新たに4コース体制に

2025年3月31日月曜日

3月の記事まとめ 後期アクセスランキングTOP10付き

 

卒業式、ポスター発表会、学生インタビュー、角田教授最終講義などの記事をアップしました。

週1~2回程度で更新しています。ブックマークもよろしくお願いします。



大学ホームページ記事からのピックアップ

遠藤祐人さん
「陸⽣等脚類の⾁⾷性⼟壌動物に対する捕⾷回避⾏動」
 

「深海ナイト水族館」
仙台うみの杜水族館にて開催


  • オープンキャンパス 情報公開中! こちら(大学HP)

    今年の夏のオープンキャンパスは、6/21(土)6/22(日)、6/29(日)、7/20(日)、7/26(土)7/27(日)8/9(土)8/10(日)、8/24(日)の全9回! このうち、オープンラボがあるのは太字の日程です。

    県外の高校に勤務されている高校教員対象 交通費を大学で負担する制度がスタート! 詳しくはこちら


 

  • 育友会の広報誌『いくゆう vol.31』が公開 [PDF] 生物科学科関連は以下の通り
    p.1 石鳳祭実行委員委員長の小林さんによるメッセージ
    p.6 算数トライアスロンの紹介
    p.8 就職活動体験記:岩谷さん(一般財団法人日本食品検査)

    おまけ情報
    :育友会による「100円カレー」「100円ラーメン」の販売が決定!




 

2024年度 後期アクセスランキングTOP10


1位


2位


3位

 

4位

 

5位

 

6位

 

7位

 

8位

 

9位

 

10位




 
 参考桜満開!春のキャンパス(ドローン空撮、大学公式YouTube)

 

 

2025年3月25日火曜日

卒業おめでとう! 生物科学科59名、大学院生命科学専攻1名が新たな一歩



3月20日(木、春分の日)、寒さが残る春の日に、令和6年度の学位記授与式が行われました。

生物科学科59名、大学院生命科学専攻修士1名に、学位記を授与。新たな一歩を踏み出しました。卒業、修了、おめでとうございます!(この代の入学定員は55名)

 

尾池学長も定年により「卒業」

理工学部の総代は遠藤祐人さん(ベントス研)
学長とグータッチ!

先日行われた日本生態学会でポスター賞(優秀賞)も受賞!


学部、大学院あわせて約300名が旅立ち

ジュウガツザクラも卒業をお祝い

「卒業式看板」との写真撮影に行列ができていました



全体の式のあとは、各学科に分かれての実施

 

卒業生は、教員、公務員、民間企業、大学院進学とそれぞれの道に進みます。

昨年度に引き続き、生物科学科の卒業生の就職率は100%となりました!

生物科学科主任の栁教授から学位記を授与
 

この代は、高校卒業時・大学入学時がコロナ禍
苦労を乗り越えて頑張りました!

研究室の学生をパシャリ
  

理科の教員免許取得者は7名
学芸員資格取得者は15名

ひとりひとりに手渡しできるのは小規模大学ならでは


生物科学科の卒業生には
「学士(理学)」の学位を授与
 

授業、実験、実習のサポートにフル活躍だった
助手の平田さんも「卒業」

科目等履修生として、引き続き本学に在籍
中学校の教員を目指して授業を受けます

定年退職される角田教授
似顔絵がプレゼントされました

せっかくですので公開!

商品化を進めてきた「オリーブ銀鮭」がモチーフ
お好きだという温泉の桶を持っています


学位記授与のあとは、写真撮影会!
 



春から高校教師に

大学院修士の菅野さんと指導教員の太田先生

阿部博和研究室(ベントス研)

阿部知顕研究室
阿部先生は次期学長です
 

 


石巻グランドホテルにて「卒業を祝う会」

 

卒業生、教員、職員、保護者の方が参加し、思い出話や将来の話を楽しみました。

 


~ とある会話から ~

前田研究室の学生は1年次から会計・簿記を独自に勉強
青山学院大学の大学院に進学し、勉強を続けるとのこと

会計からの視点で、震災の影響を受けた地元に貢献できないかと
話していて、とても頼もしく感じました
 




卒業生・修了生の皆さん、一緒に勉強できて、教員側も得るものが多く楽しかったです!

石巻専修大学・生物科学科の誇りをもって社会に貢献し、活躍していってくれることを期待しています。

 

卒業、修了おめでとうございます!
いつでも大学に遊びに来てくださいね!

 

 

khb東日本放送で取り上げられました



 【大学ホームページ関連記事】

 

 【関連ブログ記事】



2025年3月21日金曜日

宮城県水産技術総合センターとの勉強会が開催されました

2025年1月21日に5301教室にて、石巻市渡波にある宮城県水産技術総合センターと海洋生物・環境コースとの勉強会が開催されました。

 

太田尚志教授による開会の挨拶

初めての開催となる今回は、石巻専修大学の玉置仁教授と宮城県水産技術総合センター 環境資源チームの高津戸啓介技師による2題の講演が行われました。

 

 

玉置仁 教授 「撹乱と藻場」
 

玉置教授は、震災直後に発生した津波によって大きなダメージを受けた海草藻場の震災後の遷移と回復過程について、長期に渡るフィールド調査から得られたデータを解析した結果を講演しました。

浅所にはアマモ、深所にはタチアマモという2種の海草類が生育する海域において、震災から数年かけてタチアマモが震災前の水準まで回復したのに対し、アマモは回復が遅れている状況であることを観測。震災後に河川からの濁流の流入が増加したことによって水中光量が低下し、アマモの回復を阻害している状況であったことを示しました。

海の環境を知るためには、陸の状況も知る必要があるという示唆に富む講演でした。

 


 

高津戸啓介 技師 「宮城県の海洋環境と水産資源の変動」

高津戸啓介技師は、黒潮の流路の変動が宮城県沿岸の水温に与える影響と、近年の宮城県沿岸の海洋環境の変化、そしてその海洋環境の変化が水産資源の変動に与える影響について、最新のデータと事例をもとに講演していただきました。

宮城県沿岸における近年の急激な水温の上昇は衝撃的なもので、それに伴って従来漁獲されていたマダラなどの冷水性魚種の水揚げ量が減少し、これまで漁獲の少なかったタチウオなど暖水性魚種の水揚げ量が増加している状況は会場からも多くの驚きの声が挙がりました。


 

当日は石巻専修大学の教員・学生と宮城県水産技術総合センターおよび宮城県東部地方振興事務所の方々が参加し、講演のあとには活発な質疑応答や情報交換、議論が行われました。

学生からも多くの質問が挙がり、県の水産系の職員の仕事や宮城県の海洋環境・水産業について大きな学びの機会になったものと思います。


今後も、宮城県水産技術総合センターと石巻専修大学で情報交換や連携を強化し、水産業や海洋環境、環境保全に関する研究の促進を目指すとともに、両機関の研究能力研鑽の場として発展していくよう今後も勉強会を継続していく予定です。

鈴木教授による閉会の挨拶


【リンク】

 

【関連ブログ記事】 

#地域×大学 #海洋生物・環境コース

海洋生物・環境コースでは、フィールドを活かした教育研究活動が多く展開されています。

 

2025年3月18日火曜日

理科の教員になる学生へのインタビュー2(北舘瑠香さん)「ものの考え方や科学の面白さを生徒に」

卒業研究発表会にて
 

今年度卒業で教員志望の学生は4名。それぞれが4月から教壇に立ちます。

  • 宮城県 中学理科(教諭)1名
  • 私立 古川学園中学校・高校1名
  • 私立 大崎中央高校1名
  • 仙台市 中学理科(講師)1名

 

今回は、植物発生遺伝学研究室の北舘瑠香さんに、生物科学科での4年間を振り返ってもらいました。

 

 

教員を目指したきっかけは?

高校のときに出会った農業の先生です。

自分の進路に真摯に向き合ってくれ、大学受験の勉強を基礎から丁寧に教えていただいたりしたことから、私も、生徒に対して一生懸命向き合える先生になりたいと思うようになりました。

石巻専修大学に入学し、生物学を中心に、化学や物理学も勉強をしてきました。所属研究室の中川先生からは、研究の基本や探究の過程などを教授していただき、科学の面白さに触れてきました。

私も生徒に「ものの考え方」や「科学の面白さ」を伝えられることができる理科の教員になりたいと強く思っています。



教員になるために、どのようなことに取り組んできましたか?

1年次から教職セミナーに参加して、勉強・経験を積んできました。※ 教職セミナーは、教員を目指す学生のための自主ゼミ

教員採用試験に向けた本格的な勉強は約1年前から開始し、過去問をたくさん解いたり、直前対策の勉強会に積極的に参加しました。

人間学部が開催する2次試験対策にも参加することで、教員に必要なスキルを学び、コミュニケーション能力なども養うことができました。

 

また、社会経験として、様々な理由で学校に行けない小学生から高校生までの子ども達の支援を行っているボランティア団体に参加し、子ども達との関わり方や子ども間の問題を対処する方法などを学びました。

 

【ブログ記事:教職セミナー】 

集団討議の練習


学生時代に力を入れたことは?

約1年半の研究室での活動をとおして、探究の過程を学びました。

まずは、課題の設定のために植物について学習し、疑問を持つポイントを絞り、研究したい内容の仮説を立てたり、その仮説を検証するためにはどのような実験区を設けるべきかなどを考え、「科学の考え方」を学んできました。

現在の中学・高校では、予測不可能な時代を生きる上で探究活動が重要視されています。4月から教員として働く学校でも探究活動に力を入れているため、卒業研究で学んだ「科学の考え方」を活かして、教員として生徒に様々な力をつけるサポートができればと思っています。

シロイヌナズナ
卒業研究のタイトルは「cop1=強光シグナルの検証」
 

サークル活動では、ダンス愛好会で2年間サークル代表を務めました。サークル代表としてInstagramの開設・投稿やサークル勧誘に力を入れて人員を増やしてきました。石鳳祭などで発表を行い、活動の幅を広げ次世代にバトンタッチすることができました。

このような経験から、1から何かを始める行動力やグループをまとめるリーダーシップを身に付けることができました。

ダンス愛好会のインスタより

【リンク】 ダンス愛好会の紹介(大学HP) 

 


どんな先生になりたいですか?

私自身、実は、中学・高校と勉強が得意でも好きでもありませんでした。どうしても難しい言葉や複雑なグラフなどが出てくると、勉強のやる気が無くなってしまっていました。

生徒の中には私のように苦手意識を持つ子もたくさんいると思います。そこで、勉強が好きな子はもちろん、勉強が苦手でも複雑化した内容を単純化することで、いくらでも問題が解けるような素質をもった子のサポートができるように、勉強のハードルを下げたいと思っています。

「面白い!」「もっと調べてみよう!」など、勉強に積極的になれるような授業づくりをして、生徒一人ひとりに寄り添いながら科学の面白さを伝えていきたいです。

卒業研究ポスター発表会にて

 


後輩へのメッセージをお願いします

教員採用試験の準備はもちろん、教員になるための勉強や経験は積極的に行うべきだと思います。

大学でしかできない経験、もっと細かく言えば大学1年生にしかできない経験、大学2年生にしかできない経験というように、そのとき、その場所でしかできないことが周りにたくさんあります。色々なことにアンテナを張り、行動に移すことで将来的に生徒との話のネタにもなりますし、何かに迷ったときに活かすことができるはずです。

勉強は油断せず抜かりなく、ときには息抜きで遊んで色々なことをたくさん経験することが大事だと、この大学4年間で感じました。


【ブログ記事】

「寺子屋」で教育経験を積みました
 

「算数トライアスロン」で小学生と交流


 

石巻専修大学の魅力を教えてください

農業高校出身で難易度の高い内容をあまり勉強してこなかった私にとって、石巻専修大学の授業は学生の理解度に合わせて授業を行ってくれるので、少しずつでも「分かった!」「できた!」などの成功体験が勉強意欲を掻き立たせてくれます。

また、先生方は学生に親身になって向き合ってくれるため、分からない問題があれば質問しやすく、授業のフィードバックもこまめに行ってくれるため、非常に勉強しやすい環境だったと思います。

実習や実験に関しても、面白く個性豊かな先生方ばかりなので、楽しみながら新たな発見をしたり、実験の原理を学んだりすることができました。

指導教員の中川先生

さらに、先生方は進路のことについても真摯に向き合ってくれ、教員採用試験対策や将来の相談などでお世話になりました。

ここまで学生一人ひとりに真摯に向き合ってくれる大学は他にないと思います。石巻専修大学で学ぶことができて幸せ者だと思いました。

 

卒業研究ポスター発表会にて



 

【大学ホームページ関連記事】

 

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#教員採用試験