2021年3月29日月曜日

頭骨標本づくり(ちょっとグロいです)

動物生態学研究室では、交通事故に遭って死んだ野生動物の骨格標本を作っています。

石巻市では、一年間に1000頭を超える野生鳥獣が車に轢かれて死んでいます(ロードキル)。このサンプルを学生実習の教材とすることで、動物の形態や事故について学びを深めてもらうのが目的です。


今日の素材はタヌキです。冷凍状態。

白衣を着て、きちんと手袋をはめて…

まずは、解凍した死体の皮をはがします。これはニホンイタチ。

皮をはがしたら鍋でぐつぐつと煮込みます。1時間くらいかな。

    
          煮あがったら、ピンセットと手を使って丁寧に肉を取り除きます。



この状態で、入れ歯洗浄剤に付け込んで放置。数週間で匂いもなくなりますよ。         


         完成した標本は、学生実習の教材として活用します。