこの海洋生物ラボで飼育している生き物の中から「ミズクラゲ」と「海産等脚類」を飼育している大学院生に紹介してもらいました。

 

 

ミズクラゲ

海洋浮遊生物学研究室ではミズクラゲの生態について研究するため、ミズクラゲの飼育・繁殖を行っています。

大小のミズクラゲがひしめく水槽
 

ミズクラゲは時に自然界で大量に出現し、漁師さんの定置網などにかかることで目的の魚が獲れなくなる、魚が傷ついて売り物にならなくなってしまうことがあります。時には発電所の冷却水取水口につまって、発電できなくなってしまうことも…。

ミズクラゲのポリプ
これもクラゲの一形態です
 

我々の研究室ではこのようなミズクラゲの大量出現がどのようにして起きるのかを研究しています。詳しい説明はぜひ海洋生物ラボへ‼

 


今回ミズクラゲを紹介してくれた畠山さんは
大学案内パンフレットにも登場

2025大学案内はこちら






海産等脚類

海洋ベントス学研究室に所属している大見川遥です。私は海産等脚類について日々研究しています。

海産等脚類?と疑問に持つ人が多いと思います。有名なものでは水族館の人気者、ダイオウグソクムシがいます。海産等脚類にはダイオウグソクムシの他にイソコツブムシやニセスナホリムシなどがいます。

イソコツブムシ

ニセナホリムシ

これらの海産等脚類は海岸で簡単に採集できる生き物ですが、あまり世間からの注目がありません。そこで、私は海産等脚類の理解を深めるために、身近に生息している海産等脚類を飼育しています。

ぜひ、動いている海産等脚類たちの姿をウェットラボで観察してみてください!




大学院生の愛ある生き物紹介はこれからも続く予定です。お楽しみに。



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