2025年7月16日水曜日

石巻専修大学、夏のオープンキャンパスがスタート 行こう!ワクワクする学びへ!


6月21日、22日の土日に、夏のオープンキャンパスが開催されました。

 

生物科学科では学科説明会とオープンラボを行いました。4コース(海洋生物・環境/動物・植物/微生物・生命分子/自然科学)それぞれの教員と学生が研究内容を紹介。

学科のオープンラボのほかには、学生トークライブ、キャンパスツアー、個別相談などが実施されました。

 

県外から来ていただいた方も多く、中には土日の2日間参加してくれた高校生も。ご参加、ありがとうございました!

 


それでは、当日の様子を写真で紹介します。 

 

まずは学科説明会

ポイント1 海から山まで、フィールドに恵まれた石巻で実践的に学ぶ
ポイント2 分子から環境まで、サイエンスを基本から幅広く
ポイント3 バイオサイエンスの学びをとおして、思考力と対話力を養う

 


 

奈良研はお揃いのTシャツを作って参戦!

「動物の組織、見せます!」
#動物機能組織学研究室

研究室の学生が体験を踏まえながら説明

  


辻研は動物の骨格標本を見ていただきながら解説

「動物の交通事故について考えてみよう」
#動物生態学研究室

来場者の皆さまに、3Dプリンタで作製した
骨格標本をプレゼントしました

関連記事:ワークショップ「動物の骨を見てみよう」を
イオンモール石巻で開催します(動物生態学研究室×骨格標本愛好会)

 

 

 

「めざせ歩く植物図鑑」
#植物系統分類学研究室 

生物科学の面白さを伝えようと学生が奮闘してくれました
科学コミュニケーションの実践ですね!

関連記事:【動物・植物コースの共同研究】
シカの交通事故と植物、ニホンテンの糞から取り出した種子


 

 

「電池になってみる」を体験
電気化学研究室

ヒトが直列でつながると…

「化学の力でバイオエタノールを有効活用」 
#触媒化学研究室

「クモの巣の数理」
#数理生物学研究室
なぜクモは下を向いてエサをまちぶせている?

 

「理科の先生を目指す学生の活動紹介」
実際に先生を目指している学生が
勉強会などの様子を紹介しました
#教員採用試験

関連記事:学校インターンシップ参加レポート(武藤栞奈さん)
「生徒との向き合い方を学びました」
 

透明骨格標本も展示
有志の学生で作製したものです

 

 

 

海洋生物ラボは見ごたえあり!

ヒメタツ

さまざまな生き物を飼育・研究しています

関連記事:海洋生物ラボの生き物たち(1)
~ミズクラゲ・海産等脚類~
 

  

「身の回りに潜む海産寄生虫と深海魚」 
#地域水産利用学研究室

奇妙で不思議な「ベントス」の世界
#海洋ベントス学研究室

環境教育・地域貢献の取り組みなども紹介

「自然を守る仕事をしませんか?」
#沿岸環境生態工学研究室


「細胞性粘菌を見てみよう」
#分子発生学研究室

「知っているようで知らないゾウリムシの世界」
細胞生物学研究室



番外編1

シロスジカミキリを見つけて
はしゃいでいる?学生スタッフの皆さん

生物科学科では、新たに「昆虫学」が学べるようになりました
ミツバチがご専門の藤原愛弓先生担当

 

番外編2

岩手県の中学校で理科の先生をしている
卒業生が遊びに来ていました(左)
妹さんは人間教育学科に在学中

関連記事:理科の魅力を伝える中学校の先生に
4年生へのロングインタビュー(大学HP)




 

ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました!

 

オープンキャンパスは7月、8月にも開催されます。

オープンラボの内容は日程ごとに異なります。今年度着任の3名は7月と8月に登場!(漁業生産システム学、昆虫行動学、微生物資源学)

 

ご来場、お待ちしております!

 


 



行こう!ワクワクする学びへ!

オープンラボがある日程は、6/21()22()/ 7/26()27()/ 8/9()10(。教員と研究室の学生による研究紹介が行われます。

6/29(日)、7/20(日)、8/24(日)は、学生主体のオープンキャンパス。学生トークライブや学生による学科紹介などが行われます。
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  • NEW! 遠方の高校教員を対象とした交通費補助制度が始まりました 詳しくはこちら(大学HP)



【関連ブログ記事】#オープンキャンパス


2025年7月8日火曜日

第92回ライフサイエンスセミナーを開催 小型鯨類の保全生態学:アジアにおける事例と課題(京都大学・木村里子先生)

 

6/30(月)に、京都大学東南アジア研究研究所の木村里子先生をお招きし、ライフサイエンスセミナーを開催しました。

 

講演タイトルは「小型鯨類の保全生態学:アジアにおける事例と課題」。

木村先生は、小型鯨類(イルカやスナメリ)の音響を用いたモニタリングがご専門で、学生時代からアジア各国でフィールドワークを行っています。

そんな木村先生がフィールドでのご経験を交えてお話をしてくださいました。

 

揚子江でのヨウスコウスナメリの生息状況の調査から本種の保全施策まで、種の保全の過程が丁寧に語られ、保全の難しさを改めて感じることができました。

また、木村先生の主な調査手法であるバイオロギングや音響テレメトリーの技術に興味を持った人もいたようです。

 

 

本学の教員の専門分野とは異なるためか、鯨類に惹かれたのか、なんと学生・教員あわせて100人越え!の参加者が集まりました。

学生からもたくさん質問があり、また講演後にも質問をするために木村先生の前に列ができていました。

このようなセミナーは学生にとって貴重な経験になると思います(今回もなったはず!)。

今後も外部講師の方を呼んで、ライフサイエンスセミナーを企画していきます!  


 

参加学生の声(アンケートより抜粋)

  • 水族館で小型鯨類を見て楽しんでいたが、自然界で生きているものはこんなにも劣悪な環境で生きているのかと驚いた。

  • スナメリは目視での発見が難しいので音響調査の効率が良く、昼夜問わず音を発している事がわかったということに驚いた。

  • 生息域外保全で河川や湖を保護区にしたりなど、中国はとても思いきった政策をしたと思ったと同時に、漁師など生活と自然環境の両方を守ることの難しさを思い知った。

  • カワイルカについては小さいころに興味深く思っていて、その中のヨウスコウカワイルカの絶滅の調査に関わった方の話が聞けて嬉しく思った。

  • 水中に音があるとは知っていましたが、自然界の音があんなにあるとは知りませんでした。しかしそれ以上に、人が出す音でイルカが死んでしまう事に驚愕しました。水質や水環境が悪くなっていく中で、更に騒音も加わって、逆によく絶滅しなかったなと思いました。

  • 普段講義では聞けない海棲哺乳類の話はとても興味深かった。環境保全を考える際の人の暮らしとそこに生息、生育する生物の双方を護る難しさとても頭に残った。

  • 自分が1番興味を引かれた話は、最後の方に話していた海中の騒音問題の話です。海の問題としてマイクロプラスチックなどの話はよく出るけれど、海での騒音による生物への影響という話はあまり聞いたことがなかったのでとても面白かったです。

 

【リンク】

 

【関連ブログ記事】 

#海洋生物・環境コース #魚類生態学研究室 

      

2025年7月2日水曜日

教員採用試験の1次選考に向けた直前対策講座 物理と化学の演習を中心に


教職セミナーでは「直前対策講座」を毎週水曜1限に実施

教員採用試験の第1次選考(筆記)は7月に行われます。東北地方は7月12日(土)です。

 

4年生と相談した結果、理屈の理解が特に必要な物理と化学を集中的に対策することになりました。

4月から毎週水曜1限に実施してきました。本番直前の週まで実施します。

毎回、2名が講師役となり、ミニ解説と演習を行います
1名は物理、もう1名は化学を担当という形

ポイントをまとめた資料だったり、
過去問を用意して演習

分かるまで教え合ったりしています

 

4月~7月の演習内容は以下の通り(物理/化学)

良く出題されるものや対策が必要なものを考えて出してもらっています。

  • 熱とエネルギー/酸と塩基
  • 滑車の運動/濃塩酸の希釈
  • 電気回路/ボルタ電池・ダニエル電池
  • 弦の振動/相対質量と原子量 
  • 光の屈折/滴定実験 
  • 凸レンズ/酸化還元反応
  • ドップラー効果/沸点上昇と蒸気圧降下
  • 質量パーセント濃度、モル濃度、質量モル濃度 
  • 距離、速度、加速度(v-tグラフ) 
  • 摩擦力 
ポイントを絞っての説明で、効率良く勉強

今年は、宮城県のほかに
山形県、秋田県、青森県の受験者がいます

それぞれの自治体に合った対策が必要です
S6には各自治体の過去問や参考書が揃っています

 

教職教養については
人間学部の先生方が対策講座を開講
手厚く指導されています

「チーム教職」での取り組み

1次選考が終わったら、結果を待たずに
すぐに2次選考の対策を始めます
(集団討議・面接・模擬授業など)
 

 


教育実習シーズンでもあり、学生は卒業研究とも並行して忙しい日々

写真は石巻高校
(教員が巡回指導に行ったときのもの)

巡回指導とは、実習生の授業を参観して指導したり
面談(激励)したりするものです
 
教育実習で使いたいからと
透明骨格標本を借りていった学生も
(写真は有志の学生で作ったもの)

授業を受けた中学生はとても喜んでいたようです
写真ではなく実物が見れると、記憶に残りやすいですね!

 

春休み中の「地学の勉強会」

地学については、春休み期間中に毎年恒例の勉強会を行いました(2月・3月中、週1回)。帰省などで遠方にいる学生のことも考慮して、オンラインを併用して行いました。

まずは、1週間でテキストのひとつの章を各自が自習。各自が問題を用意してきて、みんなで解きます。そして、問題を用意した学生が解説を行うというスタイルです。

オンライン(zoom)の画面より

 

 

1~3年生向けには「物理の基礎講座」

6月5日から、主に1年生を対象にして、物理をキホンのキから学ぶ集中講義を実施しています。

高校で物理を習っていない人、習ったけど良く理解できていない人向けに、解説+演習という形で行っています。

(教員の会議がない)木曜4限5限
コンビニ裏のラーニングコモンズにて

1年生ではありますが、
さっそく過去問に挑戦してもらいました
最後にまとめのテストを行います


 

 

【関連ブログ記事】 

 #教員採用試験 #自然科学コース

昨年度の2次対策の様子↓↓↓