2022年6月27日月曜日

アサリをとおして震災の影響を考える 1年次の海洋生物実習を実施(万石浦チーム)

 

1年次の「野外生物実習」の最後を飾るのは海洋生物実習です。

  • 渡波海岸チーム(潮間帯の生物分布調査)学生56名 + 太田、角田、佐々木、阿部(博)
  • 万石浦チーム(干潟の生物相の観察)学生22名 + 玉置、鈴木、渡辺、小林

に分かれての実施。6月18日の土曜日に行いました。

※ 渡波は「わたのは」、万石浦は「まんごくうら」と読みます。

 

生物科学科が新しくなって、実習の選択肢が増えました。これは学生にとってプラスですね!チームの分け方は希望調査によるものです。

 

 

今回は、万石浦チームの様子をレポートします。

 

 

万石浦は、かつては海だった湖で、大学からは20分程度で着きます。


玉置先生からの諸注意と

漁協の方に「よろしくお願いします!」

 

実習地の万石浦は、牡蠣や海苔の他にアサリの養殖が盛んです。

震災による地盤沈下の影響が大きく、一旦は養殖ができなくなりました。その後、人工の干潟を作って再生させました。2013年から4年かけて造成し、2017年にアサリ漁を復活させたそうです。

宮城・石巻市の万石浦でアサリ漁始まる 震災の被害から復活 (khb東日本放送)

 


この日は絶好の実習日和!

 
 

まずは船に乗って人工干潟に向かいます

 

船はアトラクションのようで、気持ち良かった!




 人工干潟での観察 


人工干潟に到着したら、班ごとに観察

 

今回の実習では、人工干潟と元々干潟だった場所(大浜)のアサリの出現状況を観察し、震災の影響について考察します。 

また、泥っぽいのか砂っぽいのかなど干潟の状態も記録することで、アサリの生育に適した環境についても考えます。

北、中央、南、それぞれのエリアでアサリの出現数を計測します


熊手で掘ってみると、たくさん出てきます


「こんなにたくさん!」




 小林元樹さん(写真右、共創研究センター特別研究員)も実習に同行

多毛類の系統・生態の研究者です

学生にゴカイについて詳しく説明をしていました

小林元樹さんのホームページはこちら 

 

ガザミもいました

 

 

 

 元干潟での観察 

 

人工干潟でアサリの観察をしてから、

今度は、船で順番に元々干潟だった場所へ移動


干潟はなくなり、ドロドロぬかるんでいます


「気を付けて!」


果たしてアサリはどのくらい減少しているでしょうか?


なかなか来る機会のない干潟について知るとともに、震災について考えさせられる一日でした。


お手伝いの学生(石川さん、渡邊さん)は、帰ってから胴長などをキレイに洗って乾燥。学生の協力があっての実習ですね。

 

皆さん、お疲れ様でした。




【関連ブログ記事】1年次の実習は植物、動物、海洋生物の計3回

 

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