理科の先生を目指して
教員採用試験は、7月11日(土)に1次選考、8月後半に2次選考が行われました。
生物科学科では、4年間を通して教員を目指す学生を支援しています。
直前期の教員採用試験対策では、2月~3月の春休みに「地学の勉強会」を実施。4月から7月までは、物理・化学を中心とした1次対策を行いました。
今年度は、科目等履修生1名も含む「11名」が1次選考を通過!過去最多となりました。
宮城県3名、仙台市2名、山形県4名、青森県1名、東京都1名
1次終了後は、1次の結果を待たずに2次対策をスタート。お盆休みを除く11日間、個人面接・集団討議・論作文などの練習を重ねました。
ここでは、学生の声とともに、生物科学科独自の「チーム教職」による直前対策の様子を紹介します。
1次対策 4月~7月まで、毎週実施
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| 初回の作戦会議 |
1次選考は、教養と専門科目の筆記試験です。1次対策では、物理と化学を中心に演習を行いました。参加学生が問題を持ち寄り、演習と解説を繰り返しました。
学生からは、次のような声が聞かれました。
- 物理や化学など、自分が苦手としている専門分野が対策でき、大きな安心感につながった。
- 同じ目標に向け頑張ってきた友人たちと協力することで、安心感や自信を持て、モチベーションや規則正しい生活の維持にもつながっていた。
2次対策 短期集中で11日間実施
8月末頃の2次選考は、個人面接、集団討議、論作文などが行われます。
自治体によっては面接だけの場合もありますが、特に、一人では練習しにくい集団討議を中心に、みんなで協力して実施しました。受験しない学生も、仲間の練習のために参加してくれました。
直前対策では、教職セミナー(自主ゼミ)で過去6年間の受験生が残した「2次の記録」 も配布。Teamsで情報を共有しながら、先輩たちの声も参考に、試行錯誤しながら対策を進めました。
なお、人間学部でも対策が行われており、生物科学科の学生も自由に参加できる体制が整えられています。
普段とは異なる学生との交流も力になります。人間学部の先生方に、個別に面接練習をお願いする学生の姿も見られました。
集団討議
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| お題が与えられて10分検討、30分討議の形式で実施 |
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| 毎回の反省会を丁寧に行いました |
たとえば、次のようなお題について話し合います。将来受験予定の学生は少し立ち止まって考えてみましょう。
東日本大震災を経験していない児童生徒が増加し、児童生徒の防災意識を高めることが課題と言われています。この現状をどのように捉え、どのように取り組むことが有効だと思いますか。昨年度の宮城県の問題(一部抜粋)
この他に、学力向上、SNS、AI、不登校、家庭・地域との連携、働き方改革など、さまざまなテーマについて検討を重ねました。
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| 全員、一度は司会を経験 |
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| 全員が毎回討議するだけではなく ときには客観的に見る機会も |
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| 教師と生徒だけの視点ではなく 学校全体や家庭・地域など、広い視点で考えることも重要です |
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| 自らのエピソードを交えながら 具体的に考える練習も行いました |
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| どうすれば良い討議となるか みんなで一緒に議論しました |
参加学生からは、次のような声が聞かれました。
- 自分では気づけないことや初めて知る情報も多くあり、大変有意義な時間でした。
- 他の学生や先生の考え方も踏まえて、自分の見方・考え方も磨くことができた。
- 山形は集団討議がないが、課題は似たものが出るので、自分の考えを深める点や話し方の改善、練習としても役立った。
最初はぎこちなさがあったものの、回数を重ねるごとに上達していきました。チームでの練習を通して、それぞれが自信を持って試験に臨めたのではないでしょうか。
個人面接
定番質問の「志望動機は?」「あなたの強みを学校現場でどう生かしますか?」「卒業研究の内容を分かりやすく説明してください」などについては、一人ずつ回答して、全員で内容や話し方について検討しました。
強みについては、お互いに良いところを言い合うなど、人が集まるからこそできる練習を行いました。
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| 結論ファーストで簡潔に |
個人面接では場面指導についても聞かれます。
「グループワークで積極的になれない生徒をどのように支援しますか?」「いじめの加害生徒にどのように対応しますか?」といった内容です。10個以上のお題について、全員で検討しました。さまざまな人の考え方や体験談を聞くことができました。
卒業生も協力!
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| 石巻西高校の教壇に立つ大山講師 |
直前対策も佳境に入ったある日、卒業生の大山さんが対策に協力してくれました!
集団討議の練習だけではなく、講師としての経験も共有。学生たちの質問・相談にも答えてくれました。
学生からは「教壇に立っている立場からアドバイスをいただけたので、ためになった。特に、場面指導はリアルな目線で見るきっかけになった。」という声が聞かれました。
「チーム」だからこその学び
学生たちは、仲間と一緒に練習することのメリットを実感したようです。
- 自分では気づきにくい話す速度やクセを指摘してもらえるほか、過去問題集には載っていない定番質問を知ることができた。
- 全員での検討は、自分にはない視点や自分では言語化できなかった部分を知ることができた。
- 同じ志を持つ者が集まる場なので、切磋琢磨しながら試験に臨めた。
教員採用試験は一人で準備することもできます。しかし、一緒に考え、話し合い、お互いの意見を伝え合うことで、一人では気づきにくい課題や新しい視点を得ることができます。
「チーム教職」での経験を自信に、学生たちはそれぞれの教員採用試験に臨みました。
生物科学科をもっと知る
- 2027年4月、理工学部がVersion up!(改組紹介ページ)
生物科学科では、「生物を社会に活かす」学びをとおして、地域課題の解決に取り組んでいます。ロールモデルとなる卒業生の声も紹介(牧場・水族館・教員)。ぜひご覧ください。
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教員採用試験に向けた4年間(例)
生物科学科では、4年間を通して理科教員を目指す学生を支援しています。
1年次:物理の基礎講座(自主ゼミ)
2年次:震災遺構の見学、模擬授業、集団討議の練習(授業)
3年次:科学館の見学、模擬授業、理科の勉強(授業)、寺子屋での教育実践、地学の勉強会(自主ゼミ)
4年次:直前対策:理科の勉強会、面接・集団討議の練習ほか(自主ゼミ、この記事)















