10月27日(木)に、第89回のライフサイエンスセミナーを開催しました。
今回は、東北大学大学院農学研究科・水圏動物生理学分野の高橋計介氏をお招きしました。
講演タイトルは「二枚貝の持つ体を守るしくみの解明をめざして」です。
講演後には、積極的に質問する学生の姿が見られました。
3年生は授業の一環として講演を聴講しました。そのときに書いてもらったコメントを3つ紹介します。 #学生の声
学生のコメント
- マガキゲノムが解明されていて、しかも全遺伝子中32%が特有なものであるということが驚きでした。環境ストレスや感染応答に関する遺伝子がヒトより多く、それらを利用し生体防御機構を解明することでより良い養殖につながっていくのだなと学べました。
- 牡蠣が病気に強くなれば、養殖が安定するためとても良いと思いました。応用すれば、逆に牡蠣を病気に弱くし、干潟での牡蠣床を防いだり、減らせたりするのではと思いました。牡蠣だけに限らず、魚類や植物においても健康の定義とは何なのか考えてみたいです。
- どんな研究でも最初は小さな疑問点から始めて、そこから次の研究に繋げていき、研究の幅を広げていくことを学びました。
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