2025年4月22日火曜日

仙台うみの杜水族館の「深海ナイト水族館」に出展しました! 深海魚の触れ合い体験、深海魚ガチャ、透明骨格標本の展示など


3月15日(土)、仙台うみの杜水族館で開催された「深海ナイト水族館」に、地域水産利用学研究室(鈴木英勝教授)が出展しました。3年連続での出展で、今年は研究室の4年生6名が参加しました。

子供たちが深海魚にタッチ!
 

深海魚の触れ合い体験コーナーでは、サメガレイ、アカドンコ、ココノホシギンザメの実物を展示し、来場者の方に触ってもらいました。学生が深海魚の生態などの説明を加えるなどして対応しました。

また、無料の深海魚ガチャ、深海魚の透明骨格標本、深海魚で作成したプラスチックの展示なども行いました。プラスチックは卒業研究で作成された生分解性プラスチックで、微生物の働きで分解されて自然に還る性質を持っているものです。

研究室の4年生が来場者の方に説明


仙台うみの杜水族館の発表によると、「深海ナイト水族館」の来場者は約700名とのこと。

来館者の方は、普段では見ること触れることのない、深海魚の標本に触れる体験を楽しみました。子供たちにとっては、貴重な体験となったことでしょう。

ココノホシギンザメ

アカドンコ

サメガレイ




無料の深海魚ガチャも人気!

鈴木研究室では、毎年、ガチャガチャ大会を来館者向けに開催しています。今年は、次の商品をプレゼントしました。

  • ユメカサゴの透明骨格標本
  • アニサキスをグリセリンに閉じ込めたボールペン
  • 寄生虫アニサキスを樹脂に封じ込めた特製ストラップ
  • 深海魚のオニヒゲとムネダラのウロコのキーホルダー

ガチャガチャの商品

アニサキスペン

深海魚や未利用魚の食品化、深海魚の薬品・サプリメントへの応用、環境に優しいプラスチック作成など、深海生物の多様な利用方法についても紹介しました。

来館者の中には毎年この企画に来られている方や、新入生として生物科学科に入学される方(3月時点)、在学生、そして本学OB・OBの方も来られ、興味深く出展ブースを見学していました。


 

参加した4年生のコメント
久保田 悠真 さん
今回、仙台うみの杜水族館で開催された深海ナイトでは、ココノホシギンザメやサメガレイ、アカドンコの触れ合い体験で実際に触ったり、来場者の方々に名前や生態の特徴を説明したりと、貴重な体験ができました。

鳥山 蒼太郎 さん
私はガチャガチャの係をやりました。子供たちにコインを渡したら、ありがとうと言ってくれたり、その子の保護者の方が微笑んでくれたりと、嬉しい気持ちになりました。忙しかったですが、様々な人達と触れ合う良い体験になりました。

及川 雪水 さん
イベントでは、生き物に触れることができる展示を担当しました。開館直後から多くの方々に立ち寄っていただけて、とても嬉しかったです。同時に、深海の生き物に興味を持っている人が多いことを肌で感じました。

桑高 颯良 さん
イベントは大盛況!特に当研究室のガチャガチャは大人気で、お子さんたちが列を作 って楽しんでいただけたので良かったです。参加できてとても嬉しく、次回もぜひ参加したいと感じました。

板野 陽菜 さん
想像していたよりも多くのお客さんに参加していただき、幅広い年代の方に深海魚の魅力、面白さを伝えられるお手伝いができたので良かったです。また機会があれば参加してみたいと思いました。

黒澤 修 さん
実際に水族館を訪れたお客様に骨格標本の作り方や仕組み、研究室での研究内容などを分かりやすく伝えることができたのではないかと感じています。特に、大学のプレゼン発表の授業で身に付けた簡潔に伝える力や、小学生向けに伝える力を発揮できたのではないかと感じています。また、水族館のスタッフの方や研究室のメンバーなどと協力してイベントの設営を行い、コミュニケーションやチームワークなどを主体的に行えたのではないかと考えています。
地域水産利用学研究室のメンバー



【リンク】仙台うみの杜水族館のホームページ

 

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#地域水産利用学研究室 #海洋環境・生物コース #深海魚の紹介